齋藤友幸選手 |
オープニングレースに出場する齋藤友幸(写真)が主導権取りに意欲を見せる。 「S級に上がって、戦える手応えを感じたところだったのに(四日市記念で)落車してしまいました。選手である以上仕方ないですが、自分にとっては痛かったですね。その直後の開催は、全く動けなかったけど、開催ごとに身体は動くようになってきた。練習はガンガンやれているので、いつも通りの先行でどこまで我慢できるか勝負したいですね」 飯尾主税は前場所の西武園記念で準決勝まで勝ちあがった。初日は同県の齋藤を全面的に信頼し、一次予選突破を狙う。 「(4月宇都宮での)落車は思ったよりも悪くなかった。西武園では身体も動いてましたね。練習もしっかりやってきたし、齋藤君はいつも頑張っている姿を見てるし、信頼してしっかりと頑張りたいです」 |
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原誠宏は前走の小田原で2日目に落車しているが「怪我は軽かったので」と自身の状態を説明する。 「小田原の最終日(落車の翌日)は着は4着だったけど、落車の影響はほとんど感じなかった。いつも通り、自分の競走が出来る状態にあると思います」 高橋和也はコンスタントに白星を挙げている近況も、決勝に勝ち進めていない近況に反省が口をつく。 「来年のダービーは地元(名古屋)なので。それに出るためにはF1は最低でも決勝、記念は準決に勝ち進むくらいじゃないと出場すらできない。前回から間隔が空いて練習は出来たし、しっかりと結果を求めて走りたいですね」 小林弘和は単騎の競走で一次予選突破を狙う。 「競走得点が低いので、いい番組はなかなか組まれないですね。このメンバーで、逃げはないけど、最後は自力で踏んで力を出し切りたい。(武雄記念から)続けて記念を走らせてもらえるし、少しでもいい結果を残したいですね」 |
古屋琢晶は前走の高知で予選7着と叩いたが、残り2日は2着、2着の結果を残した。 「初日は完全に自分の組み立てミスでした。残りの2日間はちゃんと力を出せて、結果も残せてよかったです。その後も1週間くらいあって練習もしっかり出来ました。感じも良かったですよ」 関根幸夫は地元記念参加に笑顔を見せた。 「花月園がなくなっちゃって、平塚に移籍してから初めてホームの記念に正規であっせんされました。最近は補充出走が2場所続いて、その時は身体も疲れていたけど、そのあとは1週間くらい時間が取れて練習できました。ホームバンクの記念だし、まだまだ頑張らないとね」 |
石丸寛之選手 |
石丸寛之(写真)は前走の西武園記念に次ぐ記念参戦。予選突破に集中する。 「一時は競走得点が100点を切って、ものすごくあせったりしたけど、少しずつ点数が上がってきて、気持ち的にも楽になりました。練習では、大きなギアを踏めるようにやっています。平塚バンクはF1戦で優勝の経験もあるし、走りやすい印象ですね」 相川永伍は前走の青森最終日で、5番手の外併走からまくって勝利した。 「あのまくりが出て、自分が一番びっくりしました。今までは、無理矢理先行していた感じだけど、脚を使っていい位置を取れば、まくりでもある程度勝負できるんだなと思いました。後ろにはなりたくないから、じっくりは構えられないけど、武田(豊樹)さんや、平原(康多)さんのように、脚を使って良い位置をとってからの勝負も出来るようになりたいですね」 |
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馬場勇選手 |
馬場勇(写真)はF1戦での決勝進出が多く、好調を維持している。 「近況は走ってる感じがすごく良いです。ただ、油断は禁物なので、相手の位置や動きを良く考えて、まずはしっかりと良い位置をキープすることを考えたいですね」 中村敏之輔は「ここも地元戦だし頑張る」と発言。真意を尋ねると「自分の奥さんが平塚出身なので」とその理由を説明した。 「平塚で走る時は自分も気合が入る一戦。函館で落車したけど、怪我は大丈夫でした。相手の動きが読めないけど、何かすると疑いながら走りたいですね」 |
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三谷竜生は平塚バンクに初参戦。 「先輩達には軽いバンクだと聞いてます。軽いところは走りやすいから好きですね。F1と記念はやっぱり違うと思うし、奈良記念は追加だったので。あっせんが決まってからは、ある程度ここを意識して、それなりに出来ることはやってきた。年頭から良くなかった体調も戻ってきて、身体も動くようになってきています」 近藤隆司は落車による怪我からおよそ1カ月振りの実戦となる。 「左膝を強く打って、しばらく動けなかった。かばいながら動かしたら、別なところが痛くなって、時間がかかってしまいました。半分休んで、後の半分は練習ができました。日常での生活ではまだ痛むけど、自転車に乗ってる間は大丈夫です。(連係する)伊勢崎(彰大)さんとはバンクでモガきあったりしてますし、一緒に勝ち上がりたいですね」 |
佐藤龍二選手 |
佐藤龍二(写真)は初日から師匠(渡邊秀明)との連係だ。 「初日に師匠と一緒とは思わなかったです。でも好きに走って良いと言われたので、少しだけ気が楽になりました。今回は新しいフレームを持ってきました。このフレームに乗るためにセッティングをこれまで煮詰めていたし、最近のF1戦は地元記念を走ることを考えて走ってました。しっかりと結果を出したいですね」 渡邊秀明は前走の小倉が75日振りの実戦だった。弟子との連係には喜び半分、不安半分といった様子だ。 「復帰していきなり地元記念はいやだったので、小倉を走らせてもらいました。レース勘をそれなりに養えて、平常心に近い形で地元を走れそうです。弟子との連係は、離れたら恥ずかしいし自分も緊張しますよ。今回は(上野)真吾もいるし、みんなで頑張りたいですね」 |
