第94回生徒“第1回登坂王決定戦”愛敬 博之生徒(愛知)が優勝!

配信日:2007年7月19日
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 7月17日(火)と18日(水)、第94回生徒の“第1回登坂王決定戦”が行われました。競輪学校名物であり、また、数々の苦しい訓練の舞台となるこの登坂走路、全長280mのうち登坂部80mの最大傾斜は何と30%。まさに立ちはだかる「壁」です。生徒たちは発走合図と同時にスタートし、200mの平坦部で加速をつけ、一気に頂上のゴール目指して駆け上がります。
 予選は3回戦のトライアルで行われ、着位上位者18名が準決勝(3個レース)に進出し、勝ち抜いた上位2名ずつ計6名により決勝が行われました。

【決勝競走結果】
1着 愛敬 博之(愛知・23歳)
2着 猪狩 卓男(福島・19歳)
3着 鈴光 洋彦(岡山・24歳)
4着 岩本 俊介(千葉・23歳)
5着 佐川 翔吾(大阪・23歳)
6着 前田 義和(鹿児島・23歳)

 決勝は、力強いダッシュで飛び出した愛敬生徒と鈴光生徒がレースを引っ張る展開。決勝まで負け無しの猪狩生徒らが追い上げを図るものの、勢いに乗った愛敬生徒のスピードは衰えず1着で入線しました。適性入学のため、自転車経験が少ないというハンデをものともせず、圧倒的なパワーを見せつけての優勝でした。ゴール後、坂の頂上では観戦していた生徒達による胴上げが行われ、第1回目の“登坂王”は空高く舞いました。

登坂ダッシュ
登坂ダッシュ
決勝風景
決勝風景
 
第94回生徒“第1回登坂王決定戦”生徒コメント
愛敬生徒 第1位
愛敬 博之(生徒番号5・愛知・23歳)


「まだ夢のようで実感が湧きませんが、狙っていたので嬉しいです。坂ダッシュは陸上をやっていた時から得意な種目なんですよ(笑)。準決勝では猪狩君に負けて2着だったので不安だったのですが、決勝ではスタートで出遅れないように踏んでいったらスピードに乗って逃げ切ることができました。まだ青帽なのですが、訓練でのタイムも少しずつ上がってきているし、早くエリート候補班に上がって強い人達と一緒に練習したいです。」


猪狩生徒 第2位
猪狩 卓男(生徒番号28・福島・19歳)


「準決勝ではいい走りができていただけに、2着に終わって悔しいです。スタートで1車身~2車身出遅れてしまい、気合いを入れ直して踏んでいきましたが、挽回することができませんでした。いつも大事なところで焦りが出てミスを犯してしまうので、これは今後の課題ですね。次の登坂トーナメントでは絶対に優勝したいです。」


鈴光生徒 第3位
鈴光 洋彦(生徒番号71・岡山・24歳)


「予選ではスタート時に滑ったので、決勝戦では特に気をつけて臨みました。直線部では先頭だったのですが、坂の中盤で抜かれてしまい…。でも精一杯頑張りました。最近、ダッシュ力も増したように感じるので、より一層伸ばしたいですね。まだ体が細いため、課題として筋力アップに取り組みます。今回の登坂王決定戦は、とても自信になりました。」

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