第93回生徒"登坂王決定戦"西谷生徒が優勝!!

配信日:2007年1月18日
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 1月17日(水)、第93回生徒の“第1回登坂王決定戦”が行われました。競輪選手の誰もが競輪学校の苦しい思い出として振り返る登坂走路。全長280mのうち80mある登坂部の最大傾斜は30%とまさに圧巻です。生徒たちは合図と同時にスタートし、200mの平坦部で加速をつけ、登坂を一気に駆け登ります。
予選は3回戦のトライアルで行われ、着位上位者18人が準決勝(3個レース)に進出し、決勝は6名に絞られました。

【決勝競走結果】
1着 西谷 岳文(大阪)
2着 川村 哲也(静岡)
3着 羽石 国臣(栃木)
4着 武田 憲祐(神奈川)
5着 阿部 兼士(福岡)
失格 水谷 好宏(滋賀)

 決勝はスタートと同時に水谷生徒と西谷生徒が飛び出し、他の4人に差をつけての一騎打ち。序盤からわずかにリードしていた水谷生徒がそのまま先頭でゴールし、西谷生徒が続きました。優勝かと思われた水谷生徒でしたがフライングの判定で失格となり、西谷生徒が繰り上がって優勝に輝きました。奇しくも今日は西谷生徒の28歳の誕生日。登坂王決定戦での優勝は西谷生徒にとってささやかなプレゼントとなったようです。

スタートダッシュ 決勝競走
 
第1回"登坂王決定戦"各生徒コメント
西谷生徒

【第1位】
西谷 岳文(生徒番号39・大阪・28歳)

「優勝できてうれしいです。帰省中は満足いく練習ができず、帰校後にスムーズに訓練に入っていけるよう、学校で学んだトレーニングの復習をするような意識で一通りやってきたという程度でしたので、今回の優勝は自分でもびっくりです。決勝は繰り上がりでしたが、力は出せたと思います。現在は黒帽(※1)で持久力が課題ですが、高いレベルの訓練で自分を磨きたいという気持ちが強いので、エリート候補班(※2)に上がれるよう、日々精進して課題を克服していきたいと思います。」
※1 スピードはあるが持久力に難のある者がかぶる訓練帽のこと。
※2 スピードも持久力もある者が選抜される。使用教場やメニュー等で優遇を受ける。

   
川村生徒

【第2位】
川村 哲也(生徒番号58・静岡・26歳)

「持久力がないので最初は押さえて後半勝負しようと思っていたのですが、他の人のスピードにつられて結局最初から全力で踏んでいました。適性で入学し、自転車は2年間のブランクがあるので、今は少しでも上にいけるように日頃の訓練でできることを一つ一つこなしていこうと思っています。」

   
羽石生徒

【第3位】
羽石 国臣(生徒番号1・栃木・32歳)

「脚の状態が良く、自信もあっただけに優勝できなかったのが残念です。決勝ではフライング等ハプニングもありましたが、それも含めて勝負は時の運。次は優勝できるように頑張ります。」

 
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