『取手競輪開設57周年記念(GIII)レポート』 前検日編
 
配信日:9月26日


 明日から取手競輪場で開設57周年記念「水戸黄門賞」が開催される。前検日の今日は地元のエース武田豊樹を筆頭に、神山雄一郎、村上義弘、新田康仁、永井清史、北津留翼などトップレーサーが取手競輪場に集結。明日からの激闘に備え丹念に愛車を整備した。
 明日は場内イベントで伊藤克信氏と吉井秀仁氏の黄門様予想会(4日間)、地元の現役選手によるトークショーが行われる。またファンサービスとして毎日先着2000名様にさまざまなプレゼントがあります。是非、取手競輪場にお越し下さい。


<1R>
 オープニングの1レースからは72期コンビを取り上げたい。大内達也は「今年の前半はなかなか勝てなかったが、最近は徐々に1着も増えてきました。練習量も以前より増えている位で調子も良いし、もう少し点数を上げたいね」一方、伊藤一貴も「最近は流れも良いが、予選3連勝と車の伸びにも満足している」と共に好調ぶりをアピールしていた。


<3R>
 3レースに出走の榊原洋は「そろそろ追い込みに変わりたいけど、中四国は自力タイプが少ないので、前を任されるケースが多いんですよ。前回の防府もまくりが出たし調子は悪くないと思う」


<4R>
鷲田佳史選手
鷲田佳史選手
   4レースの鷲田佳史(写真)は「前回の奈良で落車したが、擦過傷が酷かったので、練習は軽いギヤで調整程度ですね。取手はいつも練習しているバンク(武田豊樹と同期生の関係で)なので準地元の感じです。知り合いも多いので頑張りたいですね」


<5R>
 5レースは地元の徹底先行型・須賀和彦を。「前回の観音寺は何が原因か分からないがダメでしたね。今回は地元と言っても僕は主役じゃないから、いつも通りに頑張るだけです」と淡々とした表情。


<6R>
 6レースからは選抜戦で地元の山下渡が登場する。「記念の配分は弥彦以来2度目です。地元戦はA級の時に走ったが、気合が入りすぎて落車してしまいました。今回は気負わずに良い意味での緊張感を持って臨みたいですね。弥彦記念では準決勝まで勝ちあがれたので、今回もそれ以上を狙いたい」と闘志を覗かせる。
 菅原晃は「前回の奈良から中6日で調整程度だが、最近は優参が続いているし引き続き調子は良いですね。いつも通りの競走で力を出し切りたいです」と若手の同型に真っ向勝負の構え。


<7R>
旭啓介選手
旭啓介選手
   7レース選抜の旭啓介(写真)は「前回の四日市はナイターだったので実質は中4日ですね。4・17の大ギヤは詰まると苦しいが、レースが流れてくれれば別に問題ないですね。もう半年以上は乗っているので慣れもあります」
 長塚智広は「オールスターの後は、弟子(須賀和彦)と、十文字(貴信)さんと三人でバンクでしっかりと練習をこなしました。調子は走ってみないと分からないが、地元なので何とか頑張りたいですね」
 立花成泰は「8月奈良の優勝は自分でもビックリする位に車が出ました。毎回出れば良いんですけどね。僕はまくりしかないし、気分で走るタイプだから(笑)」


<8R>
廣川泰昭選手
廣川泰昭選手
   8レース選抜の廣川泰昭(写真)は「昇級してからもう少しやれると思っていたが、最近は伸び悩んでますね(笑)。練習はしっかりしているし、調子も悪くないんだけど…。最近は戦法も定まらないが、流れに応じて何とか頑張らないと」


<9R>
新田康仁選手
新田康仁選手
   9レースの特選の新田康仁(写真)は「オールスターは正直言ってタイトルを獲れる位のデキだったので残念。でも、レースの流れがあるし仕方ないですね。状態の方は引き続き変わらないので、いつも通りに良いレースで頑張りたい」
 村上義弘は「オールスターは結果を出せなかったが仕方ないですね。年齢的にも何でも出来るのが理想だが、自分の持ち味は先行だから…。前回よりは良いと思うし期待してください」
 内藤宣彦は「前回の千葉は完全優勝だったので調子は悪くないが、オールスター組が誰も居なかったからね。レースの流れが向いてくれれば何とか見せ場を作れる脚はあると思う」と久々にトップクラスとの対戦で静かに闘志を燃やす。
 松田優一は「千葉が終わった後に富士山に合宿に行き、帰ってから地元で巧く調整できたので体調は良いと思う。地元戦だけに気合が入るし、何とか力を出し切って頑張りたいですね」


<10R>
永井清史選手
永井清史選手
   10レース特選はオールスター・オリオン賞の再現で永井清史と北津留翼の対決となった。
 永井清史(写真)は「オールスターの後は一日休んで、普通に練習をこなしました。北津留君との対戦はある程度予想していたし、戦うのは好きだから問題ない」と闘志を掻き立てる。
 一方、北津留翼は「中2日休んで気分転換にロードレースに参加して、苦手な上り坂を楽しんで来ましたよ(笑)。取手はA級の時に走って落車しているので今回は頑張ります」
 山口幸二は「オールスターの二日目に寝違えて首を捻挫してしまい、以後は思い通りのレースが出来ませんでした。今は痛みもおさまり体調面は問題ないので、今回は頑張れると思う」
 ここのところ好調が続く三宅伸は「良いと言っても優勝している訳ではないからね(笑)。取手は過去に記念で優勝しているし、バンクとの相性は悪くないですね」


<11R>
木村貴宏選手
木村貴宏選手
   11レース特選は地元のエース武田豊樹が登場。「オールスターは力を出し切れなかったが、勝ちに徹した結果だから残念だけど仕方ない。帰ってからは疲れを取りながら徐々に仕上げました。年に一度の地元記念なので、ファンに納得して貰えるレースで流れを変えたいですね」
 武田の番手を死守する木村貴宏(写真)は「オールスターでは色々とセッティングを試したが、車の伸びが今一息だったので元に戻しました。今回は疲れも取れたし、地元の記念はG1と同じ感覚なので、ベストを尽くして頑張ります」
 佐々木則幸は「地元のオールスターが終わってホッとしています。準決の失格は気合が入りすぎて、イエローラインを越えているのに気付くのが遅すぎました。まだ余韻が残っている感じだが、調子は前回と変わらないと思うし、気持ちを切り替えて出直します」

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情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
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