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女子第1回生徒 試走記録会レポート |
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女子1回生が5月9日に競輪学校に入学してから1週間。5月18日、19日の二日間に渡り、女子1回生の試走記録会が競輪学校の南400バンク、333バンクで行われました。 18日は午前中に、フライング200mタイムトライアル、フライング400mタイムトライアルが行われ、午後からは1000mタイムトライアルを計測しました。 19日は午後から2000mタイムトライアルが行い、女子生徒の現在の能力を測定しました。この結果で、今後の訓練の班別の資料となります。また、これらの記録会にはギア制限があり、49×15(3.27)です。 18日は、晴天に恵まれ、風もなく絶好のタイムトライアル日和となりました。 始めの種目は、フライング200mタイムトライアル。競輪学校の南400mバンクで行われ、技能組はバンクを周回しウォーミングアップし、適性組はローラー台でウォーミングアップしました。 その後競技が行われましたが、生徒はバンクの外周でスタンバイし発走を待ちます。200mの場合は4コーナー上で待機します。また発走は間隔を若干空けた形で、2人一組で行います。 フライング200mタイムトライアル 発走すると、4コーナーから傾斜を利用し、スピードに乗せ、1コーナーを駆け上がり、2コーナーから駆け下り、バック線から計測開始し、ゴール線で終了します。この記録会の1番時計は、加瀬加奈子生徒の12秒65、2番時計は中村由香里生徒の12秒66、3番時計が荒牧聖未生徒の12秒67でした。
引き続いて行われたフライング400mタイムトライアルは、2センターで生徒達は待機し、一気に駆け下ろし、ゴール線から計測開始し1周します。 フライング400mタイムトライアル 200mタイムトライアルに引き続き、加瀬生徒が25秒48で1番時計を出し、荒牧生徒が25秒76で2番時計、3番時計が中川諒子生徒で25秒93でした。
昼食を挟み、午後1時30分からはバンクを333バンクに移し、1000mタイムトライアルを計測。こちらは、発走台を使用してのスタンディングからのスタートで、3周します。 殆どの生徒は、競輪特有の発走機を使用した事が無く、ウォーミングアップ後に発走機を使用したスタート練習をしました。 そして、本番。 競輪学校では、生徒はただ順番を待っているだけではなく、「執務」といって、訓練のサポートをします。そこには決められたキビキビとした所作が求められ、まさしく授業ではなく、訓練である事がわかります。 フライングタイムトライアルの記録会とは違い、発走機を使うため、手の空いている生徒は、大きな声で応援に回ります。 この種目も、1番時計は加瀬生徒で、1分15秒53と好記録をマーク。これは橋本聖子氏が持つ日本記録(1分14秒30)には及ばないものの、これを塗り替える希望が見えてくるタイムでした。2番時計は、中川生徒で1分17秒90、3番時計が中村生徒の1分18秒35でした。 翌19日は午後1時30分から333バンクで2000mタイムトライアルが行われました。前日同様、自転車が置いてある格納庫から333バンクに向かい、準備。その後、競輪学校体操、ウォーミングアップから、発走機でスタート練習をし、本番。 そのポイントがどのように出るのか気になるところでもあります。 この距離でも、1番時計は加瀬生徒で2分42秒04。2番時計は荒牧生徒で2分50秒44、3番時計は藤原亜衣里生徒で2分52秒62でした。ちなみにこの種目の日本記録は女子ジュニアしか無く参考に掲載すると記録保持者は上野みなみで、2分35秒989です。
また、この種目は、競輪学校の入学試験から外れているため、1000mまでは保つけれども、それ以上になると途端にペースがダウンする傾向が多々見受けられました。今後の1年弱、頑張って強化して欲しいですね。 最後の生徒が走る時は、ほぼ全員で、応援していました。 そして終了。集合し整列し教官から次の指示を待ちます。そして格納庫に。 この日の終わりは、タイヤを練習タイヤに替え終了しました。
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