REPORT

『宇都宮競輪開設63周年記念（GIII）レポート』　3日目編

配信日：5月28日

　宇都宮競輪開設63周年記念「宇都宮ワンダーランドカップ」は3日目を終了。準決勝3個レースをメーンに熱戦が繰り広げられた。深谷知広の脱落はあったが、今シリーズのベストナインが出そろった。神山雄一郎の地元記念10度目の制覇なるか。それとも成田和也、伏見俊昭の福島SSコンビが意地を見せるか。注目の決勝戦は明日の16時30分に号砲が鳴る。
　最終日も場内ではファンサービス、イベントが盛りだくさん。ぜひ、本場でお楽しみください。

＜９Ｒ＞
成田和也選手稲川翔選手	準決勝1発目の9レースを制したのは成田和也（写真）だ。先制した関東ライン追走から直線一気の追い込み勝ち。目標不在の一戦でダービー王の底力を示した。　「昨日の落車の影響はありますが、そんなことは言ってられないですから。今日は単騎で作戦は考えずに、流れに乗っていこうと思っていました。牛山君ラインを追走して、流れが良かった。最後は伸びましたね。いい状態と思っていても伸びないときもあるし、何とも言えません。決勝もしっかり戦います」　中村淳は四角ハコ回りを生かして2着に入った。12年ぶりの地元記念参戦で決勝まで勝ち進んだ。　「牛山君が前で頑張ってくれたおかげ。いいかかりでした。成田君が踏んできたのが分かって、ワンテンポ待ってから踏みました。外をいかれたのは仕方ないですね。初日に落車したけど、状態は思ったよりもいいです」　中団外併走を耐えて外を伸びた稲川翔（写真）が3着に入り、記念初優出を果たした。　「今日は中団、中団の組み立て。牛山さんはまくりのイメージだし、逃がして鈴木君と中団を併走していた方がチャンスがあると思っていました。成田さんが踏む前に仕掛けたかったけど、併走がきつくていけなかった。最後は成田さんに乗っていく感じになりました。記念決勝は初めて。いつも通り自力で力を出し切りたい」　牛山貴広は直線で力尽きて5着に失速した。　「逃げるつもりでした。中団併走が分かったので、流して踏んだけど、全然かからなかった。力不足ですね」

＜９Ｒ＞

成田和也選手

稲川翔選手

　準決勝1発目の9レースを制したのは成田和也（写真）だ。先制した関東ライン追走から直線一気の追い込み勝ち。目標不在の一戦でダービー王の底力を示した。
　「昨日の落車の影響はありますが、そんなことは言ってられないですから。今日は単騎で作戦は考えずに、流れに乗っていこうと思っていました。牛山君ラインを追走して、流れが良かった。最後は伸びましたね。いい状態と思っていても伸びないときもあるし、何とも言えません。決勝もしっかり戦います」
　中村淳は四角ハコ回りを生かして2着に入った。12年ぶりの地元記念参戦で決勝まで勝ち進んだ。
　「牛山君が前で頑張ってくれたおかげ。いいかかりでした。成田君が踏んできたのが分かって、ワンテンポ待ってから踏みました。外をいかれたのは仕方ないですね。初日に落車したけど、状態は思ったよりもいいです」
　中団外併走を耐えて外を伸びた稲川翔（写真）が3着に入り、記念初優出を果たした。
　「今日は中団、中団の組み立て。牛山さんはまくりのイメージだし、逃がして鈴木君と中団を併走していた方がチャンスがあると思っていました。成田さんが踏む前に仕掛けたかったけど、併走がきつくていけなかった。最後は成田さんに乗っていく感じになりました。記念決勝は初めて。いつも通り自力で力を出し切りたい」
　牛山貴広は直線で力尽きて5着に失速した。
　「逃げるつもりでした。中団併走が分かったので、流して踏んだけど、全然かからなかった。力不足ですね」

＜１０Ｒ＞
伏見俊昭選手合志正臣選手	前受けから七番手まで下げた深谷知広が最終ホーム手前から一気に叩き返して主導権を奪う。立ち遅れた伏見俊昭（写真）は八番手に置かれたが、まくった後閑信一のラインを追って最後は外を鮮やかに突き抜けた。　「一か八かでしたね。筒井君が付いてくれたおかげで気合が入った。後閑さんのスピードをもらって、最後は外を踏むような感じでした。深谷の当て馬にされたけど勝てて良かったです。調子はだいぶ上がってきています」　伏見と即席でタッグを組んだ筒井敦史が好マークから2着に入った。　「伏見さんはやっぱり強い。自分の中で伏見さんは追い込み選手とは思っていないし、先行でも戦えるんじゃないですか。ゴールまで加速していく感じだった。スピードをもらって外を踏んだけど決勝に乗れて良かったです。2日間の感じがいまいちだったので、セッティングを微調整したんですが、スムーズに回転するようになりました。今日はかなりいい感触でした」　合志正臣（写真）は先制した愛知コンビ追走から3着に突っ込んだ。　「バック向かい風で脚にきていたけど、前を抜ける感じはあった。でも、伏見さんが強かったですね。あれは止めようがないし、しょうがない。筒井さんもタテ脚があるから強いですね。自分の状態も悪くないです」　深谷知広は末を欠いて4着。惜しくも決勝進出を逃した。　「やれることはやったので仕方ない。調子は徐々に良くなっています。明日もしっかり頑張る」

