小川祐司選手 |
オープニングレースからはヤンググランプリに出場を決めている小川祐司(写真)に注目。 「今は本当に何も出来ていない状況ですからね。一つずつでもいいので、出来ることからやろうと思っています。前回からは4、5日しか練習出来なかったですけど、ヤンググランプリまでは今回と、一宮を走るので、修正していきたいです」 小川の同型としては積極性ある山田久徳と加美山隆行もおり、1レースから若手機動型の主導権争いから目が離せない。 山田久徳は「333は良いですけど、伊東はあまり…けっこう初日に飛んでしまっているので。でも今年走る記念はこれがラストなので、自力で頑張りたいです」。加美山は「今年はヘルニアもあって…。それなりの対処はして、だいぶ良くなってきたとは思います。相手は強い先行ですけど、7番手にだけはならないように前に踏んでいきたいです」 |
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田中孝彦選手 |
田中孝彦(写真)が静岡勢の一番手として登場、望月紀男と好連係を決められるか。 「前回からけっこう間があったので、前半は練習をしっかり出来たんですけど、途中で体調を崩してしまって。でももう大丈夫です。ギアも92のまま変えずにいきたいと思います。(連係を)なんとか決めたいと思いますし、頑張ります!」 不気味なのは鷲田佳史。前回から4回転に変更して一発を狙う。 「前回、71から79にしたんですけど、長塚(智広)さんのアドバイスで4回転にしてみたんです。今はレースの流れも違うし、踏めるなら踏んだ方が良いよと。4回転の展開になって1着は取れましたけど、先行したわけではないので。先行するには一度脚を使うだろうし、そこがどうなるかですね」 伊東初参戦の楢原由将は「初めてなので、行き方もよく分からなかったですよ(苦笑)。今回は333バンクだし、(調子も)大丈夫。頑張ります」 |
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根田空史選手 |
近況は大敗も目立つ根田空史(写真)だが、前回の競輪祭は収穫も多かったようだ。 「前回は得るものが多かったですね。特に選手の話を聞けたのが良かったです。中村(浩士)さんと鈴木裕さんと3人で選手の練習方法などを聞いたんです。村上(義弘)さんとも話をさせていただきましたし、武田(豊樹)さんにも練習方法などを聞きましたね。そういう情報収集も大事ですから。今回も頑張ります」 古川功二が急上昇中だ。前回のいわき平FIでは準決勝で佐藤慎太郎とワンツーを決め優出、決勝でも佐藤を優勝に導く仕掛けを見せた。 「前回は慎太郎さんのおかげもありますけど、自分にとってもすごく自信になった開催でしたね。今年は冬季移動して福島を出てみようと思いました。川崎にいこうかなと思ったんですけど、長塚(智広)さんが相談に乗ってくれて、東京にしました。今年はいろいろあったし、1人で生活することでいろいろ考えることもできるかなと」 |
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小原太樹選手 |
果敢派の小原太樹(写真)が海野敦男と一次予選突破を狙う。 小原は「前回の病気欠場は、松戸が終わった後に歯が痛くなって、どうしようもなくなったので。虫歯ではなく、膿がたまっていたそうで、それを抜きました。風邪とか引いたわけではないので、2~3日は休みましたけど、調子的には大丈夫ですよ。前回のギアは4・17でしたが、今回は3・92にします。練習でも使っていますし、伊東はA級で初優勝をしたバンクでもあるので、海野(敦男)さんと頑張りたいですね」 小原と同期対決となった河端朋之は「前回は平塚が終わってから、コロンビアのワールドカップにいったんですけど落車してしまって。擦過傷だけでケガは大丈夫です。3日に帰ってきたんですけど、時差がマイナス14時間あって(笑)。小原君とは9月の広島の予選で対戦しているんですけど、その時は先行したんですけど捲られてしまいました」 |
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阿部大樹選手 |
