リオ五輪レポート1(トラックチーム リオ到着)

配信日:2016年8月10日
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8月9日、リオデジャネイロ五輪第5日。この日午前、トラックチームが五輪直前合宿を行っていたカナダのトロントからリオ入りした。選手は男子スプリント出場の中川誠一郎、男子ケイリン出場の渡邉一成・脇本雄太、そして男女オムニアム出場の窪木一茂・塚越さくらの5人。トラック競技は明後日11日から6日間の日程で開催される。選手たちはそれぞれの出場種目開催日に合わせて、本番トラックで最終調整を行う。この日は国別の練習時間が午前の早い時間だったためトラックを走ることはできなかったが、選手たちは選手村に入ってすぐベロドロームに出向き、自転車の組み立てとローラー練習で汗を流した。

○中川誠一郎(2大会連続2回目)
カナダ合宿は良い感じで終えました。できる限りのことはやったかなと思います。トラックは見た感じ伊豆ベロドロームそのままという感じですね。競技は僕が一番早くて12日に始まるので、あとはその日を待つだけです。

○渡邉一成(3大会連続3回目)
移動でちょっと疲れました。カナダ合宿は僕だけちょっと短かったのですが、やれることはやってきました。レースまで1週間ほどありますが、あとは疲れを取りながら調整していく段階かなと思います。もう現場の雰囲気だけでコンディションが上がっていくということはないので、自分の体と相談しながらじっくり仕上げていくつもりです。

○脇本雄太(初参加)
今日の印象としては、選手村があったりバスで移動したりとか、アジア大会よりちょっと大きい大会に来たという感じですね。でもまだ着いたばかりなので本当にオリンピックを感じるのはこれからだと思います。トラックは伊豆に似てる感じですけど、感覚は走ってみないと分からないですね。初めてのオリンピックでは自分がやりたいと思ったこと全てをやってみたいと思います。それでダメだった部分はあとで次に繋がるように改善していくつもりです。4年後の東京までを見据えてやるということが大事だと思っています。

○窪木一茂(初参加)
競技場は思ってたよりもきれいで立派なので、何か神聖な場所に来たという感じです。今日着いたばかりですけど選手村の雰囲気に触れ、徐々にオリンピックというのを感じ始めています。ここまで順調にきていて、直前のカナダ合宿も良い状態で終えることができました。このトラックは伊豆と同じような感じですね。カナダのトラックよりもタイムが出そうなので早く走りたいですね。あとは体の方で残り10%、気持ちの方も徐々に高めていけば、心身共に100%の状態に仕上げられると思います。本番が楽しみです。

○塚越さくら(初参加)
選手村に入ったらいろんな選手がいて、国旗もたくさんあって、とうとうオリンピックに来たなぁと感じています。カナダでは心拍数を上げるきついトレーニングなど、いつも伊豆でやっているのと同じようなトレーニングをやってきました。私は何か不安要素があるとそれを引きずるタイプなのですが、今日リオに来てもそれが全然なく、「よし、一生懸命走ってやろう」というような気持ちが強いので、それだけしっかりと準備ができたのではないかと思います。本番までは、まずトラックの特性をしっかりとつかむことと、ここでも2回ぐらいは心拍数を上げるトレーニングをやって体に刺激を与えること、そしてあとは、練習以外ではリラックスすることを心がけて、疲れをためないようにすることが大事だと思います。