REPORT

『ワールドグランプリレース』　共同インタビュー

配信日：10月18日

【1】永井清史(岐阜・88期)
	共同通信社杯を終えて、（すぐの開催なので）まとまった練習ができませんでしたが、疲れは取ってきたつもりです。体調は変わらずですね。（自分と外国勢との戦いに）注目が集まることは分かっているつもりです。特にケリーやムルダーは先行力があるし、出られたらまずいんで、自分が風を切るレースができれば。オリンピックでも先行したけど、今回も力勝負がしたいです。
【2】ロス・エドガー(イギリス)
	オリンピックの後は、トレーニングを積んできたし、状態はとても良い。前回は何も分からずに日本に来たから、結局良い結果が残せなかった。だけど、今回は2回目だし、走りにも慣れたから日本の競輪に対し、感覚が狭まったと思う。永井選手がいるけど、彼が強いのはオリンピックでも証明されている。でも、ひとこと言わせてもらうと、彼よりも、私の脚力の方が上でしょう（笑）。明日はシェーン（ケリー）の後ろで頑張る。
【3】井上昌己(長崎・86期)
	共同を途中欠場して、何日間か空いたんで、普段どおりの練習をしていました。あと、ここへ来る前に地区プロにも参加してきました。国際競輪は初めての参加になります。明日は中部の三番手を回ろうと思っています。永井君も金子（貴志）さんも強いし、そこからチャンスを待ちたいと思います。
【4】シェーン・ケリー(オーストラリア)
	コンディションも良いし、トレーニングも順調です。今回のレースに向けて、とてもモチベーションが上がっています。日本で走るのは今回が4度目です。ニューフェイスから前回戦った面々まで、色んな顔ぶれがいる。だけど、私は以前よりも体力的にも精神的にも力強くなっています。永井選手は、北京で見せた好成績だけでなく、世界選手権での成績にも目を見張るものがある。それだけに明日のレースがハードな展開となるのは覚悟しています。明日は私が先頭で。レースの中で戦術を組み立てながら走りたいです。
【5】新田康仁(静岡・74期)
	共同を終えて、そのあとすぐ地区プロだったんで、調整に調整を重ねて（疲れを取って）きました。国際競輪は何度も走っているし、3人の外国勢とも何度か対戦したことがあると思います。明日は自分は自力でやります。国際競輪だからと言って特別な並びをするって事もなく、いつも通りの自分の競走で頑張ります。
【6】佐藤慎太郎(福島・78期)
	3カ月入院して8月8日に退院しました。その後は、一旦、ロードレーサーに乗ったんだけど、足首が固くなってて、身体のバランスを崩してしまいあちこちが痛くなってしまったんです。だから自転車に乗るのを中止してリハビリに専念して、9月頭にまた自転車に乗り始めました。（復帰戦を今回としたのは）一発勝負ってこともあるし、身体の状態を確認するのに丁度いいかなと思ったからです。周りの練習仲間たちからは状態が戻っていると言われたけど、自分の中ではまだ7,8割のデキと思っています。だから、今年にかけて長いスパンで完全な状態に治していこうと思ってます。意識はないですけど、恐怖感みたいなものはまだ残っているし、そこをどうするかですね。とにかく地道にやっていくしかありません。明日は新田さんの後ろを回りたいと思います。
【7】テーン・ムルダー(オランダ)
	先週、先々週と日本でしっかり練習が出来て、タイムも出ているしコンディションはとても良い。私は去年初めて（日本に）来たが、去年と比べてそう違いはないと思う。そういった意味では、日本の競輪に対し、多少は慣れたと思っています。永井選手はメダリストだし、強いと思うけど、他の選手もみな強いと思っている。それだけに明日は苦しいレースになるでしょう。明日はエドガー選手の後ろ。三番手を回ります。
【8】長塚智広(茨城・81期)
	共同では欠場したけど、その前の取手記念で落車をしてしまい、肩に力が入らない状態が続いていたんです。厳密には、鎖骨の間の筋肉が痛いんですよね。今は自転車に乗るぶんには問題はないんですけど…。国際競輪は何度も走っています。明日、外国勢は3人で連係するでしょうし、国内も永井君、金子さん、井上と新田さんと佐藤さんで回るようだから、自分は単騎でやろうと思ってます。空気的に日本対外国って感じでやりずらいですけど、レースはレースですから、何でもやろうと思っています。
【9】金子貴志(愛知・75期)
	共同を終えてから、日にちがない中での参加になるんで、体調的には（共同と比べて）特に変化はありません。国際競輪に出場するのは2,3回目ですね。明日は永井の番手を回りますが、連係は多分初めてだと思います。激しい流れになると思うけど、永井を信頼していこうと思ってます。

情報提供：日刊プロスポーツ新聞社