『川崎競輪開設61周年記念(GIII)レポート』 3日目編
 
配信日:7月25日


 川崎競輪開設61周年記念「桜夏賞・海老澤清杯」は3日目を迎えた。今日のメインは準決勝3個レース。どの競走も見応え十分でハイレベルな戦いとなった。
 本場ではたくさんのイベント・ファンサービスが予定されております。まず、先着3000名様にラッキーカードを配布し、抽選で「桜夏賞オリジナルクオカード」、「オリジナルスポーツタオル」をプレゼント。さらに、開催期間中に電話投票、インターネット投票で1万円以上車券を購入された方に液晶テレビなど豪華賞品が当たるプレゼントキャンペーンを実施しております。また、決勝戦の最終日は大沢桃子さんによる「演歌ショー」が行われます。お楽しみに。


<9R>
佐藤友和選手
佐藤友和選手松岡健介選手
松岡健介選手
   準決勝は3着までが決勝へ進出。9レースは前受けの佐藤友和(写真)が車を下げると、すかさずホームからカマして先行。最後は佐藤慎太郎の追撃を振り切って逃げ切り勝ち。
  「今日は予想通りの展開になりましたね。慎太郎さんとは意思疎通ができてるんで安心していけました。出切ってからは自分が残るように踏みました。今日は慎太郎さんが余裕を残してたんで逃げ切れたんじゃないですか(笑)」
  佐藤慎太郎はゴール前で詰め寄るも佐藤友を交わせず。
  「作戦としては行ける所から行くって感じだった。自分としてはギリギリの所で抜く感じで踏んだけど、友和はまた踏み直してきたし、あと30メートルは行ってしまう感じだったね。それにしても友和のダッシュはすごかった。抜くのは明日にとっておきます(笑)」
  3番手の紺野哲也が踏み出しで千切れてしまい、両佐藤を追った松岡健介(写真)が3着で決勝進出。
  「合わせるつもりで踏んだけど、向こうはバンクの上からカマしてきたし、自分は下から踏み上げたんで厳しいですね。3番手が離れてたのが分かったんで、諦めずに踏めば何とかなるかなと。精一杯やったと思います」


<10R>
紫原政文選手
紫原政文選手筒井敦史選手
筒井敦史選手
   坂本亮馬が奇襲の分断で決勝進出を果たした。根田空史の押さえが遅いと見るや、躊躇なく番手に飛び付き、地元の五十嵐力を退かして追い込んだ。
  「早めに来れば引いたし、もっと遅ければ突っ張ろうと思ってたけど、あのタイミングでは粘るしかないでしょう。最終ホームで(五十嵐が)復活してきたけど、紫原さんに『自分からは絶対に当たりにいくな』ってアドバイスを貰ってたから何とか凌げました。お客さんのヤジもあったけど、暖かい声援も半分くらいあったんでよかった」
  紫原政文(写真)も渾身の追い込みをかけるが差は縮まらず。流れ込んで2着に。
  「もう少し自分に余裕があれば面白かったけど、今の状態では難しいかな。亮馬もジャンから結構脚を使ってたんだけどね。前が強かった。明日はもうちょっと詰めたいね」
  根田空史はゴール寸前で失速し、九州の3番手を追走した筒井敦史(写真)が3着となった。
  「伊藤さんが後ろだったんで、(根田が)カマしてくる展開になると思ってました。スタートで脚を使ったし、ホームでゴチャ付いていろんな動きがあったんで結構キツかった。外に山田(幸司)さんがいたけど、最後に亮馬が早めに踏んでくれたんで、2度目はからまれずに済んだんで助かりました」


<11R>
海老根恵太選手
海老根恵太選手松坂英司選手
松坂英司選手
   最終レースは海老根恵太(写真)が勝利し、これで3連勝。完全優勝に王手をかけた。レースはすんなり中団を確保すると、番手まくりを放った三宅伸の上を力でねじ伏せた。
  「初手で中団を取る作戦で出たけど、誰も来ないんで前になってしまった。でも、その後はうまく対処できたんで良かった。すんなり中団が取れたけど、伸さんに番手まくりされたんでキツかったですね。いつも自分だけ届くことが多かったし、久々にラインで決まったんで嬉しいですね。疲れは少しあるけど明日また頑張ります」
  松坂英司(写真)が海老根を好マークして2着に入る。
  「初手は中団で斬ってもらった所を自分達が行く作戦だったけど、海老根君は落ち着いてたし流石ですね。勉強になります。海老根君がまくってくれたけど、飛ばされたら終わりなんで、2センターは必死で付いて行きました。調子は良いとは言えないけど、決勝に乗れたんで悪くはないと思います」
  藤田和彦も地元記念で嬉しい決勝進出。最後の直線で藤田竜矢に詰め寄られたが、これを堪えて3着に入る。
  「今日は2人(藤田竜と片岡迪之)で警戒し合うだろうから、それを見てあとは海老根の判断で行ってくれればと。片岡が来たとき、その上を(藤田竜に)行かれないように海老根はペースを上げてたんで巧かったね。伸が番手まくりでなくて、俺の所に飛び付いてきたら終わってたし、古閑(良介)が少しでも当たってきたら飛んでたかも。藤田(竜矢)が来てたのが見えたし、4コーナーからが長かった。決勝に乗れてホント嬉しい」

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情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
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