日本競輪学校 第109回生、第110回生 卒業記念レース 二日目レポート

配信日:2016年3月25日
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卒記チャンピオンは太田竜馬生徒 土屋珠里生徒でした!

一日目と打って変わって、寒く、雨模様となった伊東温泉競輪場でしたが、バンク内は熱戦が繰り広げられました。
場内には、生徒の父兄、師匠、練習グループ他の関係者が多数訪れ、出場生徒に大きな声援を送っていました。

レースは109回生のレースは、二日目に準決勝戦が行われ、決勝進出生徒が確定。
110回生は昨日、予選1、2、3が行われ、決勝進出生徒が確定していました。

109回生の決勝は、準決勝を勝ち抜いた1番酒井拳蔵、2番末木浩二、3番堀僚介、4番木村幸希、5番大石崇晴、6番佐々木豪、7番嶋田誠也、8番山本拳也、9番太田竜馬となった。
周回は先頭員以下、酒井、太田、山本、木村、堀、大石、末木、佐々木、嶋田。
残り2周半で、まず動いたのが末木。上昇を開始しこれを、追走したのが、堀、大石。残り2周で末木が先頭にでると、酒井は4番手の位置に。打鐘で木村が動き、最終ホームは木村と末木の先頭争いとなるが、3番手の堀が捲り発進、これに続いたのが大石、酒井、太田。大石、酒井、太田が捲り追い込み、大外伸びた太田が優勝、2着は酒井、3着に嶋田となった。

最終ホーム
最終ホーム
ゴール
ゴール

110回生の決勝は1番中嶋里美、2番板根茜弥、3番藤巻絵里佳、4番土屋珠里、5番山本知佳、6番鈴木奈央、7番林真奈美で争われた。
周回は、先頭員以下、藤巻、中嶋、板根、鈴木、山本、林、土屋。残り2周で最後方の土屋が上昇を開始。鈴木の後ろまで車を上げ、山本と並走で打鐘。鈴木はここから一気にスパートし、藤巻と先行争いに。最終1コーナーで先頭に鈴木が出切るも、その後ろの土屋が捲り発進し、後続を離して1着。2着は粘った鈴木、3着は上手く切り替えた板根となった。

最終ホーム
最終ホーム
ゴール
ゴール
109回生 表彰
109回生 表彰
110回生 表彰
110回生 表彰
土屋珠里生徒胴上げ
土屋珠里生徒胴上げ
110回生 決勝メンバー
110回生 決勝メンバー
太田竜馬生徒胴上げ
太田竜馬生徒胴上げ
109回生 決勝メンバー
109回生 決勝メンバー
滝澤正光学校長挨拶
滝澤正光学校長挨拶
佃伊東市長挨拶
佃伊東市長挨拶


109回生 決勝戦を振り返って

優勝 太田竜馬(徳島)
「最終2コーナーで行きたかったけど、拳蔵さんが出て行ったので、自分のスピードでは捲れないと思い、つき直しました。4コーナーでも差せないと思ったけど、けっこう自転車が進んでくれました。ゴールした瞬間はどっちが優勝したかわからなくて、でも、掛け声が多かったので自分かなと思って、確定を聞いてホッとしました。最後のハンドル投げは身体が勝手に反応しました(笑)。
 卒記チャンプの名に恥じない選手になって、18連勝でS級にあがりたいです。優勝出来るイメージがなかったので、今も不思議な感じですね。この喜びは、今まで支えてくれた母に伝えたいです」

2位 酒井拳蔵(大阪)
「今の気持ちは悔しいですね…。作戦は後方に置かれないようにと、後は自分で仕掛けられるところから仕掛けようと思っていました。ゴールは本当に悔しいの一言です。第2回トーナメントでも同じような形でやられたので、悔しいけど、課題はわかったので、デビューまでしっかりそこを伸ばしていきたいと思います。太田より先に動けたし、悔しいけど悔いはないです」

3位 島田誠也(福岡)
「自分の思っていた形とは全く違う形になったので、もっと自力を出せるように思っていたんですけど、最後はあの形になったので、着を狙いにいきました。デビューまで、もっともっと自分を追い込んで、先輩たちを先行で引っ張っていけるようになりました」

