しかない・かける
1985年11月24日生まれ、23歳。
身長173.0cm、体重70.1kg、太股59.0㎝
師匠は佐々木健司(76期)。
在校順位は25勝で4位。
練習仲間は師匠を中心とした佐々木省司(86期)、開坂秀明(79期)、三上隆幸(85期)、安田壱也(79期)、高谷敏史(91期)の「己信會」。
-まずは、選手を目指したキッカケから教えて下さい。
「91期の高谷敏史君のデビュー戦を見に行った時に、格好良いなと思ったのが最初ですね。高校の時から自分も自転車競技をやっていて競輪がどういうものかは知っていたので、その時に良いな、やってみたいなと思ったんです。そう思うまでは、スポーツ関係の仕事に就きたくて短大に入って就職したんですけど、なんだか物足りなくて。それでその仕事の契約が終わって一段落ついた時に、何をしようかと思ったところ、競輪という道ができました」
-師匠は佐々木健司選手ということですが、それも高谷敏史選手との繋がりからですか?
「そうですね。敏史君に相談しました。『すごい怖くて厳しい人だ』と聞いていたんですけど、そういう人の下で出来るからこそ強くなれると思いました。それで、親父(鹿内隆之・49期・引退)に健司さんのところに頼んでくれと言いました」
-実際の師匠の印象は?
「師匠はオーラが怖くて、口調も厳しいですけど、周りにも自分にも練習が厳しく、休まずに練習をするし、絶対に自分を崩さないのですごい人だと思いましたね。尊敬しています」
-競走面での目標選手はいますか?
「永井清史選手や同じ年の北津留翼君ですね。自分はダッシュ系なので、ダッシュを活かしながら競輪で勝てる人たちのスタイルに憬れますね」
-では課題は持久面?
「そうですね。地脚がまだまだ全然無いと思いますね」
-最後にファンに一言お願いします。
「今はまだ力不足だとは思いますけど、ファンの皆さんに『鹿内を見に来て良かったな』と思われるようなスピードで魅せられる選手になりたいと思います」
 
かねこ・てつひろ
1988年10月22日生まれ、20歳。
身長181.0cm、体重70.5kg、太股57.0cm
師匠は飯田威文(67期)。
在校順位は6勝で34位。
練習仲間は、師匠の飯田もメンバーの小沼良(68期)、白岩大助(84期)、金子周一郎(78期)、國廣哲治(84期)、齋藤和伸(91期)、阿部大樹(94期)他多数で構成させる八丁湖グループ。
-父の影響で競輪選手を目指したそうですが。
「そうですね。自分の父はすごい競輪好きで、小学校の頃から競輪場に一緒に行ったりして自分も見ていました。その自然な成り行きで、小学校も中学校も競輪を目指そうという感じで、高校も自転車部に入りました。子供の頃は遊びで大宮競輪場で選手が走っているのを見ていたんですけど、家にはSPEEDチャンネルも入っていたので、休みの日も『競輪場に行くか!』という感じでした。それでもう小学校6年生の時には卒業文集には、『競輪選手になる』って書いていました(笑)」
-師匠が飯田威文選手(67期)ということですが。
「自分ともう一人同級生で94期の阿部大樹君がいるんですけど、特に選手と関わりが無い時に、2人で冬休みに街道練習をしていたら、たまたま高校の先輩の、91期の齋藤和伸さんがいて、『プロと一緒に練習してみるか』という流れになりました。齋藤さんを師匠にと思ったんですけど、まだ若いといわれ、齋藤さんの師匠である飯田さんが師匠になってくれました」
-在校時はゴールデンキャップも獲得しました。
「なぜか!? まさか!? という感じなんですけどね。でもタイムを見るとアマチュアの時よりもすごく上がっているんですよ。最初は白帽もギリギリだったのに、練習よりも本番でタイムが出ましたね」
-デビューまでの課題は?
「地脚に自信があるんですけど、ダッシュとスピードがないので強化していきたい。先行でも完璧に逃げ切れるような選手になりたいですね。目標の選手でいうなら埼玉で一番強いと思う平原康多選手ですね」
-読者にメッセージを。
「まだ力不足ですけど、デビューまでにみっちり練習して、ファンの方の車券に貢献できるよう頑張ります」
 
うえはら・りゅう 
1985年4月4日生まれ、23歳。
身長176.7cm、体重88.0kg、太股68.0㎝
師匠は市村和昭(48期)。
在校順位は40勝で1位。
練習仲間は山本義晃(群馬・93期)、天田裕輝(群馬・91期)、高橋俊英(群馬・93期)。
座右の銘は「前進!!」
-スピードスケート出身ですが競輪を意識したのは?
「中学の時は陸上に携わっていたんですけど、東京で遠征に行った時に、テレビで競輪をニュースでやっていて知ったんですよ。その時は競輪のことはよく知らなかったし、印象はそこまでなかったんですけど、良いなとは思っていました」
-スケートからの転向を決意したのは?
「オリンピックを目指していたんですけど、2年目の選考会でダメだったら辞めようと思っていたんです。それでダメだったので、自分の就きたい職業を目指そうと。引退しようと決めていた試合で最後に優勝したんですけど、これで競輪を始めようと思いました。以前、親父にそのことを話したら、親父の知り合いが競輪選手をやっていることを知って、それが今の師匠(市村和昭・48期)なんですよ。実は市村さんの娘さんが僕と同級生で、その娘さんもスケートをやっていて普段一緒に練習していたんですけど、それを中学の時に初めて知りました。今思えばすごい縁ですよね」
-戦法欄に「自在」と書いてありますが。
「将来的に先行も出来る、捲りも出来る、何でもできる自在になりたいと思っています。それが自分の中での理想なので。ただ先行にこだわっているのではなく、何でもできる選手になりたい。全部できてこそ一流選手だろ!と思っています」
-そのためにもデビューまでに心がけていることは?
「地脚がそんなにないので持久力をつけないといけないから、しっかり街道で乗り込んだり筋持久力もアップさせるような練習をしていきたいと思います」
-在校順位1位、卒業記念レースも優勝で大きな期待も掛かります。
「そうですね、卒記チャンプと在校1位という肩書きはこれから重くのしかかってきそうです(苦笑)。でも、プレッシャーはあまり感じない方なので、気楽にいきたいですね」
-目標の選手はいますか?
「目標選手を決めてしまうと、それしかみえなくなってしまうので決めていませんが、あえて意識するならスピードスケート出身の武田豊樹さんや今井裕介さん、牛山貴広さんですね」
-では、最後に読者に意気込みをお願いします。
「特班を目指すとともに、ファンに喜んでもらえる魅せるレースを心がけるように頑張ります」
 
 
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