アテネオリンピック代表選手団を励ます会が行われました!  

配信日:2004年8月6日
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 本日6日、東京ドームホテル「シンシアの間」において、寛仁親王殿下ご臨席の下「第28回オリンピック競技大会(2004・アテネ)自転車競技日本代表選手団を励ます会」が行われました。その模様をお伝えします。



 日本自転車競技連盟岩楯会長よりご挨拶がありました。「ゲイリー・ウエスト代表監督の指導によって、日本選手団は最高の状態に仕上がっています。その成果をぜひ本番で発揮してください。」


 寬仁親王殿下より激励のお言葉がありました。「私が自転車競技と関わったのは前橋で世界選手権が行われたときからです。そのとき調べて感心したのが、自転車競技の世界選手権はオリンピックより歴史があり、また日本選手は結構いい成績を修めているんで
すよね 。それで寛仁親王牌という競輪も作っていただき今に至っています。私はスキーを専門にやっているのですが、スキーでは選手を育てるのに20年かかると言われています。ゲイリーコーチが来てからまだ5年
しか経っていないので、皆さんどうか長い目で自転車競技を見てほしいと思います。選手諸君は結果を気にせずに気楽に頑張ってください。この自転車競技の世界は、日本のスポーツ界でもベストと言えるぐらいの環境が整っています。しかし、報道等によるとアテネはあまりいい環境ではないようです。ただ、そういう厳しい中で結果を残すのが一流の選手なのです。今は科学のスポーツの時代です。根性だけという時代は終わりました。コーチの言うことをよく聞いて、日本代表としての誇りを持って頑張ってきてください。」

 選手団を代表して、斑目コーチより決意表明がありました。「寛仁親王殿下に温かい激励のお言葉をいただいて、なんとか結果を出したいという気持ちが強くなりました。選手がやりやすいように環境を整えるのがコーチの役目です。近代オリンピック発祥の地アテネでがんばってきます。応援よろしくお願いします。」

 自転車競技日本代表の皆さんです。これから国内で最終調整し、アテネに向かいます。
   必勝の文字が書かれた旗に代表選手1人1人が思いを込めてサインをしていました。

 


 その後、和やかな雰囲気の中懇親会が行われました。

日本オリンピック委員会竹田会長よりご挨拶がありました。「オリンピックでの活躍は日本人に大きな勇気を与え、子供たちには夢を与えます。ロサンゼルス・アトランタ各大会で銅メダル獲得と自転車競技には活躍していただいておりますが、アテネでもぜひメダルを狙ってがんばっていただきたいと思います。」

トラック・チームスプリント代表の伏見俊昭・長塚智広・井上昌己の3選手です。コロラドでの合宿も充実していたようで、3人とも自信にあふれた様子でした。この後、伊豆のサイクルスポーツセンターで最終調整を行い、来週にはアテネに出発するそうです。日本が誇る競輪の力を世界に見せつけてほしい!


 寛仁親王殿下と談笑する伏見選手。トレーニングの苦しさや競技のポイントなどの伏見選手の話に殿下は熱心に聞き入っておられました。
   女子500mタイムトライアル代表大菅小百合選手です。大菅選手もコロラドの合宿に参加していて、調整も上手くいったそうです。活躍期待したいですね。

 

 トラック・ポイントレース代表の飯島誠選手とロード
代表の鈴木真理選手です。2人ともリラックスした表
情でした。



 いよいよアテネオリンピック開幕まであと1週間。「競輪らんど」ではアテネオリンピック自転車競技の結果を速く詳しくお伝えする予定ですので、ぜひご覧ください。代表選手の皆さんにはベストの体調で本番に臨んでもらい、いい結果を出してほしいですね。そのためには皆さんの応援が不可欠。熱烈応援で目指すは金メダル!自転車競技の活躍にご期待ください!