『宇都宮競輪開設58周年記念(GIII)レポート』 前検日編
配信日:5月16日
開設58周年を迎えた宇都宮記念『ワンダーランドカップ争奪戦』が、明日から開催される。前検日の今日は地元のエース神山雄一郎や、武田豊樹、渡辺晴智など、トップレーサーが続々と宇都宮競輪場に集結。明日からの激闘に向けて愛車の整備に余念がなかった。
開催中は栃木支部選手によるお出迎えや、トークショーを行います。また、ぬいぐるみセットや、クオカードが当たるスピードくじが配布されます(17日、18日は先着2500名様、19日、20日は先着3000名様)。是非宇都宮競輪場にお越し下さい。
<1R>
オープニングの1レースは
松田孝志
を取り上げたい。「最近は1着も取れているが、肝心なところでポカもあり9着も多いね。でも、練習はしっかり出来ているし、流れが向けば戦える状態は維持している。予選からのスタートは勝ち上がりが厳しいが頑張りたい」
<2R>
2レースは近畿勢に注目したい。
岡本新吾
は「山岸君とは相性が良く、彼と一緒の時は連係が決まるケースが多いですね。でも、ほとんど彼が1着ですけど(笑)。明日も安心して任せられます」と信頼を置く。
一方の
山岸正教
は「そんな事ないですよ。結構、岡本さんも勝っています。確かに相性はいいですけどね」
<5R>
5レースの
土屋仁
は「前回の静岡は、多少早く仕掛け過ぎた面がありました。感じは間違いなく前回より上向きだと思うし、手応えもあります。最近は流れによっては自在戦も試しているが、練習で調子が上がっているし、自力で上のレースに勝ち上がりたいね」
<6R>
浜田浩司選手
6レースからは選抜戦。ラインの先陣を受け持つ機動型の二人を取り上げたい。
浜田浩司(写真)
は「前回の名古屋は、前検日から風邪気味で体がだるかった。でも、前回から中二週間あったので、全プロ競技に向けて練習を積んでいたので大丈夫。元々松山が五百バンクだったので、走路の不安はありません。追加も早目だったので、問題ないでしょう」
須賀和彦
は「前回の岐阜で決勝に乗れているし、悪くはないと思う。中5日で調整程度だが、前回の調子は維持しているはず。五百バンクでも特に問題はありません」先行バトルが繰り広げられそうだ。
<7R>
深沢伸介選手
7レースは
深沢伸介(写真)
に注目したい。「前回の高松は展開にも恵まれたが、S級で初の完全優勝を飾れて最高でした。どんな形であれ、多少は自信になりましたね。この流れを大切にして、今回も少しでも上に勝ち上がれるように頑張りたい」
旭健太郎
は「大先輩の関根(幸夫)さんと一緒なので、しっかりとガードしたい。ここ数場所は準決で敗退が続いているが、弟子の練習を面倒見ているので、自分の練習が多少不足している感じがする。でも、体調面は問題ないです」
海田和裕
は「前回は準決の後に腰を痛めてしまい欠場したが、もう大丈夫です。最近は目標のあるケースも多いが、追い込みは性格的にあまり向いていないので、自力の方がいいね」
<8R>
藤田竜矢選手
8レースは主導権が有力視される
藤田竜矢(写真)
。「前回の大垣記念から中一週間あったので、いつも通りに乗り込めました。前回は二次予選で失敗したが、今回は前回よりいいと思うし、五百バンクは大好きです」
久冨武
は「追加は大丈夫です。藤田君と以前に対戦して負けているし、多少苦手意識もあるが、仕掛けどころを見極めて頑張る」
<9R>
矢口啓一郎選手
9レースからは主力が登場する特選。
矢口啓一郎(写真)
は「全プロのあと追加配分が入りそうな雰囲気だったので、心の準備は出来ていました。多少の疲れは感じるが、後閑(信一)さんと一緒なので、いつも通りに自力で頑張る」と、主導権奪取を誓った。
高谷雅彦
は「今まで配分が詰まっていたが、前回から中13日あったので、休養も兼ねて練習も十分にこなせました。悪い部分も把握したし、修正していい状態で疲れもない。ここは好きなバンクなので楽しみ」と表情からは自信が窺えた。
渡辺晴智
は「ここは東西王座戦以来の出走。今回は全プロ組が多く皆大変ですね。疲れはあるけど、デキはそれなりでしょう。高谷さんとは前回の名古屋でも連係しています」
<10R>
北津留翼選手
10レース特選の
北津留翼(写真)
は「全プロのあと中2日で、九州には帰らず東京に泊まりました。自転車には乗らずにランニングだけで過ごしました。宇都宮は初めてだが、先輩のアドバイスを受けて頑張りたい。仕掛けどころも前半のレースを見て良くチェックしたい。同期の飯野(祐太)君とは、A級の時に一度対戦してまくりで勝っているが、今は強くなっているし、気を引き締めていきたい」
飯野祐太
は「前回から中5日で調子は変わらない。何とか北津留君にリベンジしたいね」と闘志を燃やしていた。
山田敦也
は「2月に配分が止まったのが、良い意味で休養になりましたね。4月岸和田の初日特選での失格が残念だったけど、引き続き好調をキープしている。飯野(祐太)君とは初めての連係です」
<11R>
神山雄一郎選手
11レース特選には地元のエース
神山雄一郎(写真)
が登場する。「誰もがそうだと思うが、正直言って疲れは残っていますね。でも、条件は皆一緒だから。地元の記念は特別と同じ位に気合が入るし、期待に応えられるように頑張るしかない」
神山を援護する
宗景祐樹
は「神山さんに付けるのは初めてだが緊張感もないし、特に地元のプレッシャーもありませんね。西武園の記念でも決勝に乗れたし、今回も一戦、一戦を大切にして決勝に乗りたい」
九州ラインの先陣を受け持つ
松岡貴久
は「記念は2度目だが、特選シードは初めてで嬉しい。同県の合志(正臣)さんと一緒だし、持ち味を出し切って精一杯頑張りたい」
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情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
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