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期 間: 2003年9月11日(木)~23日(火)
場 所: チェコ共和国 プラハ(トラック)、テプリッチ(ロード)
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9月11日(木) |
東京成田国際空港に9時に集合しましたがタンデム組の水澤耕一・葭原滋男組は欠場しました。選手7名 スタッフ11名で11時30分発の全日空便でフランクフルトに出発しました。
フライト時間11時間30分、現地時間夕方4時20分にフランクフルト着。フランクフルトからロード開催地のテプリッニにバスで移動しましたが、ドイツの高速道路(アウトバーン)が渋滞して390kmを10時間かかり夜中の3時にホテルに到着しました。
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9月12日(金) |
12時30分 トラック開催地のプラハに移動し、夕方4時30分からの指定練習で軽く汗を流しました。今日からはプラハにホテルを移動しました。
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9月13日(土) |
12時から1時30分の指定練習。
アップ Blue Line20Lap、Sprint Rein 20lap、S.S100mx1set W.S 100mx1set。
タンデムはF.S 100mx1set S.S 100mx2set。
午後から雨になってきました。
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9月14日(日) |
大会初日。
タンデムスプリント予選の丹沢秀樹・大城竜之ペアーは7位(11.378)で1/4決勝へ進出。トップはAUS チームの10.794。
1/4決勝ではイギリスチームと対戦して2本連取され、惜しくもストレートで敗退しました。
LC1 1kmの佐久間明夫は1.19.707で11位。高橋朝之は1.21.453で16位。トップはオーストリアのエイベック・ウォルフガングの1.12.595でした。
LC2 1kmの大橋俊明は1.26.040で10位。トップはチェコのイェゼック・ジリの1.14.266。
CP4 1kmの江嶋元気は1.27.077で9位。トップはオーストリアのクリストファー・スコット。
タンデム4km組は4.54.70の7位で2日目の1/4決勝に進出。予選トップはオーストラリアチームの3.49.458でタンデムチームの7位は過去に無い良い成績でした。
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9月15日(月) |
タンデムチームの2回戦はスペインと対戦しましたがラスト410mで追抜かれ7位に終わる。
CP4 3kmの江嶋元気は4.44.080で9位。トップはオーストラリアのクリストファー・スコットの3.46.915。
LC2 4kmの大橋俊明は6.12.125で9位。トップはスペインのロベルト・アルカドの5.07.317。
LC1 4kmの佐久間明夫は5.43.874で15位。高橋朝之は5.47.778で17位。トップはオーストリアのエイベック・ウォルフガングの5.01.790。
LC1の佐久間明夫は自己新記録を出しましたが目標の10位以内には入れませんでした。
今日は天気も良く気温は25度近くまで上がりました。
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9月16日(火) |
今日も昨日と同じく気温が25度近くまで上昇しました。
メダル獲得が期待されるタンデム1kmTTは12時5分から競技開始。日本チームは19チームエントリーの中で17番スタート。この時点でのトップタイムは4番目スタートのイギリスチームが出した1.05.920です。
最初のラップは0.14日本チームがリード、2ラップも0.04リード、最終ラップで0.50逆転されイギリスチームとの差は0.353。日本チームはこの時点で2番手となる1.06.273のタイムを出し残り2チームの結果を待ちます。
最終スタートの優勝候補オーストラリアチームが、1回目のスタートはスプロケットのゆるみ、2回目はバックステーの亀裂により残念ながらスタートできず棄権となり、日本チームの銀メダルが確定しました。今回はオーストラリアチームの失敗で銀メダルがとれましたが、練習次第では世界が狙える位置にきました。
夕方ロード会場のドイツに近いTeplice(テプピッチ)に移動しました。
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9月17日(水) |
7時朝食。9時からコースを3周回~5周回練習。午後2時30分からタンデム組、小川睦彦がコースでトレーニング。
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9月18日(木) |
7時朝食。9時から全員でコースを3周回~5周回練習。夕方5時から監督会議。
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9月19日(金) |
ロードレース初日。ロードコースは1周回7km。
10時からタンデムロードレース15周回が105kmで行われ、早い周回では11分台で回り後半では9分台に入りました。日本チームは2時間40分59で参加28チーム中19位。優勝はカナダチームの2時間30分38秒でした。
午後3時45分からCP2(脳性麻痺)3輪レースがあり小川睦彦は参加12人中5位に入りました。
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9月20日(土) |
9時から全種目のタイムトライアルが始まりました。
タンデムは2周回で行われ日本チームは20分00秒33で参加28チーム中18位。優勝は17分38秒39のスペインチーム。
LC1の佐久間明夫は23分09秒52で参加25チーム中23位。高橋朝之は23分28秒54で25位に終わった。優勝は19分05秒15のイタリアチーム。
LC2の大橋俊明は24分32秒05で参加24チーム中22位。優勝は19分59秒89のエジプトチーム。
CP4の江嶋元気は26分08秒80で参加15チーム中15位。優勝は20分08秒55のオーストラリアチーム。
CP2の小川睦彦は14分55秒34で参加12チーム中5位。優勝は13分19秒64のアメリカチーム。
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9月21日(日) |
9時からLC1のロードレースに高橋朝之と佐久間明夫が出場しました。
周回は11Lap 78.1km。高橋朝之は2周回で集団から遅れ21位、佐久間明夫は終始集団で走行し最終回でアタックをしましたが20位に終わりました。
優勝は常にトップを走っていたフランスのマリー・ビショット。毎週回10分40秒台から10分50秒台での周回でした。
CP4の江嶋元気は12時15分のスタート。周回は7Lap49.7kmです。早い周回で集団から離れましたが健闘し14位で完走しました。優勝はオーストラリアのピーター・ホーマン。毎周回11分40秒台で走行していました。
LC2の大橋俊明は14時45分のスタート。周回は9Lap63.9kmです。このクラスも10分30秒台で周回し、大橋俊明は早い周回で離れると、最後1周回で周回遅れになり23位でゴール。 優勝はゴ-ルスプリントに勝ったルーマニアのヤー・モルテン。
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9月22日(月) |
朝7時、ロード会場のテプリッチかプラハを経由しドイツ南のルーテンブルグ経由でフランクフルトに10時間かかって到着。フランクフルトから夜8時20分に出発し成田国際空港に23日午後2時40分に到着しました。
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今回のヨーロッパ選手権には、アテネパラリンピック出場権をかけて38ヶ国から500名が参加しました。
日本チームの健闘が光りましたが、中でもタンデムの丹沢秀樹・大城竜之ペアーの銀メダル、脳性麻痺の小川睦彦の三輪のロードT.T 5位、ロードレース5位は見ごたえのあるレースでした。
今大会への参加をサポートして頂きました、アラヤ工業、マヴィック、ダイナソア、メダリスト・・・皆さんに感謝します!
日本障害者自転車協会HP http://www.jcadweb.com/
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