第93回生徒 第1回準トーナメント、阿部兼士生徒(福岡)が優勝!

配信日:2007年6月4日
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 5月31日(木)~6月1日(金)、日本競輪学校333mピストにおいて第93回生徒にとって初めてのトーナメントとなる第1回準トーナメントが行われ、阿部兼士生徒(福岡)が優勝しました。
 今回の準トーナメントは4回戦制。31日(木)午前にオール予選競走(8個レース×2回戦)のトライアルで行われ、着位の合計の少ない者から順に1日(金)午前の準決勝競走に進出し、同日午後に準決勝を勝ち上がった9名による決勝が行われました。
 現時点での在校1位である三谷政史生徒(滋賀)の追い上げを許さず、先行した水谷好宏(滋賀)の番手から1着を勝ち取った阿部生徒の鋭い差し脚と競走センスが光った決勝戦でした。

 
決勝競走展開
 水谷がSを取り、4周2センターまで水谷-阿部-相馬-栗田-三谷-丸山-片岡-古川-豊岡の順で周回を重ねる。終始相馬の後ろを取り合う栗田と三谷が並走していたが、三谷が先頭員退避と同時に仕掛け、阿部の後ろにうまく回る。相馬と栗田は展開に乗れず後退。最終周回2センター付近から番手にいた阿部が一気に追込み、1着。水谷は交わされ2着。三谷も追い上げるが最後届かず、3着であった。
 
発走前 決勝ゴールの瞬間
発走前
決勝ゴールの瞬間
 
優勝した阿部 兼士生徒(福岡・23歳)のコメント

阿部 兼士生徒

優勝した阿部 兼士生徒(福岡・23歳)

「展開に恵まれました。積極的にSを取りに行こうと思ったんですが、水谷生徒にとられてしまったので、後ろについていこうと考えて周回を重ねました。結局、最終BS過ぎまで番手にいられたので、これはもう行くしかない!と。調子は上向きですね。実は春帰省後、ほぼ毎日早朝自主トレをしていて、その成果が出てきているようです。今後も練習を積み重ね、さらにレベルアップしていきたいです。」

 
 
2着の水谷 好宏生徒(滋賀・24歳)のコメント
水谷 好宏生徒 2着の水谷 好宏生徒(滋賀・24歳)

「最初からSを取って先行勝負するつもりで、誰かが押さえにきたらまくりに切り替えようと考えていましたが、後ろから誰も来ず、先頭員も最大限に使えたので自分のタイミングで仕掛けることができました。それだけに最後に差されてしまって悔しいです。競走で自分の力を最大限に出し切ることの難しさを改めて感じますね。力が入り過ぎても抜け過ぎてもいけない。リラックスしているつもりでも打鐘あたりから体に力が入っていくのが分かるんです。それと、最終の4コーナーからもっと踏み直しがきけばと反省しきりなので、訓練で粘れる脚をつけていきたいと思っています。」
 
 
3着の三谷 政史生徒(滋賀・24歳)のコメント
三谷 政史生徒 3着の三谷 政史生徒(滋賀・24歳)

「敗因は脚がないことです。悔しいです。あれだけすんなり先行させてしまったら番手が勝ちますよね。自分で押さえに行って先頭員を切るつもりでしたが、先頭員のスピードが予想以上に上がったのでどうすることもできませんでした。次回のトーナメントでの完全優勝を目標にして、もっともっと練習してきます!」
 
 
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