|
本日、吉岡稔真選手(福岡・65期)が現役引退を表明しました。共同記者会見の模様をお伝えします。
|
氏 名 |
吉岡 稔真
|
フリガナ |
ヨシオカ トシマサ |
期 別 |
65期 |
府 県 |
福岡県 |
登 録 |
平成2年3月5日 |
生年月日 |
昭和45年6月15日 |
血液型 |
A型 |
身 長 |
175cm |
体 重 |
80Kg |
|
|
|
|
(引退レースを終えて)言葉に言い表せない安堵感みたいなものがありますね。
引退を考えたのは去年のオールスターが終わってから。その頃から少しずつ、一つのレースでも体が悲鳴を上げていたので、もう無理かなと思いました。でも、ここで終わるとファンの皆さんがせっかく応援してくださったのに何も返せずに終わってしまうのは悪いと思ったので、もう一回特別競輪を狙い、そして獲って、その後にもう一度考えようと思いました。(引退という)気持ちを固めたのはダービーを優勝した時点。でも、こうやってタイトルを獲って良い気分で走れるのはもうないと思ったので、オールスターまでは自分なりに緊張感を持っていたつもりです。
自力選手の割には落車が多かったし、今年の練習中に落車したケガが尾を引いて傷が痛んだりと悪循環の部分があったので、肉体的に一つのレースで結果を出すというのが少しずつ難しくなってきて、4日間を戦える体ができなくなってきたかなというのを感じたので、そろそろ信号が出てきたのかなと思っていました。
このグランプリという大舞台で走れるということ自体が難しい中、この舞台で自分の進退を決められるということは、本当に光栄だと思っていたので、良い形で自分の進退にピリオドを打ちたいと思っていました。選手になったときも自分一人で決めたんですが、辞めるのも自分で決めました。ただ、両親には競輪場に入る寸前に伝えたんですが、自分の弟子たちにはひとつも言っていなかったんです。でも、今日この場にあれだけたくさん来てくれたのはびっくりしたし、あれだけの弟子に囲まれて、ファンの方に見守ってもらえたので、自分としては本当に光栄だと思っています。
中野浩一さんから逃げ切った前橋の準記念も記憶に残っていますし、神山雄一郎さんと最後ゴールまで争った95年のグランプリも残っています。でも、やっぱり今までで一番印象に残っているレースは、地元の競輪祭を21歳の時に優勝したときですね。
今後のことは何も考えていないので、1、2か月はゆっくりしたいと思いますし、吉岡稔真という名前を全国で知ってもらえたのが競輪だと思っていますから、全国の競輪場に御礼の挨拶回りをしたいなと思っています。
今年は九州の流れが良くて、グランプリにも合志、井上昌己と二人の後輩が乗ってきて、記念でも荒井なり九州の若手がだいぶ活躍したと思うので、今年を期に来年、再来年と九州をどんどん若手が引っ張っていって、自分の弟子もその中で引っ張っていってもらいたいと思います。
今日は特別選手紹介が終わってから、ファンの方の声援と、周りの何ともない雰囲気でちょっとずつ涙があふれてきたし、レースにいたっても周回を重ねるたびに涙がでてきて、ファンの方には悪いですけれども、レースにならない状態でした。でも、その中でゴールできたし、また、あれだけのファンの方の声援をいただけたので、満足のいくレースだったと思います。
17年間、選手をやってきて、良い時も悪い時も暖かく大きな声で応援していただいて、それが自分のエネルギーとなってここまで頑張ってこれたと思います。本当に、ファンの皆さんには暖かい声援をありがとうございましたと言いたいです。
選手としてやり残したことはありません。17年間、自分としては悔いのないレースをしてきたと思うので、選手生活に関して悔いはありません。 |
|
|
競輪場 |
成績 |
デビュー |
平成2年4月7日 |
小倉競輪場 |
(8)・9・3 |
初勝利 |
平成2年5月27日 |
前橋競輪場 |
5・1・7 |
初優勝 |
平成2年7月16日 |
佐世保競輪場 |
(4)・3・(1)
|
|
出走数 |
1着 |
2着 |
3着 |
着外 |
棄権 |
失格 |
獲得賞金 |
獲得賞金
順位 |
デビュー~
昨年12月 |
1217 |
567 |
133 |
100 |
394 |
15 |
10 |
\1,593,766,299 |
- |
昨年 |
95 |
37 |
12 |
10 |
36 |
0 |
0 |
\64,462,222 |
16位 |
本年 |
62 |
19 |
3 |
3 |
37 |
0
|
0 |
\94,898,000 |
- |
通算 |
1279 |
586 |
136 |
103 |
431 |
15 |
10 |
\1,688,664,299 |
- |
競輪名称 |
開催初日 |
競輪場 |
成績 |
第47回競輪祭 |
平成18年1月26日 |
小倉 |
4・1・3・(7) |
第59回日本選手権 |
平成18年3月21日 |
立川 |
(1)・(4)・1・(1) |
第57回高松宮記念杯 |
平成18年6月1日 |
大津びわこ |
9・8 |
第15回寛仁親王牌 |
平成18年7月1日 |
前橋 |
9・1・3・2 |
第49回オールスター |
平成18年9月2日 |
花月園 |
(3)・7 |
KEIRINグランプリ06 |
平成18年12月30日 |
京王閣 |
(9) |
第45,49,51,59回日本選手権 |
(H4.3前橋)(H8.3千葉)(H10.3西武園)(H18.3立川) |
第34,35,36回競輪祭競輪王 |
(H4.11小倉)(H5.11小倉)(H6.11小倉) |
ふるさとダービー |
(H4.12別府)(H5.8武雄) |
KEIRINグランプリ'92,'95 |
(H4.12平塚)(H7.12立川) |
第3回寛仁親王牌 |
(H6.10前橋) |
第47,48回高松宮記念杯競輪 |
(H8.6大津)(H9.6大津) |
第15回全日本選抜競輪 |
(H11.8大垣) |
第16回共同通信社杯 |
(H15.10広島) |
|
|
|