 鈴木裕選手  鈴木誠選手 |
赤板過ぎに先頭に立った柴崎淳とそれを追って仕掛けた鈴木裕（写真）とで主導権争いに。鈴木裕は最終ホームで先頭に立つと残り1周を先行する。最終4コーナーでは三谷将太のけん制をきっかけに佐藤友和、菊地圭尚が落車するハプニングが発生。鈴木裕は番手の鈴木誠を振り切り決勝戦一番乗りを決めた。 「何が何でも主導権をと思っていた。キツいところだったけど、前に出ることさえ出来れば、後は（鈴木）誠さんがやってくれると信じてたので。叩いたところで一杯になっていたが、後は気持ちで踏んでどこまで粘れるかと思っていた。後ろがもつれていたみたいで、勝てました」 鈴木誠（写真）は三谷将太と絡んで、一度は鈴木裕に遅れたが、追い上げて再度番手に付け直し2着に続いた。 「お互いの意地のぶつかり合いだったね。（鈴木）裕は柴崎（淳）のことしか考えてなかったと思う。鐘の4コーナーで1度三谷（将太）のヒジが入って、離れちゃったけど、そこを凌いで追い上げてまた番手に入れたのが大きかった。そこで脚を使っちゃったけど、結果的に南関の3人で決まったし良かったです」 鈴木誠をマークした栗原厚司が3着に流れ込む。 「（鈴木裕は）出るのはキツかっただろうけどよく行ってくれたと思う。ここに来る前に練習を強めにやってきたので、それが自分の結果に繋がって良かった。記念の決勝は、4～5年振りかな。かなり久々ですよ」 |
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 山中秀将選手  武田豊樹選手 |
赤板で先頭に立った藤木裕は、後方を確認しながら打鐘で先行態勢に入る。山中秀将（写真）は中団5番手の位置を確保し、最終1コーナーから仕掛け、藤木の逃げを直線で捕らえた。初のG3参戦だったが、予選から3連勝で決勝行きを決めた。 「決勝は目標にしていましたが、出来すぎです。比較的すんなり中団に居られたことが大きいですね。前の方でレースをと考えていたし、緩めば自分が逃げる準備もしていました。後方の武田（豊樹）さんは絶対に仕掛けてくると思っていたし、自分が先に動こうと思って踏み出したら、たまたま武田さんの仕掛けのタイミングと合ってしまった」 山中を追走した望月永悟が2着に続いた。 「強いし組み立てが上手いですね。ものすごく落ち着いてレースをしてくれた。自分にとってはいい流れだったが、抜ける感じはしなかったです。そこは何か考えて修正しないと」 武田豊樹（写真）は山中に合わされる形となり、一度外に浮いたが、山中ラインを追って3着に食い込んだ。 「（スタートで）けん制があって、前を取らされた時点で、突っ張らない限り後方からになると思っていた。（山中は）藤木を使って勝つような展開だったし、自分にとっては厳しい展開になった。最後は3着と思って踏み込んで、藤木を抜いたのは確認できました。良く凌げました。最近は連勝が続いていたが、負けて勉強になることもあるので、良い経験ができたと思い、決勝も頑張りたい」 先行してレースを作った藤木裕は4着で決勝進出を果たせなかった。 「悔しい。粘れる展開を作ったと思ったが。でも今シリーズはしっかり勝負する動きが出来ているし、最終日も自分の力で勝負したい」 |
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 深谷知広選手  武田憲祐選手 |
打鐘で岩本俊介を叩いた深谷知広（写真）。岩本後位の高橋雅之が深谷マークの山口幸二をブロックし、岩本が深谷の後位にハマる展開に。阿竹智史は後方から迫り岩本に並んで3名での決着と思われたが、直線で阿竹、岩本とそれに乗り上げた安東宏高の3名が落車。深谷が逃げ切った形となった。 「後ろの様子を気にする余裕もなかったし、今日はずっと踏みっぱなし。原因はよく分からないが、身体が疲れている感じがする。すぐに修正できるかは分からないが、頑張りたいです」 2着は阿竹の仕掛けを追った武田憲祐（写真）。 「ツキがあって恵まれました。準決には千葉勢もいたが、自分の力を試したかったし、自分のわがままで単騎で走らせてもらいました。まさか決勝に乗れるとは思っていなかった。せっかくの決勝戦だし、自分の力を出し切って、アピールするレースが出来ればと思ってます」 山口貴嗣は目標とした安東宏高の仕掛けには遅れたが、3着でゴール線を通過。決勝進出の権利を手にした。 「（安東を）追えてなかったし、3着以内は難しいと思ったが、ツキがあって恵まれました。今回は追加での配分だし、こんなに良い結果になるとは思ってもいなかった。記念の決勝は覚えていないくらい久しぶりですね」 |
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