『川崎競輪開設61周年記念(GIII)レポート』 2日目編
配信日:7月24日
川崎競輪開設61周年記念「桜夏賞・海老澤清杯」は2日目を迎え、猛暑のなか選手達の熱いバトルが繰り広げられた。
本場ではたくさんのイベント・ファンサービスが予定されております。まず、開催を通して先着3000名様にラッキーカードを配布し、抽選で「桜夏賞オリジナルクオカード」などの賞品をプレゼント。さらに、開催期間中に電話投票、インターネット投票で1万円以上車券を購入された方に液晶テレビなど豪華賞品が当たるプレゼントキャンペーンを実施しております。また、明日25日はマギー審司さんのよる「マジックショー」が行われます。こちらもどうぞお楽しみに。
<5R>
山本佳嗣選手
5レースは外山三平が主導権を握り、番手の
山本佳嗣(写真)
が追い込んで1着を手にした。
「別線は2車だし、受けて3番手からでもいいよって言ったけど、外山君が思い切って行ってくれましたね。もう少し車間を空けて待ってからでも良かったけど、後ろに中島(義之)さんがいるんで踏ませてもらいました。付いていてかなり余裕がありましたね。でも、今日は全て外山君のおかげです」
山本を追った中島が2着となり、湊聖二追走から
筒井敦史
が伸びて3着に入った。
「もう1車進めば外を踏んだけど、今ひとつだったんで一か八か内を突っ込みました。肩を入れていったけど、コースが狭かったのもあって3着が精一杯でしたね」
<6R>
佐藤慎太郎選手
6レースは古川功二がジャンで叩いて先行。番手の
佐藤慎太郎(写真)
が車間を空けながら後方を警戒し、最後は余裕を持って追い込んだ。
「古川とは初めて連係するし、どう踏んでくるか分からないから慎重に車間を空けました。石丸(寛之)さんが来たけどあまり進んでなかったんで、もう少し待てば古川を残せたかな。でも、後ろから誰が来るか分からないんで行かせてもらいました。古川は最後にしっかりと踏み直してたし、これから強くなると思いますよ」
<7R>
鮒田博文選手
7レースは山田英明と中団を取り合いもつれたものの、
五十嵐力
がうまく立て直し、力強くまくって1着を手にした。
「矢野(昌彦)君がなかなか踏まないんで中団がゴチャついたけど、その後は何とか立て直せましたね。自分のタイミングじゃなくて無理矢理仕掛けたからキツかった。地元のプレッシャーで体が硬いけど、しっかり踏めています」
中団からまくった山田英明に乗り、
紫原政文
が2着に入る。
「山田が落合の横で止まった感じに見えたから、下りて自分でまくろうかと思った瞬間に山田がもう一度行ったんで付け直しました。余裕はあったけど、一旦引いてからまた踏み上げていったんでキツかったね」
3着は
鮒田博文(写真)
。バック9番手となったが、前の佐藤和典の内をすくい、最後は大外を鋭く伸びてきた。
「うまくコースをいけたし、思ったより車が出ましたね。感じは悪くないです」
<8R>
藤田竜矢選手
8レースは村上直久がジャンから先頭に立ってそのまま先行。この3番手を取った
片岡迪之
がまくって快勝した。
「今日は脚を使ってでも(村上の)3番手を取ろうと思っていた。藤田さんがどう出るか気になったけど、すんなり取れるとは。後ろから来てなかったけどバックで詰まったんで、ケツを上げて踏んでいきました。自分のタイミングでなかったけど、まくれたんで調子は悪くないですね」
2着に入ったのは
藤田竜矢(写真)
。前との車間を詰める勢いを利用し、最後は大ギアを生かして鋭く迫った。
「2車だし村上君はあんなにフカすとは思わなかったんで、予想以上に車間が空いてしまった。でも、5番(片岡)が先に行ってくれたんで、うまく追えばラインで独占できるかと。そう思ってたけど、前となかなか車間が詰まらなくて焦ってしまった。自分だけ届いて後ろに悪いことをしました」
<9R>
藤田和彦選手
9レースは岩本俊介がジャンからフカして先行する展開となり、番手絶好の
藤田和彦(写真)
がきっちり追い込んだ。
「あれだけ思い切って行ってくれたし、岩本君の男気を感じたね。だから、何が何でも1着を取らないとダメだと思って必死に付いてました。岩本君を残したかったけど、自分に技量がなかったんで悪いことをしました。今日は緊張したけど、何とか1着が取れてよかった」
西村行貴を捨て、
佐藤悦夫
が鋭くまくり追い込んで2着に入る。
「岩本君は早めから駆けてるし、西村君もキツそうだったんで、最後は自分で踏みました。感じは変わらず悪くないと思う」
佐藤追走から、
兒玉慎一郎
が内のコースを伸びて3着。
「6番手だし、あそこから外を踏む脚はないんで内を突っ込みました。4コーナーで前が外に膨れたんで突き抜けるかと思ったけど、車が出なかったですね」
<10R>
小岩大介選手
根田空史
が強さを見せ付けて2連勝。レースは番手のもつれを尻目にマイペースに持ち込み、最後は二の脚を使って堂々の逃げ切り勝ち。
「後ろがもつれていたのが分かったんで、ホームから落ち着いて行きました。志村(太賀)さんが来たけど、ちょうど踏み出したときだったんで助かりましたね。踏み出すのがもう少し遅かったら行かれてました。昨日(まくりで)楽をした分、今日はキツかったですね」
根田の番手を狙ったのは
小岩大介(写真)
。勝瀬卓也に競り負けたが巧く3番手をキープし、直線で追い込み2着に入る。
「引いてもまくれないし、あの位置しかないと思ってました。地元に競りに行って軽く競り負けたのは恥ずかしい。いつもだったら踏み遅れることはないんですけどね。今回は体が重たい」
<11R>
海老根恵太選手
ダイヤモンドレースを制したのは
海老根恵太(写真)
。ジャンで押さえた後に松岡健介に叩かれたが、番手の伊藤正樹を退かし、車間を詰める勢いを利用して追い込んだ。
「地元が2人も付いてるし、今日は先行しようと思ってました。ホームで思い切り踏んだけど行かれてしまった。番手が遅れてたんで昨日みたいに伊藤さんを退かしたけど、前が空いてキツかったですね」
山田幸司
が海老根をしっかりマークし2着に流れ込んだ。
「海老根君が全部やってくれたし自分は付いていただけ。海老根君と一緒で心強かったね」
佐藤友和
が後方からまくり追い込んで3着に。
「踏み出そうとしたときに(遅れてきた)6番(伊藤正樹)に当たってしまったけど、今日はバンクが重たかった」
坂本亮馬
は8番手で不発に終わる。
「前の友和さんが仕掛けてくれれば自分にもチャンスがあったけどあの位置では。スピードに乗れたけど遅かったですね」
↑ページTOPへ
情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
COPYRIGHT(C) JKA, All Rights Reserved