『東日本大震災被災地支援競輪 静岡競輪開設59周年記念(GIII)レポート』 2日目編

配信日:11月26日
 本日は「東日本大震災被災地支援 静岡開設59周年記念 たちあおい賞争奪戦」の2日目が開催されました。5レースからの二次予選では初日に負けず劣らずの好勝負が繰り広げられ、明日の準決勝へと勝ち上がった27名は好調選手ばかり。この中から決勝へ進出するのはどの9選手になるのか、まさに目の離せないレースとなることでしょう。
  さて、明日は日曜日とあって、イベントも豪華なラインナップ。「スピーチーズライブ(3R、10R発売中)」、「森一馬歌謡ショー(4R、8R発売中)」、「樹根燗漫歌謡ショー(5R、9R発売中)」、「浜松オートPRイベント(7R発売中)」となっておりますので、こちらの方も楽しみ下さい。その他にも、「お菓子の掴み取り・バルーンアートプレゼント」、「現金ミカチュウ(未確定車券抽選会)」、「サイクルタイムトライアル」、「ヤング応援企画」もありますよ!
  ご家族、お友達揃ってのご来場をお待ちしています。
<1R>
安田光法選手
安田光法選手

 主導権を奪った伊藤マークから抜け出した安田光法(写真)が1着。
「今回は調子が良かっただけに、昨日はもったいなかったなと思ったんですけど、今日は1着取れて本当に良かったです。最後もけっこう余裕ありましたけど、それもこれも伊藤君が頑張ってくれたおかげ。勝ち上がりに失敗したとはいえ、負け戦でしっかり成績を残すことが大事なので、あと2日しっかり集中していい結果を残して帰りたいですね」

 その伊藤信は3番手・森村勇の猛追を振り切って2着に残る。
「森村さんの勢いが良かったから抜かれたかなと思ったけど、残れて良かった。いつも通りのレースは出来たかなと思うんですけど、ちょっと踏み切れていない感じがするんですよね…。でも、昨日よりかは良くなっていますし、明日はさらに良くなってくれるかなという感じはしているんですけど」


<2R>
梶原亜湖選手
梶原亜湖選手

 1着は積極的な田中の先行に乗って差し脚伸ばした梶原亜湖(写真)
「田中君は強かったですね。付いていて、もしかしたら抜けないかななんて思ったくらいで(苦笑)。その分、早めの抜け出しになってしまって、田中君には悪いことをしちゃったかなと思いますけど、何とか地元ファンの期待に応えることが出来てホッとしました」

 逃げた田中勝仁は3着に残り、安堵の表情を見せる。
「地元の梶原さんが付いてくれていたし、今日は先行しか考えてなかったですね。その結果、自分も3着に残れたし、梶原さんが1着で、3番手の佐藤(愼太郎)さんが2着とラインにもしっかり貢献することが出来たので、明日以降に繋がるレースが出来たんじゃないかなとは思いますね」


<3R>
吉川誠選手
吉川誠選手

 後位のもつれもあったが、吉川誠(写真)が逃げ切りで快勝。
「地元が付いてくれていたし、昨日はそれで失敗していたので今日はその反省を少しは活かせたんじゃないかなと思います。それにしても、すげぇキツかったですね(笑)。今まで先行してもそこまで息が上がる様なことはなかったんですけどね。なんか、フレームがまだマッチしていなくて、流れる感じがしない分、踏みつけるしかないような感じで先行してもあんまり気持ちよくはなかったんですけど、それでも1着が取れたので、とりあえずは良かったです」

 2着は吉川ライン3番手を固めた土屋仁が入線を果たす。
「吉川君が積極的に駆けてくれて、番手の後藤(圭司)君が競りを凌いで頑張ってくれていたので、ラインのおかげですね。最後は後ろから喰われるかなと思ったけど、2着で踏みとどまることができて、これで勝ち上がることが出来たので、残り2戦しっかり頑張りたいと思います」


