レインボーカップレース展望

配信日:2011年6月6日
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【A級ファイナル 6月12日 11レース 函館競輪場】
 上位3着までがS級への特昇切符を手にするレインボーカップA級ファイナルだが、90期台の選手が目立ち、かなりフレッシュな顔ぶれとなっている。
 その中でも関東勢が戦力的にやや優勢か。とくに、このレースの優勝候補でもある矢野昌彦は今期勝率67%(5月10日現在)と超ハイアベレージで、名実ともにA級最強と言っても過言ではなく、死角らしい死角は見当たらない。片折亮太も矢野に引けを取らない高勝率を誇っており、両者が連係するかどうかは微妙だが、その後位から差し脚を伸ばす安藤孝正も侮れない。
 しかし、そんな関東勢にとって最大の障壁となりそうなのが松谷秀幸。A2ながら、捲りを中心に勝ち星を量産。とくに、2月の宇都宮では3場所連続完全VによるS級特昇を矢野に阻まれた因縁があるだけに、今開催はその雪辱に燃えてくる可能性は高い。同じ南関からは須藤雄太が参戦。松谷に前を任せそうで、直線勝負に持ち込めれば逆転のチャンスは十分。
 九州からは山田和巧と廣川泰昭が参戦。とくに、廣川はS級優勝経験があり、ビッグレースにも出場している実力者でA級でも4回の優勝を誇っているだけにその動向には注意しておいた方が良さそうだ。
 また、決まり手が逃げ100%の徹底先行型・佐川翔吾もその動向には注目しておきたいところだし、4月の高知で優勝を飾っている野本翔太も調子は上向きとみてよさそうなだけに、軽視は禁物だ。
 
A級1・2班戦出場予定選手
 
矢野昌彦選手
矢野昌彦(栃木・91期)
野本翔太選手
野本翔太(高知・91期)
佐川翔吾選手
佐川翔吾(大阪・94期)
 
松谷秀幸選手
松谷秀幸(神奈川・96期)
片折亮太選手
片折亮太(埼玉・92期)
山田和巧選手
山田和巧(熊本・87期)
 
廣川泰昭選手
廣川泰昭(沖縄・90期)
須藤雄太選手
須藤雄太(千葉・89期)
安藤孝正選手
安藤孝正(埼玉・82期)
 
【チャレンジファイナル 6月11日 9レース 函館競輪場】
 こちらのレインボーカップチャレンジファイナルはA級ファイナル同様に3着以内に入ればA級2班への特班権利が与えられるレースとなっている。
  こちらは馬場和広と辻中国宏の埼京コンビが強力だ。どちらも先行勝負を持ち味としているだけに、連係するかどうかは微妙なところだが、馬場は直近4ヶ月で勝率78%(5月10日現在)、辻中は5月千葉で完全優勝とそれぞれ好調を維持している。
  地区的には九州が3名の精鋭を送り込みやや優勢か。井上将志、森山智徳もそれぞれ好調だが、注目を集めそうなのは98期在校1位の東矢昇太だろう。直近4ヶ月の勝率は50%とチャレンジレースでの数字としてはやや物足りない感はあるが、潜在能力はピカイチなだけに、注目しておいて損はないはず。
  近畿から唯一参戦する角令央奈は優勝回数こそ1回と少ないが、連対率は67%と高く、侮れない存在。
  99期からは小松崎大地と猪俣康一が特班に挑む。2月の取手で優勝を飾っている小松崎も警戒すべきなのは間違いないが、一方の猪俣は1月のデビュー以来、勝率83%、優勝回数5回ともはやチャレンジレースのトップと言っても過言ではなく有力な優勝候補の一人として要注目だ。
  また、97期の近藤夏樹も少々水を空けられている同期との差を埋めるべく一発を狙って必勝を期してくることは間違いないだけに、警戒しておきたいところ。
 
A級3班戦出場予定選手
 
馬場和広選手
馬場和広(埼玉・98期)
辻中国宏選手
辻中国宏(東京・98期)
猪俣康一選手
猪俣康一(愛知・99期)
 
森山智徳選手
森山智徳(熊本・98期)
東矢昇太選手
東矢昇太(熊本・98期)
近藤夏樹選手
近藤夏樹(千葉・97期)
 
角 令央奈選手
角 令央奈(兵庫・98期)
井上将志選手
井上将志(福岡・98期)
小松崎大地選手
小松崎大地(福島・99期)
 
 
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