＜１０Ｒ＞

伏見俊昭選手

合志正臣選手

　前受けから七番手まで下げた深谷知広が最終ホーム手前から一気に叩き返して主導権を奪う。立ち遅れた伏見俊昭（写真）は八番手に置かれたが、まくった後閑信一のラインを追って最後は外を鮮やかに突き抜けた。
　「一か八かでしたね。筒井君が付いてくれたおかげで気合が入った。後閑さんのスピードをもらって、最後は外を踏むような感じでした。深谷の当て馬にされたけど勝てて良かったです。調子はだいぶ上がってきています」
　伏見と即席でタッグを組んだ筒井敦史が好マークから2着に入った。
　「伏見さんはやっぱり強い。自分の中で伏見さんは追い込み選手とは思っていないし、先行でも戦えるんじゃないですか。ゴールまで加速していく感じだった。スピードをもらって外を踏んだけど決勝に乗れて良かったです。2日間の感じがいまいちだったので、セッティングを微調整したんですが、スムーズに回転するようになりました。今日はかなりいい感触でした」
　合志正臣（写真）は先制した愛知コンビ追走から3着に突っ込んだ。
　「バック向かい風で脚にきていたけど、前を抜ける感じはあった。でも、伏見さんが強かったですね。あれは止めようがないし、しょうがない。筒井さんもタテ脚があるから強いですね。自分の状態も悪くないです」
　深谷知広は末を欠いて4着。惜しくも決勝進出を逃した。
　「やれることはやったので仕方ない。調子は徐々に良くなっています。明日もしっかり頑張る」

＜１１Ｒ＞
神山雄一郎選手飯嶋則之選手	荒木伸哉の前受け。早めに上昇した小川勇介が人気の栃茨勢にフタをするが、最終2コーナーで長塚智広が空いたインコースを突いて前に出る。これを好追走した神山雄一郎（写真）が粘る長塚をきっちり捕らえて人気に応えた。　「長塚は何でもできるから信頼して付いていました。内が空いたところを上手く仕掛けてくれた。しっかり付いていけたし、勝てて良かったです。調子は確実に上がってきていると思います」　長塚智広は連日、変幻自在な立ち回りを見せている。　「今日は一杯一杯だった。レースもよく覚えてません。明日も地元勢の前で頑張ります」　飯嶋則之（写真）は前の2人にしっかりと続いて3着をキープした。　「反応良く付いていけました。躊躇しても仕方ないので、迷わず前を追いました。決勝もラインの三番手で頑張ります」　荒木伸哉は走りに迷いが出てしまった。　「ホーム線を過ぎて、どうしようか迷ってしまった。駆けるしかなかったかな。外しか見ていなかった」　小川勇介も長塚を相手に持ち味を出せずに終わった。　「長塚さんを上手く封じ込めたかったんですけどね。やられてしまった。力の違いがありますね」

＜１１Ｒ＞

神山雄一郎選手

飯嶋則之選手

　荒木伸哉の前受け。早めに上昇した小川勇介が人気の栃茨勢にフタをするが、最終2コーナーで長塚智広が空いたインコースを突いて前に出る。これを好追走した神山雄一郎（写真）が粘る長塚をきっちり捕らえて人気に応えた。
　「長塚は何でもできるから信頼して付いていました。内が空いたところを上手く仕掛けてくれた。しっかり付いていけたし、勝てて良かったです。調子は確実に上がってきていると思います」
　長塚智広は連日、変幻自在な立ち回りを見せている。
　「今日は一杯一杯だった。レースもよく覚えてません。明日も地元勢の前で頑張ります」
　飯嶋則之（写真）は前の2人にしっかりと続いて3着をキープした。
　「反応良く付いていけました。躊躇しても仕方ないので、迷わず前を追いました。決勝もラインの三番手で頑張ります」
　荒木伸哉は走りに迷いが出てしまった。
　「ホーム線を過ぎて、どうしようか迷ってしまった。駆けるしかなかったかな。外しか見ていなかった」
　小川勇介も長塚を相手に持ち味を出せずに終わった。
　「長塚さんを上手く封じ込めたかったんですけどね。やられてしまった。力の違いがありますね」

『宇都宮競輪開設63周年記念（GIII）レポート』 3日目編

『宇都宮競輪開設63周年記念（GIII）レポート』　3日目編