若生武則の 「ナショナルチーム・コロラドスプリングス合宿レポート」

配信日:2004年7月29日
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若生武則の 「ナショナルチーム・コロラドスプリングス合宿レポート」


 こんにちは、けいりんマガジンの若生です。
先日、コロラドスプリングスまでナショナルチームを追いかけて行ってしまいました。コロラドスプリングスと言えば、あの中野浩一氏が世界選で10連覇を達成したところでもあります。行き方は色々有るようで、一般的には、ロス、サンフランシスコから乗り継いで行くようですが、私はなぜかシカゴまで行って戻る形でコロラドスプリングスに。コロラドというと、パッと思いつくのは高橋尚子氏の合宿場でもあるボルダーを思い浮かべる方が多くいらっしゃると思います。ボルダーはコロラド州でも北の方で、コロラドスプリングスは、南の方になります。どのような土地柄かというと、一方は標高4000mを越える山の裾野に広がった町で、本当に何も無いところ。町自体の標高も1800mと結構高いところに有り、酸素摂取能力を高めるにはもってこいの場所です。天気は、意外に、雨が降る場所で、緑が大変美しいところです。コロラドというと荒涼としたイメージが有ったんですが全く違いました。



  さて、日本を代表する伏見俊昭、長塚智広、井上昌己、大菅小百合の4選手はこのような環境が整った中でオリンピックに向け、セブンイレブンベロドローム(周長333m)で最後の仕上げをしています。
 私が行った日には午前はバンク内で、スタートの練習を丹念にしていました。そして午後からはロードに出るという予定だったのですが、サンダーストームが来襲。ロードは取りやめになったようでした。
 このベロドロームが有るところはオリンピック記念公園内で、他のスポーツ施設も充実しており、設備の整ったトレーニングジムでウエイトの練習もみっちり出来るようです。
おのおのの選手の表情は明るく、トレーニングに充実している様子です。
この後、帰国しまたアテネに向けて出発するのですが、ニッポンの為に、競輪の為に、ファンの為に、そして自分達の為に、頑張ってほしいですね。