『静岡競輪開設54周年記念(GIII)レポート』 2日目編
配信日:2月11日
静岡競輪場開設54周年記念「たちあおい賞争奪戦」は本日が二日目。昨日同様、東海地方は概ね天気に恵まれ、今日も絶好の競輪日和となったが、風は強くバンク内の選手達はホームの向かい風に苦しんだ。優秀競走「ちゃっきり賞」をメインに、6着権利の二次予選A、3着権利の二次予選Bで争われた。
なお、本日場内では井上茂徳氏によるトークショーで盛り上がりました。なお、明日12日は阿部道氏となっており、午前10時15分から始まります。そちらもお楽しみに。
<5R>
準決勝進出を賭けた争いは5Rから。赤板過ぎから動いた
田村英輝
が、ホームからカマしてマイペースに持ち込むと番手のもつれを尻目にそのまま押し切った。
「後ろがもつれていたし展開に恵まれたね。バックで(まくってきた)佐野(梅一)君が止まったと思ったから流した。そうしたらもう一回きたから慌てて踏み込みました。最近は成績が悪いが、2カ月間練習をしっかりやっていたから、その成果がでたのかも。
前受けから飛び付いた
平石浩之
は、「今日は先行か粘ることしか考えていなかった。内が凄く重たかったから、(山口貴嗣に)体を寄せられていたら負けていたかも」。
<6R>
古城英之
選手
6Rは、高田大輔―中山博司の三番手を選択した
古城英之(写真)
が、バックから自力まくりを決めて1着となった。
「高田君の踏み出しがもの凄くて離れてしまい、悪いことをしました。風が凄く強かったから、4コーナーまでは行けるとは思わなかったですね」
<7R>
松田孝志
選手
7Rは、ベテランの
松田孝志(写真)
がまくり一閃。後続をブッ千切っての圧勝劇となった。
「自分だけ脚を使っていなかったみたいで展開に恵まれました。バックが追い風の割にはあんまり掛かってなかったし、昨日はスカスカした感じだったから、あまり自信はなかったんですよ。後ろもどうなっているか分からなかったし、最後まで必死に踏んでました」
2着には
森山昌昭
が入った。
「岡本(英之)君が行くのが遅いから、さすがに阿部(秀樹)君も突っ張るよね。番手が地元(中川司)だから自分の所にくると思った。2コーナーから自力でまくってやろうと外に持ち出したら、岡本君が踏み直してきた。だから慌てて下りましたよ」
<8R>
福田知也
選手
8Rは入れ替わりの激しいレースとなったが、最終的に須賀和彦が主導権を奪った。巧みな組み立てで三番手を確保した
福田知也(写真)
が、バックから余裕を持ってまくり1着。
「顔見せで重たかったからどうなるかと不安だったけど、いざ走ってみたら軽かったんでよかったですよ。渡辺(一成)君が押えてくれてそれが良い目標になった。そこから茨城の2車(須賀―長塚智広)を受けて作戦通りにいきましたね。ちょうど風も止まっていたし、踏み出すタイミングもバッチリでした」
福田をマークした地元の
松永晃典
が2着に入った。
「1回動いて別線を受ける作戦でした。うまくいきましたね。昨日は展開が悪くて9番手だったけど、付いていて感じは良かったし、調子自体は悪くないですね」
須賀に乗った
長塚智広
が切り替えて3着に。
「須賀がまだ踏んでいたから入れようかと考えたけどね。バックを過ぎていたし、悪いけど切り替えさせてもらいました」
<9R>
合志正臣
選手
9Rは、徹底先行の藤田竜矢が昨日に続いて果敢に先行勝負に出た。水書義弘が粘ったため後位はもつれる展開となり、巧みなハンドルさばきで中を割った
合志正臣(写真)
が突き抜け1着をさらった。
「一瞬、稲村(成浩)さんの内が空いたと思ったから突っ込みました。内が重たいのもあるだろうけど、まだまだ全てがワンテンポずつ遅れていますね。浦川(尊明)さんと併走になったときだって、退かして単独になって、どちらにスイッチしても良い状態を作らないとダメなんだけど、その辺がまだまだ。でも、今年初勝利は嬉しいし、要所要所である程度は対応は出来ているから、明日も頑張ります」
昨日は8着まで沈んだ
藤田竜矢
だったが、今日は末の粘りを発揮して2着と健闘した。
「周回中は全部追い風のようになっていたから助かったし、今日は脚がすごく軽かったからいけると思っていました。体調面は問題ありません。実は今日、子供が生まれたと連絡があったんです。飛んだら(負けたら)すぐに帰ろうかと思ってたんですけど(笑)」と二重の喜びに笑顔が絶えない。
合志にすくわれた
稲村成浩
だったが、何とか堪えて3着に踏み止まった。
「内を空けたつもりはなかったんだけどね。差し込まれてしまったようだし仕方ないね」
<10R>
矢口啓一郎
選手
10Rは、地元の村本大輔―望月裕一郎を背負った矢口啓一郎が前受けから突っ張って男気を見せた。一本棒でバック線を通過し、前の3車でワン・ツー・スリー決着。番手有利でキッチリ差し切った
村本大輔
は、「(矢口は)頼もしいよ」と開口一番に話し、「全てを任せていたし、作戦は何も話合っていなかった。バックで後ろをみたら三宅(伸)さんも車間を空けていて一本棒になっていたから、(前で)決まったと思いました。自分は番手の仕事に集中していたけど、その必要はなかった。(矢口とは)明日は敵になっちゃうんでしょうね(苦笑)」。
力を出し尽くした
矢口啓一郎(写真)
は、呼吸を荒げながら記者の質問に答える。
「風が強いし、押さえ先行をするよりは前を取った方が良いと思った。走る前、手島(慶介)さんに『3着までで良いんだぞ』って言われて気持ちが楽になりましたね。ホームで一本棒になっていたのが分かったんで、ケツを下ろしてペースで駆けました。準決勝Aは久しぶりだし嬉しいね」
突っ張られた
竹内智彦
は予想外の展開に為す術がなかった。
「矢口君は前受けから引いてカマシと思っていたから、まさか突っ張るとは思わなかった。前を斬って番手に飛び付く作戦だったのに」と悔しがる。
<11R>
新田康仁
選手
11Rの「ちゃっきり賞」は、村上義弘の先行を、中団から
新田康仁(写真)
がまくって2連勝。
「取り合ってでも村上君の四番手は欲しかった。勝負所で小嶋(敬二)さんが引いてくれたから、あとは脚を溜めてタイミングを見計らってました。手島君のブロックだけ乗り越えればいけると思ってたけど、結構キツいのがきたね。でも、何とか乗り越えられました」
2着に入った
手島慶介
は、「即席ラインなのに、よく駆けてくれましたよ」と村上の労をねぎらう。「あれだけ行ってくれたし、気持ちで(新田のまくりを)止めたかったけど、まだ自分に技術がないもんで止められなかった。まだ病み上がりだし、体調は万全ではないね。」
新田のまくりに乗る形で
小嶋敬二
が3着に入った。
「まくれると思ったけど、手島がブロックしたときにあおりを受けてバックを踏んでしまった」
逃げた
村上義弘
は9着に沈み、準決勝C回りとなった。
「脚が無いなりに良い感じで駆けられたんだけどね。手島が持っていって、勢い良く下りてきたのが見えたんで、危ないと思って退避してしまった。でも、自分のスタイルで力を出し切れたんで悔いはないですよ」
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情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
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