第91回生徒第1回トーナメントは適性組の橋爪 亮生徒(群馬)が優勝!

配信日:2006年2月1日
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 2月1日(水)、日本競輪学校南400mピストにおいて、第91回生徒第1回トーナメント(2日目)が行われました。午前中に準決勝競走3個レースを含む3回戦目、午後に決勝競走を含む4回戦目が実施されました。前日に引き続きあいにくの雨、午後からは風も強くなる中、寒さを吹き飛ばすような熱戦が繰り広げられました。
優勝したのは準決勝で先行逃げ切り、決勝では強力な捲りを放った適性組の橋爪 亮(群馬)生徒でした。

第3回準トーナメント

優勝した橋爪 亮生徒(群馬・23歳)のコメント
「決勝は群馬勢が3人揃っていたので、一番前は先行力のある石川くんに任せてラインを組み、3人の中から優勝者を出そうと話をしていました。それが実現し、しかも自分が優勝ということで二重にうれしいです。石川くんが強力なので、番手の位置は他の生徒から狙われるということはあらかじめ予測済みでした。石川くんには『行きたいところから構わず行って下さい』と言われていたし、分断されるようなことがあれば篠原くんと2人で巻き返そうとも話していたので、野本くんが単騎で番手を取りにきても慌てずに対処できました。準決勝のようなレース(先行逃げ切り)を続けていき、周りの生徒から一目置かれるような先行力を身につけて卒業記念レースに臨みたいと思っているので、これからも頑張っていきたいです。」
橋爪生徒の担任である家入正三教官(熊本・52期・引退)のコメント
「私も適性入校だったので、彼には日頃から『ヘタな小細工をせずに、体力を活かした自力での競走を心がけるように』と指導していました。滝澤正光選手(千葉・43期)をはじめ適性出身でも強くなった選手はたくさんいるので、そういった先輩方を目標としてこれからも頑張ってもらいたいです。」
2着の篠原 忍生徒(群馬・23歳)のコメント
「決勝は群馬勢が3人だったので、ラインを組んでワン・ツー・スリーを狙っていました。展開等もあって実現できませんでしたが、ワン・ツーだったので良かったです。2着になれたのは準決勝も含めて石川くんのおかげだと思います。ただ、準決勝も決勝も好位置を回りながら差せず2着だったので、今後はチャンスをキッチリ活かしきれるように頑張りたいです。卒業記念レースのときに今回生の群馬出身4人全員が決勝に乗れるようにみんなで盛り立てていきたいです。」
3着の柴﨑俊光生徒(三重・21歳)


「群馬ラインが強力だと思っていたので、群馬の4番手からという作戦でいました。展開は思い通りでしたが、流れが速くてついていくだけでいっぱいでした。悔しかったです。第2回トーナメントも卒業記念レースもとりあえず決勝には乗りたいと思っているので、これからも頑張っていきたいです。」
決勝競走展開

 石川-橋爪-篠原-柴﨑-倉野-菅田-三澤-山下-野本で周回を重ねる。赤板で野本が単独で上昇、先頭員を交わして打鐘。石川が先行体勢に入るとその番手に野本がはまり、石川-野本-橋爪-篠原-柴﨑-倉野-菅田-三澤-山下で最終ホームを通過。最終2コーナー、3番手で落ち着いて機会を窺っていた橋爪が捲り発進、篠原-柴﨑-倉野を引き連れてそのままゴール、スピードスケート出身の豪脚を見せつけた。


決勝戦スタート
決勝戦ゴール
 
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