第91回生徒が日本選手権競輪でネクストジェネレーションレースに参加しました

配信日:2006年3月25日
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 3月25日(土)、第59回日本選手権競輪【GI】5日目が開催されている立川競輪場で、第91回生徒がネクストジェネレーションレースに参加しました。今回は誘導速度を現行の競輪競走よりもアップしスピーディなレース展開を目指した9車立ての競輪競走です。フレームは扁形パイプを使用し剛性を高め、ホイールには空力特製に優れたエアロダイナミックホイールを使っています。

 レースは石川雅望生徒(群馬)と藤野孝彦生徒(佐賀)の壮絶なもがき合いをバックから高橋紀史生徒(秋田)が豪快に捲り1着でした。スピード感ある迫力あるレースにお客様から大きな声援と拍手が送られました。

 その後生徒たちは場内で中野浩一さん司会のトークショーに参加。生徒たちは大勢のお客様を前に緊張気味。それでも「目標とする選手は?」という中野さんの質問に「もちろん中野浩一さんです」と空気を読んだ(?)答えも飛び出し、会場は大いに盛り上がりました。

 また場内では、アテネ五輪で使用された自転車や自転車競技を紹介するパネルなどが展示され、お客様の注目を集めていました。

発走前
出場9選手
   
場内イベントに参加
場内展示ブース
   


レースリプレイ

柴崎がSを取り藤野を迎え入れ、周回は藤野ー柴崎ー大西、高橋ー房州ー金澤ー菅田、石川ー伊東で周回を重ねる。打鐘で石川が上昇し、最終ホームでは藤野と激しいもがき合いになる。両者のつばぜり合いは最終バックまで続き、外並走3番手に位置していた高橋が3コーナーで豪快にまくり切りそのまま1着。2着に追走した大西、3着に菅田が入った。

最終1センター

最終2センター

ゴール

   
一着 高橋紀史生徒のコメント

高橋紀史生徒今日は競輪祭のように北日本で連係してその中から1着が出ればいいなと考えながら走りました。バックで捲りましたが、バック追い風で予想以上にスピードに乗ることができました。立川競輪場は今回初めて走りましたが、直線が長くてどこからでも逆転できるという印象を持ちました。自分の脚質はスプリンターで、三宅伸選手が持っていた200mの学校記録を更新することができました。その時は自分自身でも驚いてしまいました。もうすぐ卒業記念ですが、今出せる力をとにかく出し切って優勝したいと思います。デビューしたら先行主体で自力で勝てる選手になって、いつかGIを優勝したいです。
   
2着 大西祐生徒のコメント

大西祐生徒 今日はラインの3番手なので4コーナーまでついていってそこから直線勝負しようと考えていましたが、結局は自力で踏み出して高橋君を追走するような形になりました。踏んだ感触がよく、スピードにうまく乗ることができました。立川はお客さんも多くて緊張しましたが、自分もこういうところで走りたいなと思いました。トーナメントは1回戦も2回戦も準決勝の壁が厚かったので、卒業記念では決勝戦に乗ることが目標です。自分の脚質はスプリンターと地脚の中間のような感じです。目標とする選手は、89期の橋本強さんのように自力で動けるような選手になりたいです。橋本さんには高校時代から憧れていました。デビューしたら、選手の最高峰であるS級1班を維持することを目標にがんばりたいです。
   
3着 菅田壱道生徒のコメント

菅田壱道生徒今日は北日本ラインの4番手だったので、1着は難しいがチャンスがあればと思ってレースに臨みました。自分で踏んだ感触はかなり良かったんですが、前が離れてたので三着が一杯でした。競輪祭でも走らせてもらえましたが、やはりダービーの雰囲気はまた違う感じがして、こういう雰囲気の中で自分も戦いたいなと思いました。これから卒業記念がありますが、決勝に乗って一つでもいい着を取れるようにがんばります。デビューしたら先行でS級に上がって目標とする父(菅田彰人)や伯父さん(菅田順和)を超えるような選手になりたいです。
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