日本競輪学校 第99回生 卒業記念レース 第2日目レポート

配信日:2010年10月14日
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99回生徒卒業記念レースを制したのは上吹越俊一生徒でした。
99回生徒卒業記念レースを制したのは上吹越俊一生徒でした。

10月13日、14日と伊東温泉競輪場で、99回生徒卒業記念レースが行われ、鹿児島の上吹越俊一生徒が、卒業記念チャンピオンに輝きました。
昨日の特別選抜レースで4着、予選2回戦では1着となり準決勝進出を決めました。そして、本日午前中に行われた準決勝では、2着で決勝戦進出。そして迎えた決勝では、藤井栄二生徒の番手から最終バックから捲って出て、そのままゴールに飛び込み、優勝を飾りました。
上吹越生徒は「師匠と両親と弟に喜びを伝えたいです」と優勝した後、応えていました。
上吹越生徒おめでとうございました。

閉会にあたり滝澤正光校長のあいさつ
閉会にあたり滝澤正光校長のあいさつ
 
お昼に行われた99回生徒個人紹介
大阪の生徒達のパフォーマンスは凄い!受け狙いに対する執着心がさすが大阪人気質。
でも、この練習を訓練の時間に充てたらという声も(笑)
大阪パフォーマンス
大阪パフォーマンス
表彰
表彰
表彰2
表彰2
胴上げ
胴上げ
閉会
閉会
99回生徒 集合写真
99回生徒 集合写真
 
 
99回生徒卒業記念レースダイジェスト
スタートで先頭員の後ろを取ったのが2藤井栄二、以下、1上吹越俊一、6岩井良平、3和田真久留、4横関裕樹、7石川裕二、9和田禎嗣、5本郷雄三、8今藤康裕で周回。 残り3周のホームで、後方にいた7石川が上昇開始。先頭員の後ろまで車をあげるが、先頭員の後ろを取っていた2藤井が、合わせて突っ張る。しかし、7石川の番手で粘る形となって、打鐘前。これを取りきり、更に打鐘過ぎには石川の番手からすかさず踏み込み先頭に躍り出た。この番手には1上吹越がマーク。最終バック前で、1上吹越が捲って出て、そのままゴールし、優勝を飾った。2着には1上吹越をマークした6岩井、3着は後方から追い込んだ4横関。
 
99回生徒卒業記念レースフォトダイジェスト
発走
発走
スタート
スタート
周回
周回
残り3周
残り3周
残り2周半
残り2周半
残り2周
残り2周
打鐘前
打鐘前
打鐘過ぎ
打鐘過ぎ
最終ホーム
最終ホーム
最終バック
最終バック
ゴール
ゴール
 

卒業記念レース決勝戦

上吹越俊一生徒1位:上吹越俊一(鹿児島・33歳)
「優勝は、正直ホッとしました。最近は、在校1位が卒記チャンプというのが続いていたので、少しプレッシャーはありましたけど、決勝は力を出し切れればいいなと思ったら、結果もついてきたので良かったです。この喜びは、師匠(内村豪)と両親と弟に伝えたいです。年齢が年齢なんで、このままデビューまで気を緩めずにいきたいです。先行や捲り、前々と何でもやっていきたいです。デビューしたら、前々で熱い走りをみせるので、応援よろしくお願いします!」
岩井良平生徒2位:岩井良平(大阪・20歳)
「上吹越さんの後ろといういい位置が取れました。それで藤井君がインでずっと突っ張ってくれて、上吹越さんがバックでいいスピードで行ってくれたので、いいところをまわれました。学校は充実した1年間でした。卒業したら、先行で勝てる選手になりたいです。脇本(雄太)選手や深谷(知広)選手のようなインパクトのある走りが出来る選手になりたいです。デビューしてからも応援よろしくお願いします」
横関裕樹生徒3位:横関裕樹(岐阜・22歳)
「決勝戦は着を狙っていこうと思っていました。でも、石川選手があんなに早く仕掛けてくるとは思わなかったです。それで5番手になり、内と外が4、4で分かれていたので、どうしようか迷って、その迷って仕掛けが遅くなった分、前の2人に追いつけなかったですね。(2コーナーで上手く位置とって、岩井の後ろを取った)けど、落車だけはさせたくなかったので、上手いこと抜けられて良かったです。3着はだいたい嬉しいけど、ちょっと悔しいですね。狙うからには優勝したかったので。デビューまでもう3ヶ月ないですけど、先行で勝てるように頑張っていきます」
4位:本郷雄三(熊本・22歳)
「前々から皆が仕掛けていって、外に浮いて、後方に置かれて力不足で出られなかったので、これから練習します。卒業後は、帰ってしっかり練習して、デビュー戦を逃げ切れるように頑張りたいと思います」
5位:今藤康裕(岐阜・25歳)
「外々にまわっちゃったので、33だと外をまわるときつかったですね。今回の卒記は、闘心会の加藤慎平さんに『勝ちにいけ』って言われていたので、卒記は追い込みにまわったりしましたけど、デビューしたら先行自力で、積極的なレースをしたいと思っています」
6位:和田禎嗣(埼玉・25歳)
「結果はあんまり良くなかったけど、この場に乗れて、全力を出せたので良かったです。決勝は先行出来なかったけど、デビュー戦は先行で勝っていきたいです」
7位:藤井英二(兵庫・19歳)
「(石川を叩いて先行)きつかったです。決勝戦は絶対に先行しようと思っていました。先行出来たことは良かったけど、粘れなかったので、力は出し切れたけど力不足だと思いました。もっと先行力をつけていきたいです。デビューまで約2ヶ月はあっという間だと思うので、粘り脚ををつけて先行していきたいと思います」
8位:石川裕二(茨城・26歳)
「自分の先行スタイルで勝負したんですけど、脚がない分、すぐに捲られてしまいました。卒業してから、練習して脚をつけていきたいです」
9位:和田真久留(神奈川・19歳)
「皆がかなり前々から動いていって、自分も1周半前から行こうと思ったけど、皆の動きが早くて、流れに乗り遅れてしまいました。悔しいですね。デビューに向けて頑張って立て直していきたいです」
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