日本競輪学校 第91回生 卒業記念レース 第2日目レポート

配信日:2006年4月5日
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十何年か振りの雨の中のレースとなった91回生卒業記念レースは、佐賀の藤野孝彦生徒が見事優勝を飾りました。最終ホームで5人落車がありましたが、位置をキープし最終3コーナーから捲って出て1着。息子の応援に来ていたお父さんの藤野義高選手(S級1班)も大喜びだったようです。

こんにちは。KEIRINマガジンの若生です。91回生は7月デビューを飾ります。ファンの皆様、盛大なる応援をお願いします!

表彰台
 
決勝戦レースリプレイ

 山下渡がSを取り、周回は山下渡ー柴崎淳ー林巨人ー藤野孝彦ー房州輝也ー高橋紀史ー菅田壱道ー嶋貫高大ー大西祐。赤板で大西が上昇し、打鐘で先頭に立つ。打鐘後3コーナーから房州がカマシを打ち最終ホームで主導権を取るが、三番手がもつれ柴崎、菅田、林、山下、嶋貫が落車してしまう。最終バックを房州ー高橋ー大西、三番手を藤野が外側並走した状態で通過。最終3コーナーから藤野が踏み込み、番手から高橋が合わせるが、スピード勝る藤野が直線追い込み優勝。2着に高橋。3着に大西が入った。


スタート

赤板

打鐘

最終ホーム

最終バック

ゴール!
 
二日目 決勝戦
直線追い込んで優勝の藤野孝彦

「柴崎(淳)の後ろにいこうと思ったら落車が起こって、でも、4番手につけた時点で優勝できるかもと思いました。最後、ノリ(高橋紀史)に合わせられたんですけど、そんなに踏んでなかったのでこれはいけると思いました。優勝できて嬉しいのひと言ですね。これからは在校1位の名に恥じないように頑張ります!」
2着の高橋紀史

「悔しいです。最後にあわせたんですけど、藤野さんのスピードの方が上でしたね。この借りはルーキーチャンピオンレースに出て、そこで優勝したいと思います。それが今の目標ですね」
3着の大西祐

「ずっと高橋の内にいて動けなかったんで…何もできなかったことが悔しいですね」

レースを見に来ていた父・藤野義高選手は「嬉しかですね、やっぱり。ハングリー精神を培わないといけないだろうと思って、『在校1位になって来い』とは言っていたんですけど、まさかさらに卒業記念レースまで優勝してくるとは思いませんでした。プロの世界は厳しいと思うけど、自分を見失わずに頑張ってほしい」
 
 
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