4位 佐々木豪(愛媛)
「色んな人が注目している舞台で走れたのは光栄なことですけど、やはり悔しさは残りました。今回生で一番乗りでS級にあがれるように、頑張りたいと思います」

5位 大石崇晴(京都)
「展開は思っていた通りになったんですけど、仕掛けるところは中途半端な感じで、最後は後ろに差されてしまったんですけど、力不足です…。デビューまで、誰よりも自分が練習しているって思えるくらい練習して、デビュー以降は先行でやっていきたいと思っているので、いい選手になれるように頑張りたいですね」

6位 堀俊介(大阪)
「予選も準決勝も自分で風を切っていないかったので、決勝は自分で自力を出して走りたいと思っていました。いつもよりも早めに動いて、でも、結果はついてこなかったので残念です。デビューまでに苦手なところを克服して、先行して、逃げ切りたいと思っています」

7位 山本拳也(高知)
「前に太田君がいたので、ついていければ、いけると思ったけど、前がごちゃついて、外じゃ間に合わないと思って内にいったけど、コース空きませんでした。あのまま太田君の後ろいけて、最後いけてたらよかったけど、それは自分の脚ですね。これから練習します」

8位 末木浩二(山梨)
「なんとか主導権を取りたいと思っていたので、自分の力を出し切れたので悔いはないです。あとはもっと練習して、ああゆう展開でも残れるように力をつけていきたいです」

9位 木村幸希(広島)
「見せ場は作れたのでよかったけど、最終バックまでもちたかったですね。末木さんが強くて、叩きあえて楽しかったです。これからデビューまで3ヶ月あるので、練習して、一気に特進狙いたいと思います」


110回生 決勝戦を振り返って

優勝 土屋珠里(栃木)
「完全優勝を意識して狙っていたので、達成出来て、本当に嬉しいです。まだ先輩方に比べて脚力も劣っていると思うので、110回生を代表出来るような選手を目指して、頑張りたいと思います。
 レースは、スタートを狙っていたが後方になってしまったけど、周りを見て冷静に動けていたと思います。競走訓練も最後方になるレースがあまりなかったので、いつもと違う展開でどうしようか悩んでいたんですけど、先行と決めていたので早めに上昇して、鈴木生徒が先に動いたのでそれについていこうと思いました。33なんで、最後の2コーナーでは前に行こうと思いました。この喜びは、今まで支えてくれた両親に一番最初に伝えたいと思います。
 1年間、辛いこともありましたが、ここまで頑張ってきて、優勝という形で終われたのでよかったです。これからも、デビューまで着実に力をつけていきたいと思います!」

2位 鈴木奈央(静岡)
「2着は悔しいですけど、しっかり自分で仕掛けられたことは、悔いはないです。出切った後に、土屋生徒の勢いが早すぎて、そこに合わせられなかったのが悔しいですね。」

3位 板根茜弥(東京)
「自分で動けなかったのは反省ですけど、3着までに入るという目標は達成出来たので、そこは嬉しかったです。自分の目標を達成出来たのは自信になりますね。強いだけでなく、面白いレースを出来るような、感動出来るレースをしたいと思います」

4位 山本知佳(和歌山)
「周りは見えていたけど、…見過ぎてしまったことと自分で動けなかったのは反省点であります。でも、最後まで諦めずに踏めたのはよかったと思います」

5位 藤巻絵里佳(栃木)
「スタートは、皆狙っていたと思うけど、ダッシュ力は負けないと思っているので、そこは予定通り前を取れました。もっと早く来るかと思ったけど、けっこう遅かったので、これは突っ張ろうと思いました」

6位 中嶋里美(愛知)
「皆の気持ちが前々に出ているレースで、間に挟まれて怯んでしまった部分があるので、そこはこれからもっと磨いて、冷静に対処出来るようにならないといけないなと改めて思いました」

7位 林真奈美(福岡)
「これが今の自分の実力です、作戦に関しても、脚に関しても。もう早く練習して、強くなりたいと思います」


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