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明日27日から、小田原競輪場で開設59周年記念「北条早雲杯争奪戦」が開催される。SS班からは荒井崇博、神山雄一郎、岡部芳幸ら総勢7名が参戦。ほかにも山田裕仁、海老根恵太、大塚健一郎、村上博幸らのベテラン、中堅どころから、新田祐大、浅井康太、志村大賀などのフレッシュな面々まで、多彩な顔ぶれが各地から集結した。
場内イベントも多数予定されております。明日の金曜日は、「小田原競輪オリジナルタオル」や「箱根小涌園ユネッサン割引券」のプレゼントや、豪華商品の当たるガラポン抽選会などが行われます。
ぜひ小田原競輪場へお越しください。 |
<1R> |
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オープニングレースからは91期の新鋭・石川雅望を取り上げる。今期から待望のS級で、常に主導権取りに徹する姿は気風がいいもの。前回の記念(4月高知)でも4日間先行しており、ここも期待がかかるところ。
「だいぶS級に慣れてきたけど、それでも半年かかっちゃいましたね。こういう大きなレースで先行しておくことが大事と師匠にも言われているし、明日以降も迷い無く駆けます」
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<2R> |
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2レースの白水洵はここ最近、白星から遠ざかっていたが、補充で参加した前回の6月地元戦でひさびさに1勝を挙げた。
「展開はどうあれ嬉しかったですね、勝ち方を忘れてましたよ。最近は落車も多くて流れも良くなかったし、ここから登り調子になれば。記念は3着まで勝ち上がれるし、気持ち的には戦いやすい」
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<3R> |
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3レースの松岡孔明は「今年ここのFⅠ戦で落車してしまい右手を骨折してしまいました。だからってイメージが悪いってわけじゃないんです。走りやすかったし、自分には合っていると思う。ただ、A級時代から含めて33バンクを走るのは今回で3回目くらい。そこだけが不安ですね」と当所との相性を分析する。
大森慶一は追加参戦だが「当然ここに向けた練習ってのはしていないけど、身体は軽いし大丈夫。戦えそうです」と全く動じていない。
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<4R> |
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長崎達也選手 |
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4レースには地元の長崎達也(写真)が登場。ここがホームバンクだけに気合が入っているかと思いきや、案外冷静だ。
「地元だからって気合を入れすぎても勝てるわけでもないし、あまり意識はしないようにしてます。ただ、走りなれているバンクだし普段より緊張はしてないつもり。一次予選は最低でも突破したい」
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<6R> |
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小川勇介選手 |
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6レースからは選抜戦競走。志村太賀は一時、低迷していたが5月一宮SでVを飾ると直後の玉野Sでも優参。コンディションは徐々に上向いているように見えるが…。
「一宮で3日間先行したし成績だけ見ると良い感じですね。ただ、身体が思ったとおりまだ反応してくれない。良い時の感覚に戻れば、G戦線でもしっかり戦えると思うんですけど」
小川勇介(写真)は目下、四場所連続して決勝戦に乗っている。そのうち、6月大垣Sでは待望のS級Vを飾っており、こちらも上昇気配と言ってよい。
「優勝は、ホッとしたって程度で、そこらへんはあまり深い思いは無いですね。終わっても一戦一戦続くしそっちを大事にしないと。ここはというよりは、33バンクはスピードが流れるぶん好きだし力を出せれば結果を残せると思います」
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<7R> |
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古屋琢晶選手 |
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7レースの古屋琢晶(写真)は久々の記念参戦となった。
「今年初の記念ですね。最近は練習の成果が成績に現れていて、それがかなり自信になっています。ここはA級以来久々ですけど、相性も良いし不安はありません」
今期からS級の小野大介はようやくS級の水に慣れた感があったが、7月からはA級降格が決定している。
「それはもう決まってることだし仕方ないですよ。今はいつも通りやることだけですから。及川(裕奨)さんとは5月函館の最終日に連係を失敗しているし、明日は何としてでも二人で決めたい」
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<8R> |
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小岩大介選手 |
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8レースの小岩大介(写真)は元気一杯。競走での暴れっぷりが災いしており今期は違反点数が山積みだが、それも積極さがあるがゆえだ。
