小川祐司選手 |
オープニングレースで気になるのは2場所連続で途中欠場している小川祐司(写真)の状態だ。 「2回ともウィルス性の腸炎でした。高松のあとはすぐに病院に行って、検査をしたらすぐに治りました。だいぶ休めたし、来る前の練習も感じ良かった。来月は寬仁親王牌も控えてるし、今回はしっかり先行して流れを引き戻したいですね」 |
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このレースの点数上位は石塚孝幸だ。3月和歌山のS級初優勝からずっと好調を維持していたが、2場所前の落車の影響はある様子。 「最近の成績は流れが良かったり、たまたまですよ。しかも落車してから良くないですね。バランスも崩れてるかも。山本(健也)君は同期だし、初日はまず仕事をきっちりしたいですね」 石丸寛之は1班の点数もかかる勝負駆けのシリーズだ。 「川崎(花月園メモリアル)も追加だったし、もう一本追加が入るんじゃってくらい空いてたからしっかり練習しました。練習では良くなってるけど、結果を出さないと何とも言えないですからね。ただタイムは出てるんで。今回は1班(の点数が)勝負なんで頑張りたい」 |
自在性を身につけた三ツ石康洋がここも真価を発揮するか。 「1年くらい前から今のスタイルでやってるけど、やっとみんなのイメージが付いてきた感じですね。練習は普通に。空きすぎぐらい空いたんでけっこうやってきました。そろそろ出ると思いたいけど、とりあえず頑張ります」 三ツ石とは同期の吉川誠もライバル心を燃やす。 「三ツ石さんとはけっこう当たってますね。舟元(権造)君もいるし、前々に踏んで隙があれば行くって感じです。前回の奈良では順延もあったし、直前はほとんど練習してないけど奈良で2日間先行してるので不安はない。今回は期末の記念だし、かなり気合が入ってます」 |
年頭の3カ月欠場後は6場所連続で予選を突破している矢野昌彦がここも人気を集めそう。 「ヘルニアで3カ月欠場したけど、しっかり治しきってから練習を始めたし、乗り出してから違和感なくいけましたね。状態も戻ってきてると思います。宇都宮記念では2次予選でダメだったので、今回はそれ以上行きたいですね」 |
伊藤信は今回追加参戦。3月高知の失格でS級点が危ういだけに、この記念で勝負だ。 「上がれば一番いいけど、そんなに気にしてはないです。体は悪くないけど、また色々試して最近は成績がひと息な感じ。ただ方向性は見えてるんで。今回はだいぶいいんじゃないですかね」 伊藤の前に屋良朝春がたちはだかる。 「初めてだけど、前回から一枚上げて4.15で行こうと思います。練習ではもっと重いのを使ってるし、準決勝までは使い続けるつもりです。前回は決勝に乗ったけど、内容はなかった。間隔が空いたし、今回はみっちりやってきました」 |
松尾淳選手 |
今年は3月観音寺で優勝、5月富山で準Vの松尾淳(写真)は満を持して地元記念に参戦だ。 「前回はここに向けてけっこうやってる中で急に入った追加だったから、疲れてましたね。自分なりには仕上げて来たつもりだし、問題ないです。勝ち上がれば若い自力が一杯いるので楽しみ。とりあえず初日頑張ります」 |
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松岡篤哉選手 |
ここからは岐阜期待の若手機動型が続々と登場する。松岡篤哉(写真)は「変わったことはやってないけど、ここに向けてやってきました。状態は悪くないと思うし、先行基本に4日間頑張りたい」。中部の先導役としてかかる期待は大きい。 |
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竹内雄作選手 |
竹内雄作(写真)は地元記念初参戦。来月にはG1初出場となる寬仁親王牌も控えているだけに、ここで弾みをつけておきたい。 「自分の感じではまだまだ上手く自転車に力が伝わってない気がしますね。練習バンクは大垣だけど、岐阜も地元なので。後ろの藤原さんはここがホームバンクだし緊張しますね。どこまで勝ち上がりたいかより、とりあえずひとつひとつ目の前のレースを頑張ります」 藤原誠は前回の大垣で落車と失格。悪いものは全て落として地元記念に臨む。 「悪いものは出し切ったと思いたいですね(苦笑)。落車は大丈夫だし、直前に雨が続いたのがいい休養になってくれればいいですね。竹内君との連係は初めて。かなり強いのは知ってるし、しっかり付いて行くだけ。僕の仕事はそこだけです」 |
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加藤慎平選手 |
2度目の地元記念Vを狙う加藤慎平(写真)は9Rに登場する。 「前回(高松宮記念杯)より感覚的には良いような。でも最近は走ってみないと分からないですからね。(失格などで事故点がたまり)状況が厳しいのは分かってるけど、やるしかない。最高の力を出したいですね」 浅井康太は「ギアは3.92でいきます。宮杯からは2、3日しか乗ってないけど、調子自体は悪くないと思う」。地元の加藤を連れてシリーズの好スタートを切れるか。 海老根恵太は高松宮記念杯のあとも北海道に残って練習してきた。 「最初の3日くらいは休んだけど、26日まで千歳にいました。宮杯の結果は実力だけど、気持ちも出せずにダメでした。ここは親王牌までに最後の開催だし、何かを得て帰りたいですね。今回は宮杯前に届いてたナガサワのフレームを使ってみます」 |
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南修二選手 |
高松宮記念杯は最終日の1勝に終わった南修二(写真)だが、今回は違う。「修正してきました」と自信ありげだ。 「練習はいつもどおり。雨の影響もなかったし、ちょうど良い感じで練習できました。宮杯は感じが全然だったので、今回はしっかり修正してきたつもり。前回より状態はいいと思います」 このレースで2桁のバック本数を持っているのは川村晃司だけ。調子が上がっているだけに、まずは初日で流れに乗りたい。 「宮杯は良い状態で臨めたつもりだったけど、結果があまり出せなかった。組み立てとかにも失敗がありましたね。脚は変わらず悪くないと思う」 ベテラン西川親幸は「雨も多かったけど、乗れる日は何日かあったからね。来る前にみんなでモガいて来たし、たぶん大丈夫でしょう」とリラックスムード。 |
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山口幸二選手 |
メーンの11Rは山口幸二(写真)を軸に連係する中部勢が強力だ。 「疲れてないけど、イマイチ調子が上がってこない。落車もあったからね」と状態を説明するが、高松宮記念杯で決勝に乗るなど展開を逃さない脚力は健在。まずは地元記念で好スタートを切りたい。 小嶋敬二は高松宮記念杯の後半戦を連勝。「前半(55着)の着があと1つ良ければ優勝だったね」とジョークを飛ばすなど、いつものリラックスした表情で前検日を迎えた。 「宮杯も体調は悪くなかった。着もそうだけど、何かひとつ足りなかったね。宮杯から10日間はゆっくりもできたし、練習もしっかりした。充実してましたよ。後ろに地元が2人いるし、初日はみんなで上位に上がれるように。上がれたら全体の雰囲気が良くなるだろうからね」 木暮安由は高松宮記念杯の悔しさを今シリーズにぶつける。 「宮杯は『くそ~』ってくらい不甲斐なかったので、次の日から練習しましたよ。感じも悪くなかったです。中部地区は着をまとめてるんでね。今回も結果が出せると思います」 |
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