REPORT

『ガールズケイリンSUMMER VENUS SERIES 3rd stage レポート』

配信日：9月7日

　ガールズケイリンSUMMER VENUS SERIESの3rd stageが9月6日、京王閣競輪場で行われました。最終戦となる今回は北京五輪日本代表として活躍した佃咲江選手も参戦し、迫力十分のバトルを展開。予選2レースを勝ち上がった6名により決勝戦が争われ、石井寛子選手がシリーズ2度目の優勝を飾りました。シリーズ3戦を通して最も優秀な成績を収めた石井選手は最優秀選手賞に選出され、表彰式にはプレゼンターとして橋本聖子参議院議員が出席されました。

レース経過

　予選1　発走予定時刻　１８：００　周回5周 2000M　先頭固定

着順	氏　　名	年齢	所　　属	車番	上がりタイム	着差	決まり手	HB
1	石井寛子	22	ｽｰﾊﾟｰK ｱｽﾘｰﾄﾗﾎﾞ	3	12.8		捲くり
2	岡希美	21	法政大学	5		1車身1/2	捲くり	B
3	松尾智佳	20	松山大学	4		1/2車身	マーク
4	三宅悠里	31	Z-1 MEDALIST R.C	2
5	明珍　裕子	19	朝日大学	1				H
6	中山　朋子	35	ＣＳＣ愛好会	6

　明珍－中山－岡－松尾－三宅－石井の順で周回。打鐘で最後方にいた石井が動いて五番手に入る。前受けの明珍が最終ホームから逃がされる展開。1コーナーから三番手の岡が仕掛けて前団をまくり切るも、その上を石井が豪快にまくって快勝した。2着には岡が入り、岡を追った松尾が3着。

　予選２　　発走予定時刻　１８：３０　周回5周 2000M　先頭固定

着順	氏　　名	年齢	所　　属	車番	上がりタイム	着差	決まり手	HB
1	佃　咲江	22	北海商科大研究生	6	13.2		逃げ	B
2	針谷千紗子	18	キナンmuurking.com	5		3/4車輪	マーク
3	篠崎新純	23	セオレーシング	3		1/2車身	マーク
4	越田恵美子	33	PEACE SPORT	2
5	大澤真子	26	エキップユーレーシング	4
6	遠山恵	26	チームサイクルミノル	1				H

　大澤－越田－遠山－篠崎－針谷－佃の順で周回。打鐘から遠山がゆっくり上昇。最終ホームで先頭に立つも、佃がすかさず仕掛けてバック手前で出切る。佃のスピードは最後まで衰えず、後続の追撃を振り切って1着。針谷、篠崎がそれぞれ2、3着に流れ込んだ。

　決勝　　発走予定時刻　１９：００　周回5周 2000M　先頭固定

着順	氏　　名	年齢	所　　属	車番	上がりタイム	着差	決まり手	HB
1	石井寛子	22	ｽｰﾊﾟｰK ｱｽﾘｰﾄﾗﾎﾞ	1	12.9		差し
2	岡希美	21	法政大学	2		3/4車輪	逃げ	B
3	針谷千紗子	18	キナンmuurking.com	5		3/4車身	マーク
4	佃　咲江	22	北海商科大研究生	4
5	篠崎新純	23	セオレーシング	6
6	松尾智佳	20	松山大学	3				H

　松尾－石井－針谷－岡－佃－篠崎の順で周回。最終ホームで四番手から岡が一気に仕掛けて最終主導権を奪う。佃がこれを追ったが、合わせて踏み込んだ石井と併走に。岡が快調に逃げるも、佃をどかして番手を取り切った石井が直線鋭く追い込んで優勝。2着には岡が粘り、石井を終始マークした針谷が3着に流れ込んだ。


ゴール
表彰式	石井寛子選手

　 優勝　石井寛子選手

　京王閣ではいつも練習しているし、ホームバンクみたいなもの。そこでケイリンができて、優勝できたから本当に嬉しいです。決勝は先行も考えていましたが、いいタイミングで岡さんが来たので、その後ろに入りました。直線は思い切り踏めたし、勝てると思いました。最後まで集中して走れたと思います。こういうイベントに参加できて楽しかったです。これからも頑張りますので応援してください。

　 決勝2着　岡希美選手

　積極的なレースをしようと思っていました。1周逃げて力を出し切ったから納得です。京王閣は直線が長いし、最後はやっぱりタレてしまいましたね。今回のイベントで女子の競技者の存在をファンの人たちに広められたと思います。

　 決勝3着　針谷千紗子選手

　前回よりも調子が良かったし、いい成績を残せて良かったです。決勝は石井さんの後ろで頑張ろうと思っていました。ケイリンを走るのはこのイベントが初めてだったし、とても楽しかったです、また、こういう機会があればぜひ、参加したいです。

↑ページTOPへ

情報提供：日刊プロスポーツ新聞社