「140点近くになってしまったけどそれは仕方ないです。武雄記念のあとあっせんが止まったんですけど、そのとき丁度、百日せきにかかってしまい1ヶ月近く練習ができませんでした。復帰戦の玉野では決勝に乗れたけど、練習不足だったし良く乗れたなって。でも、そのあとは親王牌に向けてしっかり練習できてるしここも大丈夫でしょう」
牛山貴広は南関勢の牽引役を務める。
「松山(勝久)さんや小岩君がどんな競走をするかは分かっているから、意識せずに自分の競走をするだけです。それに後ろが地元ですしね。ただ、今回はずっと雨みたいだし、天候面だけが気になる」
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<9R> |
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山田裕仁選手 |
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9レースからは特選競走。ここで人気を集めそうなのは九州コンビ。
荒井崇博は前回の熊本記念で1423着と好走。決勝では地元・合志正のVに貢献した。
「最近は天候も悪くて室内練習しかできていないけど、熊本記念のころからだいぶ状態は回復してるし、戦える状態にあると思う。親王牌のことはまだ考えていないし、何とかここで勝たなきゃね。決勝には絶対に乗りたい」
一方、大塚健一郎は落車禍に見舞われており、“満身創痍”といった近況だ。
「左手指がまだ満足に動かせないし、ボロボロですよ。でも明日は良い目標がいるし、出場するからにはしっかりやります」
山田裕仁(写真)は浅井康太と言う好目標を得てニヤリと笑う。
「メンバー的にはきついけど浅井がいるしね。1回小倉で連係しているしあいつに任せますよ。4日間で自力を出す番組もあるだろうし、初日くらいは番手でやりたいですよ」
菅田壱道はこのところ絶好調。前回の6月前橋決勝では、二段駆けの磐石の態勢をひいた岸沢賢―藤田竜―手島慶ラインをあわや粉砕する強烈なまくりで3着まで迫った。
「急に強くなったって言われても、なぜだか自分でもわかんないんです。練習を変えたとかでもないし…。昇級してすぐに比べて、レースが落ち着いて見えるようになってきたからかな」
有坂直樹は「函館記念のあと、リフレッシュと練習を兼ねてグアム島へ行ってきました。4月頃に痛めた膝の痛みがまだあるけど、調子自体はそんな悪くないし、十分戦える状態です。俺は初物(菅田)が苦手だけど、しっかり付いていくだけ」
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<10R> |
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金子貴志選手 |
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10レースの岡部芳幸は、優勝候補の一角を成す。
「走ってみないことには何とも…。ただ、ひととおりの練習はやってきたつもり。今回はスペアのフレームを持ってきたりと、色々チェックしておきたいことがたくさんある。どう実戦で出せるかだね」
金子貴志(写真)は「この時期は長野で合宿をしてかなり根詰めるから、毎年状態が上がるんです。ただ、今回みたいな33バンクは仕掛けどころがつかめないし難しいな」とひとこと。
新田祐大は「前回の宇都宮を終えてからは調整程度で本格的には乗り込めませんでした。小田原はS級では初めてかな。でもバンクを意識して走るってことはあまりないし、33は嫌いじゃないから」といつも通りのスタイルで戦うことを強調する。
特選シードをゲットした梶山裕次郎は「今回は追加だったし、構えていないぶん気負わずに戦えそう。特選なのもラッキーでした。ここも大事だけど、7月の地元戦も僕にとっては大事。師匠(池尻浩一)がいるし絶対に勝たなきゃいけない開催ですから」とこのさきへ向けて気を引き締めている。
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<11R> |
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神山雄一郎選手 |
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11レースの神山雄一郎(写真)は矢口啓一郎に全てを任せる。
「前回の函館記念は、疲れが残っていたし仕方なかった。ここまでは、時間も程よく空いてゆっくりできました。みんなそうだろうけど、ここで手応えをつかんで親王牌へつなげたいって気持ちですね。それにしても函館での矢口は強かった。明日も信頼してます」
その矢口啓一郎は「地元戦も控えているし、ここに来るか正直迷った。だけど33バンクだし今の状態を見ておきたかったから出ることにしました。オーバーワークだけにはならないようにしないと」と話す。気持ちはすでに親王牌モードか?
新田康の欠場もあり、海老根恵太が南関勢を牽引する。
「33はあまり得意じゃないんだけど、前回の函館記念で優勝したってこともあるし気持ち自体は乗っています。2年前のこの記念では初日に失格しているし、今回は何とか見せ場を作らないと。ただ、4日間の天候次第ですね。雨は得意じゃないんです」
友定祐己は廣川泰昭との連係から打倒・関東を目指す。
「廣川と話し合って俺が前でと。前回の高知でも彼と連係して前だったんですよ。FⅠ戦クラスならまだまだ自力を出しているし、前を回ることに全く抵抗はありません」
遠澤健二はメンバー表を見つめて何やらニヤニヤ。海老根という格好の目標を得て「嬉しいし、気合が入る」と喜ぶが、その後「離れないようにしないと…」と、自らを戒めながら苦笑いを浮かべる。
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情報提供:日刊プロスポーツ新聞社 |
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