2010年短期登録選手制度による外国人共同記者会見の実施について

配信日:2010年4月6日
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 本日、東京都千代田区の財団法人JKA市ヶ谷事務所において、報道陣約80名を集め短期登録選手制度による外国人共同記者会見を行いましたので、その模様をお伝えします。
 来日した外国人選手9名(ロス・エドガー選手は本人の事情により欠席)が会見に臨みました。


会見に臨んだ選手
会見に臨んだ選手


 出席者のおもなコメント

◆財団法人JKA会長下重暁子
「お忙しいところご足労いただきありがとうございます。桜と同時に訪れるのが、世界最高の選手たちです。昨年は5人で、今年は10人。お馴染の顔から新しい顔ぶれまで並んでおります。3月のコペンハーゲンで行われた世界選手権で大活躍されたみなさんです。どの選手もオフシーズンを利用して、日本で走りたいと意欲満々です。全国各地の競輪場で選手の強力な走りが見られるかと思います。日本人選手にとっても、世界が強いことを実感できるチャンスであり、また井の中の蛙とならないように、日本も遅れてはいけないと感じてほしいと思います。ロンドン五輪から女子ケイリンも採用されますので、世界に向けて日本の競輪を発信するためにも、面白い競輪をしてほしいと思います。」

◆テーン・ムルダー選手
「世界選手権での金メダルは結果的に満足しています、幸運にも勝つことが出来ました。世界選手権から1週間なので好調をキープしています。良いシーズンにしたいと思います。全力で頑張りますので、私たちのサポートをどうぞ宜しくお願い致します。」

◆シェーン・パーキンス選手
「去年はいい成績で良かったです。また日本に来られて嬉しく思います。世界選手権の結果(スプリント銀メダル)には満足しています。頑張りますので、応援宜しくお願いします。」

◆マシュー・クランプトン選手
「2回目の来日ですが、今年も頑張りたいです。日本の競輪はヨーロッパとは違いますが、昨年の経験で戦略的なことがつかめたと思います。函館のトラックは相性がいいです。全力を尽くして、ファンのみなさんに喜んでもらえるように頑張ります。」

◆ジョサイア・ヌグ選手
「ヨロシクオネガイシマス(日本語)。4回目になりますが、いつも楽しみにしています。昨年に比べて、肉体的にも精神的にもコンディションは良いので頑張ります。ぜひみなさんの家族を競輪場へお誘い下さい。そして私たちに賭けて下さい。」

◆ミカエル・ダルメイダ選手
「初めての日本です。世界選手権1kmTTでの銀メダルは残念でした。W杯でのケイリン優勝経験もあるので自信はあります。自分の力を発揮して、何勝もしてお金を稼ぎたいです。金メダルをつかむようなつもりで一生懸命頑張ります。」

◆サイモン・バンベルトホーベン選手
「初めての世界選手権は不安で、周りにタフな人がたくさんいて恐かったです。緊張しましたが、頑張りました。ぜひ競輪場に来て下さい。勝利に集中して頑張りたいです。」

◆ジェーソン・ニブレット選手
「トラックを走る人にとって日本の競輪で走るのは夢です。お金が稼げるように良いレースをしたいです。ぜひ私たちに賭けて下さい。恩返しが出来るように頑張ります。」

◆フランソワ・ペルビス選手
「日本に来られて大変光栄に思います。日本で経験を積めることが自分にとって大事なので、しっかり準備したいと思います。良い勝負をお見せしたいと思います。」

◆アンドレイ・ビノクロフ選手
「4回目になります。みなさんにお会いできて嬉しいです。世界選手権の成績は良くありませんでしたが、戦略が間違っていたためで、コンディションは良かったと思います。競輪には慣れているので、優勝の回数を重ねて稼げるように頑張ります。会場に来て応援して下さい。」

中野浩一氏にコメントを寄せて頂きました。
 今年は10名の外国人選手が短期登録選手制度で来日する。いずれも3月に行われた世界選に出場した強豪揃いだ。中でも注目なのが、今年の世界選1kmTTで金銀銅の、テーン・ムルダー、ミカエル・ダルメイダ、フランソワ・ぺルビスの3人。1分0秒~1秒台で走るとてつもない選手たちだ。また、昨年の来日では優勝5回と好成績を収めたシェーン・パーキンスはスプリントで銀メダル。全員世界選の直後でコンディションがどうかというのはあるが、もしそのままの状態で来日するようならとても日本人はかなわないだろう。日本の競輪でも活躍が期待される。