リーゼントで登場したのが阿部大樹(写真)。原点回帰の走りに注目したいところ。 「前回の松山は一度もバックを取れていなかったし、うまくいかなかったですね。それで4・08を使っていたんですけど、これを79に戻して軽めのギアにしました。元々回転でやってきていたし、大ギアは山崎(芳仁)さんや川村(晃司)さんのような勝てる脚ではないと。1回しか脚が使えないですし。だから今回は原点回帰がテーマです。それで一昨日、髪型もリーゼントにしてみました。横浜銀蝿のイメージで、過去を振り返ろうと(笑)。僕はあまり好きなバンク、嫌いなバンクというのが分からないですし、感じも悪くないので頑張ります!」 今年急成長の山田庸平、こちらも阿部と同期対決になる。 「333は良いと思いますが、いつも以上に前々にいないといけないですね。(阿部とは)千葉記念の2日目にやられましたから(阿部が逃げ切り1着)。調子は普通で、練習とレースでは全然違うので、走ってみないと分からないですね」 |
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稲毛健太選手 |
稲毛健太(写真)がラインの長さも活かして逃げ切りを図るか。 「これが終わったら、マレーシアのアジアカップにいきます。今回は間があいたので練習もしっかりやってきました。乗った感じは良いと思います。伊東は初めてですが、333なのでS級なら展開が早くなるだろうし、まずはそこだけですね」 師匠が競輪祭を優勝した須賀和彦、Gレースは不安の顔色も見せるが…。 「前々回の久留米からレベルのフレームに換えました。サイズは一緒で、換えたのはパイプくらいなんですけど、進んでくれてますね(笑)。久留米では決勝に乗っているし、前回の準決勝は9着でしたけど、今回参加している飯野(祐太)さんを相手にカマし切ることができたので、そこは自信になりました。でも明日は相手が稲毛(健太)君か…Gレースは不安ばっかりですよ(苦笑)。向こうはライン4車になるみたいだし、人任せのレースもしたくない。チャンスはあると思うので、うまくレースしていきたいです」 |
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中井達郎選手 |
地元の中井達郎(写真)が登場。前場所で優出と、近況はようやく復調の兆しが見えてきている。 「ここに向けて、出来る限りのことはしてきましたよ。自分なりにトレーニングを変えていっているんですよ。それがいつ出てくれるかは分からないですけど、良くなってきているとは思いますよ。田中(晴基)君とはジカはないですけど、連係したこともあります。信頼して付いていくだけですね。最初でつまずくわけにはいなかいですから。あとはリラックスしていきたいです」 中井に前を任された田中晴基は「前回からはいつも通りに自分のやりたい練習が出来たと思います。(静岡記念では準決勝進出したが)あの時とは今回はメンバーもかなり良いですからね。でも同じくらいまで勝ち上がれるように頑張りたいです。(中井の前で)責任重大ですけど、ライン3人で決められるように、先行主体でいつも通りのレースをすれば良いと思いますね。ギアは79にしようと思っています。86でも踏めている感じが無かったし、重いと遅れてしまいますから。伊東はA級でも優勝している好きなバンクですよ」 |
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早坂秀悟選手 |
初日予選は圧倒的な安定感を誇る早坂秀悟(写真)。早坂率いる北ラインが人気を集めそうで、予選のラストカードを白星で飾れるか。 「前回、前々回で(優出逃し)ちょっと点数を下げてしまいましたね。冬のバンクはタイムが落ちる、落ちるということはパワーが必要になるということ。本当なら夏にパワー系の練習をして貯金を作っていくことが大事なんですけど、今年は回転の練習ばかりしてしまって。それで最近はパワー系も始めたんですけど、疲れが残っていたのかも。もっと一年間を通じて安定した成績を取らないとダメですね。それを考えると、ダービーの特選に乗る選手というのは、本当に凄いと改めて感じました。勉強して見習わないといけないし、今開催も積極的にいつも通りに頑張りますよ」 早坂マークの伊藤大志は約1カ月ぶりのレースとなる。 「別にあっせん停止じゃないのに、かなり間があきましたね(苦笑)。雪がかなり降っているんで、もっぱらローラーでの練習でした。前検日に乗ろうと思っていたら、今日は雨で乗れなくて。でも感覚を掴んで、昨年もこういう感じだったし、不安はないですよ。久留米でフレームを変えたら良くなかったので、また追い込みように戻しました。(早坂に)お任せで付いていければ大丈夫かな」 |
