第4回競輪政策決定会議の審議結果について

配信日:2004年3月10日
2004年3月ニュース一覧に戻る

3月10日、平成15年度の第4回競輪政策決定会議(議長 小川邦夫 日本自転車振興会会長)が開催され、平成16年度の競輪構造改革への取り組みが決定されましたのでお知らせいたします。


 
競輪構造改革への取り組みについて

「わくわくする競輪」を目指します!
平成16年度は、「競輪構造改革3ヵ年」の総仕上げの年として位置付けられています。引続き、「お客様本位の魅力ある競輪の実現」と「競輪事業の経営基盤の強化・確立」を重点事業に掲げ、魅力ある「わくわくする競輪」を目指していきたいと考えております。


平成16年度の構造改革に対する決定事項


1.おもしろさを提供します。

(1)新しい対戦システムを導入します。
  FIIの「A級10レース・1概定番組制」を、「2概定番組制」とする新しい層内対戦システムを、16年7月を目処として、試験的に導入します。これにより、最終日の決勝戦が2レースに増える等、面白い番組を提供いたします。


(2)国際競輪が新しくなります。
  ア.
イ.


ウ.

エ.

オ.
カ.
参加外国人選手数: 8名から9名に増えます。
開催数: 全5戦(5場)でしたが、全12戦(12場)にスケールアップします。また、12戦の成績から外国人選手の上位者3名が、5月に四日市で開催される「ワールド・グランプリ」に進み、日本人トップ選手6名と対戦します。
レース数: 2レースのトーナメント戦でしたが、FIとして位置づけられ、6レースのトーナメント戦となります。
競走得点: 国際競輪は競走得点の対象外でしたが、日本人選手、外国人選手ともに競走得点の対象となります。
日本人選手: S級上位のトップ級選手が参加します。
ショーアップ: 先頭誘導選手の自転車が、オリンピック等で使用されているものになる等、よりショーアップされたものになります。


(3)新しい賭式を調査・研究いたします。

  勝者投票方法については、他公営競技における新投票方法の導入動向を視野に入れて、調査・研究を行います。

(4)エンターテイメント性を高めるための施策を展開します。

  ア.
イ.
レース映像と関連音楽等を見直します。
場内情報を発信する場内スタジオを設置します。


(5)アテネオリンピックでの「ケイリン」を積極的にPRします。

  ア.
イ.
ウ.
エ.
テレビで特別番組等を放映していきます。
新聞及び雑誌で広告を展開していきます。
競輪場及び周辺地域でイベントを実施していきます。
インターネット等を利用して「応援キャンペーン」を実施していきます。


2.親しみやすさを提供します

  ア.
イ.
ウ.
競輪場に対して親しみを感じていただける競輪場の施設作りを実施します。
地元選手と周辺住民とのふれあいを深化させるような、PRや交流イベントを実施します。
観光産業とのタイアップや企業広告の出稿等を通して、地元企業との協業化を積極的に推進し、地元に密着した競輪場を目指します。


3.わかりやすさを提供します

  審判判定映像の放映場所を拡大します。
現在は、ファンの皆様に、開催本場のみで審判判定映像をお見せしていますが、4月1日より、場外及びCS放送(スピードチャンネル)でも見られるようになります。


4. 便利さを提供します

(1)インターネット投票をより便利にします。
  パソコン及び携帯電話上のオッズから直接投票が出来る「オッズ投票」を、6月から実施し、より使いやすいインターネット投票を提供します。


(2)車券購入場所の拡大に努めます。
  15年度に6場の「専用場外車券売場」を新規開設しましたが、更に設置を推進します。特に、構造改革特別区域(特区)事業の一環として、駅前や商店街等に「ミニ場外」を新設することを検討し、より車券を購入しやすい環境を提供したいと考えています。