 吉本卓仁選手  桐山敬太郎選手 |
決勝進出一番乗りを決めたのは吉本卓仁（写真）だった。松川高大の先行に乗ると、3番手確保からまくった芦澤大輔に合わせて番手まくりを決めた。 「松川のおかげですね。2車では仕事もできんし、車間を切るしかないと思った。残したかったけど、行ってもらったのを無駄にするわけにもいかないですから。次はおれがどこかで恩返ししますよ」 3番手の芦澤が伸び切れず、5番手からは桐山敬太郎が伸びてくる。芦澤マークの長塚智広はギリギリまで待ってから直線踏んで2着をキープした。 「芦澤君の頑張りに尽きますね。（打鐘過ぎ）2センターのブロックは自分でもよかったと思う。そういう動きが分かるようになってきましたね」 長塚のけん制で出鼻をくじかれた桐山敬太郎（写真）だったが、5番手で立て直すと3着に食い込んだ。 「あそこで踏んでたから中団に入れた。でも（ライン）3人で決まらなかったのが悔しいですね。甘くないです。オールスターに向けてこのギア（4・50）を使ってるけど、結果が出て何よりです」 林雄一は5着で決勝進出を逃した。 「伸び自体悪くなかったけど、あの展開ではあそこまでで仕方ないかな。状態は戻ってきてるし、最終日はしっかり結果を出したいですね」 |
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 矢口啓一郎選手  稲川翔選手 |
上手く前々に攻めた矢口啓一郎（写真）は離れ気味だった佐藤友和を飛ばして阿部力也の番手を確保。バックからまくって出ると、後続を振り切った。 「描いてた展開ではありましたね。脚を使ってでも攻めればいい着が取れると稲村さんに言われてたので。最終的に友和と併走になってしまったのはたまたまです。（感じは）徐々にですね。初日は最悪だったけど、昨日は長塚（智広）さんのサポートがあったし、今日は稲村さんのおかげです」 群馬ラインの後ろから外を伸びて2着に入った稲川翔（写真）だがレース後は浮かない表情。 「けん制するなら前を取って、そこからと思った。最後の最後にしくったですね。言い訳だけど、矢口さんの動きに対応できなかった。本来ならあれを俺がしないとダメなのに…。明日は頑張ります」 3着には矢口マークの稲村成浩が。松戸に続き2場所連続の記念優出を決めた。 「矢口には『車番が悪いし、脚を使ってでも3、4番手以内を取れるように。あとは任せるから』と言ってた。稲川君だけは上手いからちゃんと（先に）斬って。（阿部が来たら矢口は引くと思い）引いて待ってたら番手に行ったので焦っちゃった。でも前回といい今回といい前のおかげですね。（連続優出は）前がいい競走をしてくれるからですよ」 矢口にさばかれた佐藤友和は9着大敗。 「阿部君はひるんで中団になりそうなところをよく行ってくれたのにね。申し訳ないです」 |
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 村上博幸選手  浅井康太選手 |
鈴木庸之が果敢に主導権を握って、先に斬った濱田浩司が3番手に。5番手の浅井康太がラスト1周から仕掛けると、番手の村上博幸（写真）がゴール寸前で逆転した。 「ベストとは言えないけど流れに乗れてるし、自信を持って走れてる。楽に抜いたように見える? そんなことはない。バックのかかりが凄かったし、抜けないかなと思った。こういう風に強い人を差せたのは自信になりますね」 差された浅井康太（写真）だが1周仕掛けて上がりが9秒1なら勝った村上が強かったというしかないだろう。 「内容もいいし、タイムも出てる。今日も1周行けてるから悪くないと思います。決勝は後ろに諸橋さんが付いてくれるみたいだし、いつもどおり。（小田原記念連覇で）今年も加トちゃんと写真が撮れるように頑張りたい」 3着には鈴木の逃げに乗った諸橋愛が食い込み、決勝戦最後の切符を手に入れた。 「（鈴木には）もし先行なら車間を切るから頑張れと。ノブ（鈴木）がずっと頑張ってるから恵まれてるだけ。もう1車いてくれると仕事しやすいけどね。結果が出てるんでいいと思います」 先に動いて好位置を確保した濱田浩司だが、浅井のまくりに対応が遅れ7着に。 「内をしゃくられるのも嫌だし波が作れなかった。もう少し振ってれば浅井も来づらかったかも。情けない…」 |
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