平成24年度以降の特別競輪等及び平成23年度高松宮記念杯競輪開催場について、特別競輪等運営委員会(平成23年1月19日付、委員長 中村一巖〔ナカムラ カズトシ〕(社)全国競輪施行者協議会理事長)において、下記のとおり決定されましたのでお知らせいたします。
I.平成24年度以降の特別競輪の見直しについて
【見直しの概要】
競輪の売り上げが低迷する中で、特別競輪等がどうあるべきかについてお客様ご意見を基に特別競輪等運営委員会幹事会において検討して参りました。
現在の特別競輪等は年間12回開催されており、オールS級戦であるGIII(開設記念)開催を含めるとGクラス開催は年間51開催実施しておりますが、この状況は『Gクラス開催の日程過密化』となっており、更に『出場選手のマンネリ化』を招き、最終的には『特別競輪等開催の魅力低下』に集約されていると捉え、お客様が期待感を持って来場して頂けるような魅力ある特別競輪等を創出することを目的に平成24年度より下記の見直しを行います。
1.特別競輪の廃止について
(1)SSシリーズ風光る【GI】
平成23年12月からのS級S班が9名になることから廃止します。
お客様からも「特別競輪のスリム化が必要」「Gレースが多すぎて飽きがきている」等の意見が多く寄せられております。
(2)SSカップみのり【GI】
平成23年12月からのS級S班が9名になることから廃止します。
お客様からも「GI・GIIが多すぎてトップ選手同士の対戦が見飽きてきた」「GIの特選競走のようで新鮮味が無い」等の意見が多く寄せられています。
(3)東西王座戦【GII】
東西王座戦と同様、東西対抗を趣旨として高松宮記念杯競輪を実施しており、Gクラス開催の日程過密化、出場選手のマンネリ化を是正する観点から東西王座戦は廃止します。
お客様からも「高松宮記念杯競輪の東西対抗との違いが分からない」「同じような趣旨の開催である」とのご指摘を受けておりました。
2
.特別競輪の見直しについて
(1)共同通信社杯【GII】を年1回開催とする見直し
Gクラス開催の集約化を図ることで、開催日程過密化、出場選手のマンネリ化を是正する観点から1開催に集約し、「若手の登竜門」的開催と位置づけました。
(2)オールスター競輪【GI】概定番組の見直し
第52回大会から採用された概定番組(トーナメント表)は1次予選からの勝ち上がりが1着者と2着者の一部だけだったことや、シャイニングスター賞1着者が即決勝戦に進出することや敗者復活戦があることなどから、勝ち上がりが複雑で分かりにくいとのご指摘をお客様から頂いておりました。
そこで、概定番組を見直すこととし、お客様にとって車券予想のしやすい概定番組作りを心がけ、1次予選からの勝ち上がりを3着までとし、シャイニングスター賞からの決勝戦行きを廃止、準決勝も3着勝ち上がりにしました。その結果「敗者復活戦」も廃止となりました。
なお、この概定番組は平成23年度の第54回オールスター競輪(岐阜競輪場開催)から前倒しして採用することも併せて決定致しました。
→オールスター新概定番組
3.特別競輪等開催月について
年間を通じての開催バランスや他公営競技の開催状況等を勘案のうえ、開催月を決定いたしました。
II.平成23年度高松宮記念杯競輪開催場について
1.開催場の決定経緯について
平成22年9月、大津市から今年度限りでの競輪事業廃止が表明されたことに伴い、平成23年度開催場の募集(平成23年度に他の特別競輪を開催しない競輪場を対象)を行い、開催申請に基づき選定いたしました。
2.平成24年度以降の高松宮記念杯競輪開催場について
他の特別競輪と同様、全国競輪場を対象に募集を行ったうえで、開催希望申請に基づき開催場の決定を行います。
I.平成24年度特別競輪等一覧
|
名 称 |
開催日数 |
開催月 |
GP |
KEIRINグランプリ |
単 発 |
12月 |
GI |
日本選手権競輪 |
6日制 |
3月 |
オールスター競輪 |
5日制 |
9月 |
高松宮記念杯競輪 |
4日制 |
6月 |
寛仁親王牌・世界選手権記念 トーナメント |
4日制 |
7月 |
朝日新聞社杯競輪祭 |
4日制 |
11月~12月 |
読売新聞社杯全日本選抜競輪 |
4日制 |
2月 |
GII |
共同通信社杯 |
4日制 |
4月 |
サマーナイトフェスティバル |
2日制 |
8月 |
ヤンググランプリ |
単 発 |
12月 |
II.平成23年度高松宮記念杯競輪開催場
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名 称 |
競輪場名 |
施行者名 |
開催日程 |
GI |
第62回高松宮記念杯競輪 |
前橋 |
前橋市 |
平成23年6月2日(木)~6月5日(日) |
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