『函館競輪場開設56周年記念(GIII)レポート』 前検日編
 
配信日:8月13日



 本日が最終日の小田原記念に続き、明日14日からは開設56周年函館記念『いさり火杯争奪戦』が4日間に渡って開催される。前検日の今日は、全国各地からS級トップレーサーが続々と競輪場入り。特選3個レースに出走する選手を中心に、今シリーズに賭ける意気込みをレポートします。なお、初日の明日は、バンク内で地元選手指導子供バンク自転車走行体験(15時15分~15時35分頃)、公園広場ではBMX&HipHopダンス(1回目11時35分~11時50分頃、2回目14時36分~15時01分頃)など様々なイベントが行われる予定。是非、この機会に本場まで足をお運び下さい。


<2R>
 2Rに出走する河野通孝は、ここ2場所予選を1着で通過するなど、一戦ごとに力をつけている。
 「S級は全く通用しないという感じではないけど、上のクラスだとやっぱり力の差がありますね。自分で展開も作れないことも多い。函館の追加をもらったのは半月前なので、ここに向けての練習は何も問題はありません。函館はA級時代に結構走っていますが、成績もいいし、好きなバンクの1つです」


<6R>
坂本 健太郎選手
坂本 健太郎選手
   6Rの選抜戦からは坂本健太郎(写真)を取り上げたい。9選手の中で競走得点は一番低いが、気合は十分だ。
 「ここ数場所は成績があまり良くないけど、調子自体は確実に良くなってきています。前回の奈良の後も約1週間あり、思い通りの練習ができました。1カ月ぐらい前からフレームを変えたんですが、どうもしっくりこないので、今回は元のフレームに戻してみます。何とかここで流れを変えたいですね」


<9R>
渡部 哲男選手
渡部 哲男選手
   9Rからは特選。渡部哲男(写真)は直前のふるさと富山で決勝2着に入るなど、勢いに乗る近況だ。
 「富山の決勝は落車を避けることができて良かった。最近は配分が詰まっていて、まとまった練習がなかなかできないし、疲れがちょっと心配ですね。でも、この流れを変えないように今回も頑張ります」
 手島慶介は寛仁親王牌で準V以降も安定した走りを見せている。
 「7日にここに来て、菊地(圭尚)や大森(慶一)と練習しました。大森に千切られたけど、状態は問題ない。新潟の二人にはいつもお世話になっているし、松本(一成)君には勝たせてもらったこともあるので、信頼して付いていきます」


<10R>
武田 豊樹選手
武田 豊樹選手
   10Rの武田豊樹(写真)はふるさと富山の決勝で絶好の展開をモノにできず4着に終わった。
 「あの展開で勝てなかったのは悔いが残りますね。ちょっと慌ててしまったかもしれない。今回は(悔しくて)1回もダイジェストを見ていないんですよ。関東はかなり暑かったし、ここに向けてそんなに練習はできなかった」
 1カ月ぶりの実戦となる神山雄一郎は「練習と休養がバランスよく取れました。気持ちもリフレッシュしましたね。体調は万全だし、函館も相性がいいので、いい結果を残したいですね」と明るい表情を見せる。
 井上昌己は相変わらず好調を持続している。
 「前回の伊東は準決勝、決勝で久々に逃げたし、同県の先輩の足達重満さんとワンツーを決められました。その後は休養を取らず、ここに向けて練習しました。疲れがなければ、絶好調と言っていい」
 50日ぶりの実戦となる友定祐己は「前回の豊橋記念の落車で鎖骨を骨折した。ここに向けての練習は1週間ぐらい。不安はあるけど、とにかく1回走ってみないと何とも言えない」。


<11R>
菊地 圭尚選手
菊地 圭尚選手
   最終11Rには地元の菊地圭尚(写真)が登場。ふるさと富山は途中欠場したものの、体調面に全く不安はなさそう。
 「前回は自分の走りができなかっただけ。調子はずっといいし、今回もきっちり練習してきたから大丈夫だと思います。金子(貴志)さんとの対戦は初めてなので、気持ちで負けないようにしたい。地元だし、結果にもこだわりたいですね」
 その菊地と連係する佐藤慎太郎は「ふるさと富山から中4日だけど、それなりに走れる状態だと思います。明日はメンバーがきついけど、(菊地)圭尚が頑張ってくれるでしょう」。

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