ロンドンオリンピックの前哨戦 ドイツグランプリ・男子スプリントで渡邉一成が3位! |
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配信日:2012年7月8日 |
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ここのところ、ロンドンオリンピックに向けて各国は、世界で行われている様々な大会に出場し、トレーニングの状態等を確かめています。 日本ナショナルチームも、ドイツのコトブスで行われているドイツグランプリに出場しました。 コトブスは、ベルリンから南に150kmのところにある小さな都市。そこにオープンエアのコンクリート製の333mバンクが舞台です。 |
チームは7月3日にドイツ入りし、7日が初日。 参加国は13カ国。男子は52名、女子は44名と主力国はドイツ、オーストラリア等です。トラック種目では、フランス、イギリスを除けばこの2カ国が抜けて強い国ですから、これらの国と対戦すれば、ロンドンオリンピックでのある程度の目安が見えてくると思います。 さて、初日のレースはスプリントがメイン。というのも、男子はスプリントで負けると、ケイリンに回され、とにかくひたすら走る大会なのですが、スプリントもローカルルールで、200m予選を走ると組み分けされ、1レース4人で予選スプリントレースになります。1着勝ち上がりで負けると全員敗者復活戦。またここで勝ち上がって、1/16決勝。ここも敗者復活戦があり、その後1/8決勝。で敗者復活戦で1/4決勝となって、ここで負けると5-8位戦。勝ち上がると今度は2本先取戦になり、決勝に。当然決勝も2本先取戦ですから、ストレートで勝ち上がると10回走る事に。負けるとここに加算されるのです。 通常では考えられないハードでタフなレースです。 また1/8決勝まで負けた選手は負けケイリンに回され走ります。 |
さて、我が日本チームは、中川誠一郎、渡邉一成、新田祐大、前田佳代乃が出場しました。 スプリント予選は渡邉が9秒993と好タイムで4位。中川が10秒082で7位、新田が10秒283で15位と好位置に。一番時計はドイツのフォルストマンで9秒950。 女子の前田は、11秒552で9位発進。一番時計はアナミアーズで10秒769。 男子は順調に勝ち上がりましたが、 |
1/16決勝で新田、中川、バンデンベルグ(オランダ)の対戦となって、中川が勝ち上がり、新田が敗者復活戦に。ここは勝って1/8決勝に日本男子勢は進み、中川、新田は勝ち上がったのですが、渡邉が負け、敗者復活戦に。ここはしっかり勝ち上がって、1/4決勝に進出しました。 この1/4決勝で、中川、新田が敗退し5-8位戦に。渡邉は勝ち上がり1/2決勝に。ここでドイツのフォルストマンと対戦し敗退。3‐4位決定戦に。 5-8位戦は新田7位、中川8位でフィニッシュ。 |
ここから死闘が始まりました。対戦相手はオーストラリアのグラッツアー。1本目は勝ったのですが、2本目は長い写真判定後、同着。3本目になりこのレースは僅差で渡邉が勝ち、3位に。 |
決勝はオーストラリアのパーキンス対フォルストマンとなりフォルストマンが2本先取で優勝しました。 |
その表彰は、出し切った状態になり、レース後立ち上がれず、表彰台は松本整監督が…。 女子の前田は、1/8決勝まで進んだのですが敗退。敗者復活戦も敗れて終了しました。 |
当然、他の国もロンドンオリンピックに合わせて調整しているので、良い状態でレースに臨んでいるとは思えませんが、それは日本も同じ事。これで良い結果が出たのでオリンピックに相当期待できると思います。 さて2日目はケイリン、チームスプリントです。応援よろしくおねがいします。 |
表彰式 |
レース後、過呼吸になってしまった渡邉。 | 暫く経ってから復活! |