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市田佳寿浩選手 |
ここからメインの特選がスタート。競輪祭で優出も7着に敗れた市田佳寿浩(写真)だが、先を見据えて今節も挑む。 「(小倉から中4日は)みんな一緒ですからね。競輪祭も頑張ったし、来年を見越したレースは出来ていると思います。問題はないですし、今回も頑張ります」 同じく競輪祭優出組(5着)から大塚健一郎も参戦。 「中4日だったので、軽めにやってきました。あとは気持ちですね。条件はみんな一緒だと思いますし、次は佐世保記念も走りますから。九州の記念は今年初めてですしね。初日は(坂本)健太郎に頑張ってもらいます」 坂本健太郎は「前回よりは良いかもしれないですけど、相手も強いですからね。伊東は2年ぶり、チャンスを見ていきたいです」 ここも4回転の渡邉一成は「333はどうなのか、難しいですからね。まず走ってみないと分からないですが、積極的に頑張ります」 北勢の3番手を選択した渡邊秀明は「ギリギリの点数だったんですけど、特選はありがたいですね。頑張ります!」 |
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村上博幸選手 |
競輪祭は二次予選で敗退し、GP切符は逃した村上博幸(写真)。切り替えてこの一戦に臨む。 「競輪祭は脚的には悪くなかったんですけどね。競輪祭後は、1日休んで3日間乗りました。街道に1日いって、あとはバンクに入る感じですね。気持ちを切り替えて、頑張っていきます」 積極性あふれるレースが魅力の川村晃司。ここも主導権取りからラインでの上位独占を目論むか。 「競輪祭は調子も良い感じでしたけど、二次予選は脚の違いでしたね。今回は中4日なので、軽めに練習して疲れを取る感じでやってきました。昨年も走って成績が良かったし、走りやすいイメージですね。いつも通りの自力で頑張ります」 静岡勢は岡村潤-村本大輔の藁科タッグで挑む。 村本大輔は「練習はやっています。なかなか戻っては来ないですけど、やっていくしかないですから。でも調子は上がってきていますよ。潤は細切れが得意だし、任せていきます」。岡村潤も「総力戦で何でもやっていきたいですね、頑張ります」 中川誠一郎は「ちょっと疲れがあったけど、今回は大丈夫。自力自在で頑張ります。今回は出したいですね」 |
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渡邉晴智選手 |
最終レースに登場は渡邉晴智(写真)。飯野祐太を目標にして勝機を掴むか。 「前回の最終日は捲りではなくて、追い上げたんですけどね。後ろは(村本)大輔が付いていましたし。今回は街道で良い練習が出来たと思いますね。飯野君の番手で頑張ります」 渡邉を追走する白戸淳太郎は「競輪祭はみんなより1日早く帰りました(苦笑)。でも今回はあまり練習をしないで来てみました。ローラーくらいしかやっていないですね」 南関勢に前を任された飯野祐太は「今回もギアは85でいきます。間があったし練習はしっかり出来ました。333も良いと思いますし、頑張ります」 競輪祭を欠場して心配された加藤慎平。 「自分の中では防府記念がすごく良かったので、競輪祭に向けて少しリミッターを外して練習していたら、腰がギックリではないんですけど、ちょっと疲れがたまってしまって…。今回は気合いが入るし、(宗景が永井の番手を主張してきたが)追い込みとして自分の仕事をするだけです」。 永井清史は「競輪祭の後は疲れを取って、強めには練習しませんでした。伊東は初めてです。前検で乗りたかったけど雨で乗れなかったので、明日の朝に乗って確かめたいと思いますね。競りですけど、いつも通りに頑張ります」 |
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