レース写真 |
決勝ゴール |
1回戦を先行して1着、2回戦を番手からの流れ込みの2着で決勝に駒を進めた渡邉、決勝戦は外から2番目のスタート。スタート後はすぐに引き、最後方6番手に下げて周回を重ねる。残り2周半でのペーサーの退避に合わせて先頭のペルビス(フランス)に向かって各選手が距離を縮めていくも、渡邉は少し離れて引き続き最後方。残り2周となってヴォリカキス(ギリシャ)が競りかけてくるところ、ペルビスも譲らずに先頭をキープ。4番手から残り1周となるホーム・ストレッチで仕掛けたブクリ(オランダ)に渡邉も追い上げて後に続く。ヴォリカキスの動きに外に振られるものの、そのままブクリを追走して直線へ。内で争うペルビスとブクリの外を鋭く延びていくが競り勝ったブクリにタイヤ差ほど届かず2着。3着は最内で粘ったペルビス。渡邉は嬉しいワールド・カップ、ケイリン(個人種目)での初のメダル獲得となった。
表彰台 |
銀メダルを手にする渡邉選手 |
渡邉一成選手のコメント:「ワールド・カップのメダルは欲しくてもとれないものなのかな、と思っていたので正直すごく嬉しいです。周りにもみんな先を越されて、ケイリンで表彰台にあがるのに9年かかりましたから。今日はレースが見えてはいたんですけれど、2回戦なんかには特に反省点が多くあると思っています。決勝は初めから後ろからいくつもりで。前に行くと展開的に苦しくなるなと思っていたので。少しだけ1着が見えたかな、と思ったんですけれど前を差し切る脚がありませんでした。その点はまだまだ伸ばしていく余地のある課題だと思っています。ワールド・カップの金メダルもそうですが次は世界選手権を何とかしないといけませんね。メダル獲得は嬉しいですが目指すものはまだまだあるのでさらに頑張っていきます。」
松本総監督と |
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