<4R>
米原大輔選手
米原大輔選手

 4番手キープから一気の捲りで逃げる今井裕介を捕らえて1着の米原大輔(写真)
「同県の古閑さんとワンツー決められて最高です! そんなに脚を使わずに4番手を取れたのも大きかったですし、あとは今井(裕介)君もどんどん掛かっていく様な感じだったので、捲りの一歩めに集中して仕掛けていきました。自分の中で、それなりに踏み応えもあったし、自信になる様なレースが出来たんじゃないかなと思います」

 米原マークの古閑典昭が2着に続き、熊本ワンツーでファンの支持に応える。
「大輔は外並走で森川(大輔)君をキメて4番手取っての捲りですからね、かなり強かったですよ。今日は少し風もあって、道中から重く感じていたし、(小林)潤二さんと絡んだのもあった分、交わせなかったですね。それでも、直線では大輔とあとちょっとのいい勝負が出来たので、調子は悪くないんじゃないかなと思いますね」


<5R>
天田裕輝選手
天田裕輝選手

 逃げる山田義彦マークから抜け出した天田裕輝(写真)が連勝で準決勝進出を決める。
「今日は本当に山田君のおかげです。今日の展開なら4番手の田中(晴基)君は捲り追い込みかなと思っていたんですけど、思ったより早めに捲ってきたので仕方なく前に踏ませてもらいました。まあ、最高の展開になりましたね。連勝で準決勝ですし、調子はいいと思いますよ」

 関東ライン3番手を固めていた新井秀明が2着入線を果たす。
「前のレースで熊本ワンツーが決まっていたのを見て、すごく気合いが入りましたね。昨日、メンバーを見た時点で、僕は移籍する前に埼玉にいましたし、山田君とは合宿で一緒になったりして、知らない仲でもなかったので、その3番手を回ろうと思ったんですけど、本当に山田君が頑張ってくれましたね。もともとは関東にいたので、昔の仲間のおかげで準決勝に進めたのは素直に嬉しいですね」


<6R>
藤田竜矢選手
藤田竜矢選手

 屋良との連係が崩れた藤田竜矢(写真)だが、自力捲りで1着。
「2コーナーでスポークが1本折れたんですけど、その時に屋良が内へ行くのが見えたので、あとは自力で捲っていこうと。内容はどうあれ準決勝に進むことが出来たのは良かったなと思います」

 2着は逃げた五日市誠マークから抜け出した大槻寛徳
「五日市君が頑張ってくれましたね。余裕はあったんですけど、藤田さんの捲りにはちょっと対応しきれなくて迷惑かけちゃいました。でも、脚の感じとしては昨日よりだいぶいいですし、今回はSS選手がいない中で、優秀レースに北日本が4人もいたりと楽しみな部分が多いので、何とか頑張りたいですね」


<7R>
渓飛雄馬選手
渓飛雄馬選手

 積極的なレース運びを見せた永澤剛と急造ラインを形成した渓飛雄馬(写真)が番手捲りで白星。
「やっぱり、自分で動くより番手の方が楽でしたね。昨日脚を使った分、今日は脚を溜められたかなと。もう、絶好の無風でしたから。こういうチャンスをモノにできたのは大きいですけど、石橋(慎太郎)君の捲りを止められなかったのが…。自分では止まると思ってたんですけどね。あれだけ頑張ってくれた永澤君には悪いことをしてしまいましたね。やっぱり番手は難しいです(苦笑)」

 2着は石橋の捲りに乗って直線強襲の松江健一
「石橋が番手を捌いてくれて、すぐ2コーナーくらいから捲っていってくれたんですけど、最後は脚が一杯でしたね(笑)。でも、今までだったらあれで脚が一杯になっちゃうところなんですけど、今日は2着に突っ込めている訳ですし、上出来な方じゃないかなと思いますね」


<8R>
奥谷広巳選手
奥谷広巳選手

 1着はホームから主導権奪った中村マークから鋭い差し脚を見せた奥谷広巳(写真)
「2センターで後ろを確認する余裕はあったんですけど、いつもはそこから抜けないのに、今日は抜けましたね。中村君を抜いたのは何年ぶりだろう(笑)? 彼とは同級生なのでワンツーを決められて本当に嬉しいですね。前を抜けているし、3・92のギアもけっこういい感触ですね」

