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今回生の特徴は、脚力上位者が在校上位を占め、トーナメント(全2回)と準トーナメント(全3回)でも活躍していることである。中でもエリート組で在校ベスト10に入ってくる柴田洋輔(東京)、寺田信彦(大分)、木暮安由(群馬)、牛山貴広(長野)の4名が優勝候補にあげられる。 |
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優勝候補の筆頭はズバリ柴田洋輔である。第3回記録会1000mで今回生最高タイムを記録し、2月に行われた第4回記録会の200m、400m、1000mでも1位を獲得するなど、1ランク上の脚力を見せている。後方に置かれても、一捲りできるスピードで在校1位と卒業記念優勝の2冠を目指す。 |
柴田洋輔(東京) |
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寺田信彦(大分) |
国体スプリントで優勝し技能免除で入校した寺田信彦は、トップスピードに絶対の自信を持っている。競走センスと勝負度胸が抜群で在校3位の成績をあげた。大舞台になればなるほど力を発揮するタイプだ。 |
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在校7位の木暮安由は、先行勝負で頭角を表してきた一人。競走で見せるスピード・持久力は今回生トップクラスで、第2回準トーナメントの決勝では、ジャン先行から4コーナーまで粘り4着と、主導権を握り自分のペースに持ち込めば優勝に近い存在となるはずである。 |
木暮安由(群馬) |
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牛山貴広(長野) |
トリノオリンピック・スピードスケート代表の牛山貴広は、ピストレーサーに乗り始めてわずか1年だが、全てのトーナメント戦で決勝に進出し2回優勝した。在校5位で先行逃げ切り7勝と競走実績は今回生ナンバー1である。 |
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「先行」といえば、牛山以外では山田義彦(埼玉)、梶原恵介(大分)、安部貴之(宮城)の3人が注目される。
エリート組の山田義彦は、400mで今回生最高タイムを叩き出すスーパーダッシュが持ち味。競走成績には表れていないものの、ゴール前までの強靭な粘りは目を見張るものがある。また梶原恵介は、トーナメント戦では常に上位を賑わす実力者である。そして安部貴之は、持ち前のダッシュ力に持久力が加味されたことで、評価が急上昇している。3人とも徹底先行にこだわっており、在校順位や勝利数では目立たないが、必ずやレースを動かすキーマンとなるはずだ。 |
山田義彦(埼玉) |
梶原恵介(大分) |
安部貴之(宮城) |
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馬場勇(熊本)、西本直大(大阪)、樫山恭柄(福岡)、古川尚耶(栃木)にも注意が必要である。
適性組入校の馬場勇と西本直大は、もともとあった高い身体能力が訓練を通じて生かせるようになった。爆発的なスピードを持っているだけに、さらに競走の経験を積めば、上位陣にとって脅威の存在になることは間違いない。在校4位の樫山恭柄、第1回トーナメント優勝の古川尚耶も、勝負を決める一発の捲りを持っている。 |
馬場勇(熊本) |
西本直大(大阪) |
樫山恭柄(福岡) |
古川尚耶(栃木) |
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在校2位の三谷将太(滋賀)の脚力もあなどれない。追い込みを得意としてきたが、最近では競走スタイルを先行・捲りを交えた自在戦に変え、展開が悪くても自分でレースを作り勝利をあげている。頭脳的にレースを組み立てる在校6位の鷲田幸司(福井)と、ダッシュ力・持久力を兼ね備えた盛田将人(北海道)の自在戦での活躍も見逃せない。 |
三谷将太(滋賀) |
鷲田幸司(福井) |
盛田将人(北海道) |
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記録会で活躍した4人にも注目して欲しい。佐藤幸治(秋田)は、最後惜しくもエリートを逃したが、入校当初からエリート候補班に在籍する高い潜在能力を持っている。先行・捲りを主戦法としている西村行貴(東京)は、第1回記録会で唯一A評価を獲得。稲吉悠大(福岡)も、4回の記録会うちA評価を3回獲得し、徹底先行で戦っている。片折亮太(埼玉)は、ジュニア世界戦で戦った経験を持ち、1000mでは上位クラスの実力を持つ。 |
佐藤幸治(秋田) |
西村行貴(東京) |
稲吉悠大(福岡) |
片折亮太(埼玉) |
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卒業記念レースの日まで努力を惜しまなかった者が、第92回生徒の頂上を制するであろう。
(注)在校順位、競走成績等は平成19年3月16日現在のものに基づく。 |
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