『西武園競輪開設57周年記念(GIII)レポート』 前検日編
 
配信日:4月25日


開設57周年記念の西武園競輪が「ゴールドウイング賞」と銘打って26日~29日の日程で開催される。地元のエース平原康多や、佐藤慎太郎、村上義弘、手島慶介などトップクラスの激突で見応え十分のシリーズとなりそうだ。
明日26日は地元西武園の所属選手による入場門付近でのお出迎え、サイクルシアターでのトークショー、走路内観戦(20名以下)やサイクルチャレンジゲームなどが催される。是非西武園競輪場にご来場ください。


<1R>
 オープニングの1レース一次予選からは特進4場所目で初の記念参戦となった鷲田佳史から取り上げたい。「今回は追加配分で前回の富山から中5日で多少疲れが残っているが、チャレンジャーなので力を出し切ってファンに良いレースを見せたい」


<4R>
 4レース出走の土屋仁は「地元勢が付いてくれるみたいですね。体調面では不安がないし、酒井さんとは何度かワン・ツーを決めています。ラインで上位独占を出来るように頑張る」


<5R>
 5レースでは地元の福田直樹
「地元の記念と言っても特にプレッシャーはなく、ここに向けての練習も普段通りにこなせました。自分の力を出し切れるように頑張るだけ」と終始リラックスムードが漂う。
  一方川島勝は「前回、前々回と予選で失敗してしまいました。最近はレースを見過ぎて失敗するケースが多いんです。ここは以前A級の時に決勝に乗っているし、バンクとの相性も悪くはないと思う。3月松阪の優勝がフロックだと言われないように頑張りたい」


<6R>
川口秀人選手
川口秀人選手
   選抜戦の6レースからは川口秀人(写真)。「湊君とは過去に7~8回連係して僕は5回位勝っていますよ。相性は抜群だし信頼している。前回の当所記念では準決で飛んだが、後は確定板に乗っているし、バンクも問題ないので楽しみだね」
  前回奈良での落車が気掛かりな赤井学
  「最近4か月で2回ですからね。先行型は落車するとごまかしが効かないが、幸い身体は大丈夫です。出走するからにはベストを尽くします」と、それ程の影響はなさそうだ。


<7R>
中村美千隆選手
中村美千隆選手
   7レースからは中村美千隆(写真)は「今の自分はレースの中で流れを見過ぎてしまい、積極的な気持ちが足りない気がする。当バンクはまくりが決まらず先行型が有利と言うけど、それは逆に僕が困るんですよ。他の人もまくりを嫌い先行するかもしれないしね。前回の京王閣よりは良いと思うので積極的に出たい」


<8R>
峠祐介選手
峠祐介選手
   8レースからはホームバンクの峠祐介(写真)
  「前回2場所失敗しているので、今回に向けてそれなりには調整してきたつもり。地元の記念なので、最後まで少しでも上のレースで走れるように頑張りたい。練習での感じも問題ないし、プレシャーも感じません。感じるのは特選組の平原康多君や、太田真一君でしょう」と終始リラックスムードが漂う。
  橋本強は「まだ1月取手での落車が尾を引いていますね。練習での感じは徐々に良くなっているんですが、レースではまだ結果が出ませんね。でも、流れが向けば何とかなるかな」


<9R>
村上義弘選手
村上義弘選手
   ここからは主力組が登場する特選。9レースからは村上義弘(写真)
  「ダービー決勝での落車が想像以上にダメージがあり、また悪い時の状態に戻った感がある。今はもう一度はじめから作り直しで乗り込んでいる状態です。ここに向けてトレーニングを積んできたし、前回の花月園よりは良いはず。今回から新しいフレームで感触を確かめたい。新車は練習じゃなくレースで試さないと感じが解からないからね」高松宮杯に向けて再始動が始まった。
  ふるさと観音寺で優参を果たして、余勢を駆って参戦の新田康仁
  「中2日だからローラーでの調整程度です。良い意味で前回の調子は保っているし、身体の疲れも感じない。あとは気持ちの面だけですね」と、表情にも余裕が感じられた。


<10R>
谷津田将吾選手
谷津田将吾選手
   10レースからは先ず谷津田将吾(写真)を取り上げたい。
  「慎太郎(佐藤)さんと一緒に走るのは2、3年ぶりですね。やっと一緒に走れる処まで戻れて嬉しいね。好調の原因は1月四日市でのⅤが大きな自信になったことですね。今は良い流れが続いているし、ここはA級の時に優勝しているし良いイメージ。チャンスはあると思うので、踏みどころを間違えないように頑張る」
  初めての記念で特選シードとなった園田匠は「上位の感触を肌で感じたいですね。最近はレースでも余裕が持てるようになり、成績もまとまってきた。でも、まだまだチャレンジャーなので積極的に挑む」
  まくりのスペシャリスト石丸寛之
  「ここに向けて普通に練習はできました。あまりまくりが決まらないバンクだけど、一度は踏むポイントがあるはずだから、チャンスを逃さない様に。脚は仕上がっていると思う」


<11R>
平原康多選手
平原康多選手
   最終11レースからは地元期待の平原康多(写真)が登場。
  「ダービーでの失格もそうですが、前回の静岡が酷かったので厄払いをしてきました(笑)。地元のプレシャーもあるが、しっかりと練習をしたので手応えはある。去年準決で負けて悔しかったので、今回は何とか頑張りたい」
  長欠明け3場所目となる佐々木則幸
  「まだまだ本来の状態には程遠いですね。前回は地元で気合も入っていたし、目標があったからね。徐々にペースを上げて、宮杯、そして地元高知でのオールスターに照準を絞っているのが本音。でも、走るからには持ち味を出し切って見せ場は作る」

   
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情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
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