 その中村美千隆もきっちり2着に残り兵庫ワンツーを決める。
「奥ちゃんに抜かれたのは悔しいな(笑)! 久しぶりの1周先行はゴールまでが長かったね。今日はここしかないというポイントで踏み込めたし、そのタイミングを逃さなかったということは調子がいい証拠なんだと思います。ホームで出切れた時に一瞬緩めてしまった分、バックで踏み直さないといけなくなってしまったので、それでちょっと垂れちゃいましたね」


<9R>
荒井崇博選手
荒井崇博選手

 北津留翼の先行に乗った荒井崇博(写真)がファンの支持に応える1着。
「倉野はもう捲り追い込みという感じだったから、あれは止まらないですよね。俺も懸命に(北津留を)残そうとしたんだけど。でも、翼も本調子だったら勝手に残ってると思うんですよね。本来の翼のホームガマシだったら、俺が抜けるか抜けないかの勝負だったはずですからね。そういう意味ではあいつもまだまだというところなんでしょう」

 3コーナー過ぎ4番手から捲り追い込んだ倉野隆太郎は2着も表情は冴えない。
「2コーナーで一瞬上がってから詰まって、ずっと焦りっぱなしでなかなか踏み出すタイミングが掴めなかったですね。自分だけ届く形になってしまって、やっぱり素直には喜べないですよね…。明日は今日の反省を生かして、しっかり自分のレースをしたいと思います」


<10R>
大木雅也選手
大木雅也選手

 ホーム7番手から早めの巻き返しを見せた岩本マークから抜け出した大木雅也(写真)が白星を挙げる。
「岩本君が早めに仕掛けてくれたおかげで僕は何もすることなく楽に抜くことが出来ましたね。本当に岩本さまさまですよ(笑)。とにかく、踏み出しだけには集中していたんですけど、岩本君とは初めてのワンツーになるので、それは嬉しいですね。今日は色んな意味でプレッシャーのかかるレースでしたけど、人気に応えられてホッとしました」

 岩本俊介は2着に残り、大木同様に一安心といった表情を見せた。
「とにかくムリヤリにでも行ってよかったです。気候的に寒くなってくるとなかなか回転が上がってこないんですけどね。僕の場合、陸上経験が長いから(陸上が)オフシーズンだった冬場は苦手になってしまうんですよね。まあ、ごまかしごまかしの中でとはいえ、準決勝に進むことができたし今日はラインで決まって良かったです」


<11R>
菊地圭尚選手
菊地圭尚選手
明田春喜選手
明田春喜選手

 メインの優秀レース「ちゃっきり賞」は吉本が先行態勢に入ると最終ホームで巻き返した菊地圭尚(写真)が紫原政文が離れた吉本マークに入り、直線で抜け出し1着。
「4・17のギアは初めて使ったんですけど、大ギアで自在な動きは正直キツいことはキツいんですけど、今日は吉本も掛かっていたし、その後ろに隙があったので、ちょっと使わせてもらおうかなと思って。上手く展開に対応できたと思いますし、ギアの部分でも手ごたえは掴めましたね。これで、明日は自分のタイミングで気持ちよく踏むことが出来れば、結果も自然とついてくると思うんですけどね」

 菊地の動きにしっかり付いていった明田春喜(写真)が続き北海道両者でのワンツーが決まる。
「僕は直線で滅多に外を踏まないし、何とか1着が欲しかったので今日も内へ行ったんですけど、ちょっと届かなかったですね。でも、2走してみて脚の感触としては全然問題ないと思うので、明日もしっかり頑張るだけですね」

 懸命な粘り込みを見せた吉本卓仁は何とか3着に踏みとどまる。
「4コーナーから踏み直せる様に少し力を残し気味に先行したつもりだったんですけど、ダメでしたね。まあ、とりあえず結果的には89期の3人で上位独占できたので、良かったんじゃないですか(笑)。今日は体自体はよく動いた方だと思いますし、昨日よりはいい状態にはあると思いますよ」

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