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佐藤和也は前走の青森F1戦で初日と最終日に勝利。優参は果たせずもいい流れで当所記念に参戦する。 「地元のF1はやっぱり気持ちの入り方が違いましたね。その後は、中だるみじゃないけど、少し抜けた感じがしました。身体は毎日動かしていたので、記念でもしっかりと上のレースに勝ちあがれるように頑張りたいです」 高城信雄は前走の弥彦で初日9着と叩いた。 「あれは完全に自分のミスでした。弥彦が終わってからは、練習と身体のケアがしっかり出来ました。平塚は前に走った時にいい着を残しているのでイメージは良いけど、相性とかイメージじゃなくて、次の1戦をどう勝ち上がるかだけを考えて、自分のレースをしたいですね」 |
山崎芳仁選手 |
ここからは初日特選レース。S級S班山崎芳仁(写真)は、西武園記念から中3日で共同杯福井へ参加。共同杯からは中2日での参戦となる。 「身体の疲れはないとは言えない。西武園が終わってからは、家には戻ってませんね。共同杯の後は東京に来て、ゆっくり身体のマッサージをしてもらってケアをしていました。ここが終わると、多少は日程が楽になるので、なんとか頑張って着に絡んでいきたいですね」 根田空史は4月別府、青森とF1戦を2場所連続完全優勝を果たした。今回は新しいフレームで参戦となる。 「イメージも一新してオレンジ基調から黒基調のフレームに変えました。練習で乗った感じも悪くなかったです。成績は、ギアを4.08にしてから格段に良くなってます。4.00倍の時よりも踏めている感覚がありますね。いつも通りの練習をしてこれたし、記念では目の前の1戦を頑張るだけだと思ってます」 藤田竜矢は前走の西武園記念で決勝進出を果たした。 「前回は身体が動いてくれましたね。地元だけじゃなく、今回も動いてくれるといいのですが。地元はプレッシャーも感じていたし、終わってからは2日くらい休みました。そのあとは練習できましたし、自分の競走を出せるといいですね」 小林大介は藤田と連係する選択肢もあったが、自分で動くことを決意。「稲村(成浩)さんにも付いてもらえるし、初日特選なので。調子を確かめる意味でも自分で動きたい」とその理由を説明した。 大西祐は4月小田原の初日のレースを当日欠場。実戦はおよそ1カ月ぶりとなる。 「小田原は、前検日の夕方に身体の調子がおかしくて、病院に行ったら急性胃腸炎の診断で即入院となってしまいました。体重が5kgくらい落ちたけど、時間はあったので練習も出来ましたし身体は大丈夫。予選からと思ってたけど、特選を走れてよかった。思い切った仕掛けで状態を確かめたいですね」 |
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武田豊樹選手 |
武田豊樹(写真)は川崎記念、共同杯と決勝戦に乗れていない。 「結果が実力の証ですから。何がダメだったのかを良く考えながらレースに臨みたいですね。共同杯からの中2日間は身体のケアが中心。2日で出来ることは少ないし、大きな変化はないでしょう」 牛山貴広は追加参戦。ダービー、共同杯では武田の前で競走をしたが、初日は武田の番手を回ることとなった。 「追加は共同杯が終わって次の日の午前中ですね。身体を休めていたところでした。武田さんと走る時は、前でも責任重大ですが、番手でもその責任の重さは変わらないと思う。気を引き締めてレースに臨むしかないですね」 松岡健介は4月小田原、和歌山とF1戦を連覇中だ。 「いい感じで踏めてはいるけど、自分のデキは普通ですよ。平塚は気持ちよく駆けたイメージがなくて、自分の中では重たいイメージ。ねっちょりしてて走りにくいんですよね」 守谷陽介は特選レースに自分の名前があることを確認して安堵の表情。 「特選と予選からじゃ違いは大きいですからね。キツめの練習で追い込めたし、そのあとは軽く調整してここにこれた。自力型は、みんな自分より強い選手なので、変に位置を狙うよりは思い切った仕掛けのほうが、いい結果になるかも。特選レースだし、力を出し切りたいですね」 |
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深谷知広選手 |
初日のトリを務めるのは深谷知広(写真)。共同杯では準Vの結果も表情は冴えない。 「(共同杯からの)2日間で出来ることはないですから休んでました。脚力的な問題はないけど、自信をもって仕掛けられるような練習ができていないので。自分のダメなところは自分でも分かってるつもり。今回はなんとか勢いで乗り切ります」 深谷の番手は吉村和之が務める。 「1度連係してますけど、その時は確か鐘で離れた。練習はやってきたし、体調面も問題ないけど、前(深谷)が規格外だし、自分の範疇から外れているのでこればかりは離れても仕方ないでしょう。とにかく付いて行くことだけに集中します」 地元の上野真吾はダービーで落車したが、その後のF1戦は3連続優出と結果を残した。 「落車してしまって、どうなるかと思ったけど、走りながら結果も残せて、だんだん上がってきてる感じがしてます。あまり意識はしてなかったけど、地元記念には間に合った感じでよかったですね。初日は細切れ戦だし、逃げると決めずに、前々で勝負できたら」 吉本卓仁はダービーで3度の連対。その後のF1戦も連続優出と好調を維持している。 「前回の小倉が終わった後に、ちょっと体調を崩したので、調子が継続って感じではないかもしれない。でも練習はできてましたし、自分が行くべきポイントでしっかり仕掛けたいですね」 |
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