短期登録選手及び福島支部選手のボランティア活動等について

配信日:2012年11月12日
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 11月12日、渡邉一成選手、シェーン・パーキンス選手、ジェイソン・ニブレット選手が、いわき市役所を訪れ、いわき市副市長の鈴木英司氏に、義援金として渡邉一成選手が10万円、シェーン・パーキンス選手が8万円を、被災された方々への復興支援として手渡しました。またジェイソン・ニブレット選手からサイン入りのサイクリングジャージが贈呈されました。
 その後、日本競輪選手会福島支部の金古将人選手、松崎稔選手、鈴木健一選手(67期)、塚本諭選手が合流し、いわき市でも最も被害の大きかった久之浜地区を訪れ、津波に流された家々の跡地を視察。その被害の甚大さに、言葉を失っていました。
 また、同地区にある久之浜第一小学校を訪れ、子供たちと触れ合いました。子供たちの中には、津波や地震の際に起きた火災で家を失い、今は避難所からバスで約2時間かけて学校に通っている子供たちもいるそうです。ですが、彼らの笑顔は屈託なく、パーキンス選手や、ニブレット選手、渡邉選手に質問したり、太ももに触らせてもらって大喜び。特にパーキンス選手の銅メダルに触らせてもらった時は大興奮で喜んでいました。また、実際に競輪用の自転車に触れたり、スピードメーターにチャレンジして、楽しいひと時を過ごしました。
 小学校には、(財)JKAと日本競輪選手会福島支部から一輪車25台が、いわき市商工観光部公営競技事務所から173名の在校児童全員にノートが、また、パーキンス選手とニブレット選手のサインの入ったオーストラリアナショナルチームジャージがプレゼントされ、生徒たちは大喜びしていました。
 この久之浜第一小学校の一部を借りて設置されている仮設店舗の浜風商店街があります。こちらは津波で流されてしまった浜風商店街を復活させようと仮設の店舗で昨年9月から営業をしているそうです。「パーキンス選手、昨日の優勝おめでとう」と暖かい笑顔で選手たちを迎えてくれました。

シェーン・パーキンス選手
「来日する前には(東日本大震災の被災地を)テレビや写真でしか見た事はなかったんですけれども、実際にみて何があったのか理解する事が出来ました。また、被災者の方々は強い意志を持っている事も分かりました。日本が大好きなので、何かしたいと思い、(義捐金の)額は少ないですけれども少しでも貢献できればと思い、このような機会を頂きました。子供たちと触れ合いもとても楽しかったし、被災者の方に少しでも貢献できたと思うので良かったと思います」

ジェーソン・ニブレット選手
「実際の被害の後を見て、とても驚いたし、とても悲しい気持ちになりました。少しでも皆さんに貢献できて、希望をもってもらえたら嬉しいです。子供たちと触れ合えたのは、自分も楽しかったし、子供たちにも楽しんでもらえたのが、とても嬉しかったです」

渡邉一成選手
「このような機会を与えてくれてとても感謝しています。自分自身、双葉町に戻る事が出来ず、被災地にくる事が出来なかったので、今回、初めて実際に被災地を見て驚きを隠せません。その中で、小学校の子供たちと触れ合えて、嬉しかったし光栄でした。
また競輪、自転車競技を問わず、応援してくれていると感じたので頑張ってその応援に応えていきたいなと思いました」

いわき市役所訪問
いわき市役所訪問
津波による被害を視察
津波による被害を視察
久之浜第一小学校訪問
久之浜第一小学校訪問
仮設店舗の浜風商店街を訪問
仮設店舗の浜風商店街を訪問