日韓対抗戦記者会見

配信日:2012年3月24日
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3月28日から伊東温泉競輪場で開催される日韓対抗戦出場の為、韓国の競輪選手16名が3月23日、富士山静岡空港に到着し、入国後、関係者の熱烈なお出迎えを受けたあとに、富士山静岡空港の会議室に於いて、記者会見が行われました。韓国側は韓国最強のイ・ミョンヒョン選手を筆頭に韓国競輪最強の布陣で、日本の競輪選手と日韓対抗戦に臨む決意を各選手が真摯に述べていました。日本からは、日韓対抗戦に出場する村上義弘選手、柴田竜史選手が参加し、日韓戦に臨んでは、良いレースをすると抱負を述べていました。


その後、質疑応答の時間となり、質問の「韓国選手の200mのタイム、1000mの持ちタイムはどれくらいか」に対した答えを聞いていた中野浩一氏の感想は、 「韓国の選手は、練習ではあまりタイムを重要視していないんじゃないかという感じがしましたので、実戦になると、また違う感じになるのではないかと思います。  昨年見た限りでは、皆さん非常に力のある選手でしたので、いい戦いになるんじゃないかと思います。  村上(義弘)君も言っていたように、練習のタイムよりも実戦の方が出る選手ですから、彼は11秒前半と謙遜して言いましたけど、レースになると10秒台で上がることもあるし、韓国の選手もそうなんじゃないかと思います」 とコメントしました。

また、村上義弘選手と柴田選手に韓国選手への印象を聞くと 村上「僕は競輪選手の中では大きくないほうですけど、皆さん、僕と身長はあまり変わらないけど、身体の厚みも横幅もすごくあるので、ちょっと体格的には負けているなと思いますね。ですが、精神面でカバーします!」


柴田「僕は競輪場の近くで2名ほど韓国選手と練習させてもらったことがあるんですけど、その時に身体を見て、2人ともプロレスラーみたいな体格だったので少し不安でしたけども、僕も村上さんと同じく精神面でカバーしていきたいと思います」 とコメントしていました。


韓国最強の選手
イ・ミョンヒョン選手のインタビュー
Q日本に来てどんな印象を持ちましたか?
「アマチュアの時から4回日本に来ていますので、今回も色々な事を学びたいと思います。競輪に対しても色々と学びたいと考えています」
Q日本の競輪に対してはどんな印象を持っていますか?
「韓国の競輪とはまた違った魅力や迫力があると思います」
Q韓国は競りはなく、タテ脚勝負が基本ですが、やりにくさはありますか?
「正直、韓国のルールでできればいいなとは思いますが、ですが、今回は日本に来たので日本のルールに合わせたいと思います」
Q日韓対抗戦の意気込みをお願いします。
「今回は賞金のために来たのではありません。3日間と短い期間ですけど、韓国と日本、両国が発展するように最善をつくしていきたいと思います」
Q今開催が終わっても、日韓の競輪選手同士の親睦は考えていますか?
「機会があったらぜひやりたいですね。韓国の選手は日本の競輪に対して気になっているところがたくさんあります。また、反対に日本の選手も気になることがあると思います。ライバルや敵というよりも同じ選手として、共に進んでいく仲間だと思っていますから」


最後に、お互いの健闘を誓って集合写真。

魂の走りの村上義弘選手と韓国最強のイ・ミョンヒョン選手ががっちりと握手。


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