函館競輪場で行われているナイター開催の「ミリオンナイトカップ(GIII)」は、8月9日に3日目を迎えた。決勝進出をかけた準決勝3個レースは、笠松信幸、阿部力也、椎木尾拓哉が勝ち名乗り。初日特選組の松谷秀幸や、地元地区の阿部力也もファイナルへの切符をつかんだ。いよいよシリーズも大詰め。10日の最終日は、連日の熱戦を勝ち抜いた7名による決勝戦が争われる。
本場では最終日も、競輪小僧さんによるレース展望会を実施。決勝戦発送前と表情式開始前には、バンク内で函館巴太鼓の演奏も行われます。また、移動販売車も出店しますのでお楽しみください。入場時の検温やマスクの着用にご協力をお願いします。
<7R>

笠松信幸選手

山岸佳太選手
赤板過ぎで先頭に立った近藤隆司を、1センターで石塚輪太郎が押さえて主導権を握る。6番手の山岸佳太は打鐘の2センターから巻き返すと、最終ホームで吉本哲郎の前に入って3番手を確保。後方から仕掛けてきた近藤隆司に合わせて2センターから踏み込んだが、逃げる石塚の番手から笠松信幸(写真)が鋭く伸びて1着で優出を決めた。
「全部、(石塚)輪太郎に任せていました。(別線と)仕掛けが合うようなら、自分がどかすってことも考えていましたけど、ずっとカカっている感じだったので。(最後は)張ってからだと内も来るので踏ませてもらいました。(自分自身の)感じも良いですけど、3日間、前の選手が頑張ってくれているお陰です」
中団を確保した山岸佳太(写真)は2着でゴール。
「落ち着いて冷静に走ったんですけど、ワンテンポ、ツーテンポ仕掛けるのが遅かったですね…。芦澤(大輔)さんと決めたかったです。レースが弱気になりました。近藤さんを見てバックから踏んでいれば、笠松さんも出てこれなかったと思うんですけど…」
「全部、(石塚)輪太郎に任せていました。(別線と)仕掛けが合うようなら、自分がどかすってことも考えていましたけど、ずっとカカっている感じだったので。(最後は)張ってからだと内も来るので踏ませてもらいました。(自分自身の)感じも良いですけど、3日間、前の選手が頑張ってくれているお陰です」
中団を確保した山岸佳太(写真)は2着でゴール。
「落ち着いて冷静に走ったんですけど、ワンテンポ、ツーテンポ仕掛けるのが遅かったですね…。芦澤(大輔)さんと決めたかったです。レースが弱気になりました。近藤さんを見てバックから踏んでいれば、笠松さんも出てこれなかったと思うんですけど…」
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阿部力也選手

山中秀将選手
前受けの小原佑太は赤板で森山智徳を突っ張って、そのまま先行態勢に入る。ハイペースで逃げる小原に、別線はなかなか仕掛けられず、最終バックも隊列は一本棒で通過。絶好展開が向いた阿部力也(写真)は直線で鋭く抜け出して白星を挙げた。
「(小原は)良いカカりだったけど、全部突っ張って最後はいっぱいそうでしたね。もう少し車間を切って上手いことやれば、残せたかもしれない。自分がヘタでした。藤木(裕)さんが後ろに入ったのが気になって、余計な動きができなかった。残そうと思ったけど、(差せなかった)予選2のこともあって、早めにいってしまいました。(ライン)2車なのもキツいし、難しいですね。脚的には悪くないと思います」
山中秀将(写真)は、4番手の位置から2センターで外を踏み上げて2着に入った。
「最内枠だったし、脚を使ってでも中団にはと思っていた。赤板でバックを踏んだけど、内に入って3番手をキープできました。藤木さんが追い上げて迷ったけど、併走したところを森山君にカマされるのが嫌だったので、下げて立て直そうと思いました。3コーナーの脚の回りは最近の中で一番ですね。前の藤木さんを抜かないと2着以上はないと思って、藤木さんだけはと思って踏んで良かったです。脚も良くなってきていると思う」
「(小原は)良いカカりだったけど、全部突っ張って最後はいっぱいそうでしたね。もう少し車間を切って上手いことやれば、残せたかもしれない。自分がヘタでした。藤木(裕)さんが後ろに入ったのが気になって、余計な動きができなかった。残そうと思ったけど、(差せなかった)予選2のこともあって、早めにいってしまいました。(ライン)2車なのもキツいし、難しいですね。脚的には悪くないと思います」
山中秀将(写真)は、4番手の位置から2センターで外を踏み上げて2着に入った。
「最内枠だったし、脚を使ってでも中団にはと思っていた。赤板でバックを踏んだけど、内に入って3番手をキープできました。藤木さんが追い上げて迷ったけど、併走したところを森山君にカマされるのが嫌だったので、下げて立て直そうと思いました。3コーナーの脚の回りは最近の中で一番ですね。前の藤木さんを抜かないと2着以上はないと思って、藤木さんだけはと思って踏んで良かったです。脚も良くなってきていると思う」
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椎木尾拓哉選手

松谷秀幸選手
前受けの野口裕史は、赤板の1センター過ぎから動いた小森貴大を突っ張って出させない。椎木尾拓哉(写真)は小森が不発と見るや、打鐘の2センターで松谷秀幸の後ろに切り替えて最終回へ入る。脚を溜めていた久米康平が2コーナーからスパートすると、松谷は2センターでブロック。椎木尾は瞬時に空いた松谷の内のコースに入り、野口もすくって直線で抜け出した。
「難しい展開になりましたけど、4コーナー勝負だとは思っていたし、内が空いたので思い切って踏みました。イチかバチかで行ったら、突き抜けた感じです。決勝は笠松(信幸)さんとチャンスがあるように走りたいです」
椎木尾と同じコースを踏んだ鈴木庸之が2着に入った。
「(赤板で)小森が野口さんを切らないのは作戦になかったし、野口さんも突っ張るとは思わなかったです。要所、要所の判断はできたのかなと思います。ハンドルのセッティングを変えてからは、乗りやすくて楽ですね」
松谷秀幸(写真)は3着でゴールして、決勝へ滑り込んだ。
「7車立てで(ライン)2車は難しいですね。持っていったら内に入ってくるのは分かっているけど、持っていくしかないですもんね…。もったいない3着でした。脚はまだめっちゃ余っています」
「難しい展開になりましたけど、4コーナー勝負だとは思っていたし、内が空いたので思い切って踏みました。イチかバチかで行ったら、突き抜けた感じです。決勝は笠松(信幸)さんとチャンスがあるように走りたいです」
椎木尾と同じコースを踏んだ鈴木庸之が2着に入った。
「(赤板で)小森が野口さんを切らないのは作戦になかったし、野口さんも突っ張るとは思わなかったです。要所、要所の判断はできたのかなと思います。ハンドルのセッティングを変えてからは、乗りやすくて楽ですね」
松谷秀幸(写真)は3着でゴールして、決勝へ滑り込んだ。
「7車立てで(ライン)2車は難しいですね。持っていったら内に入ってくるのは分かっているけど、持っていくしかないですもんね…。もったいない3着でした。脚はまだめっちゃ余っています」