『大垣競輪開場56周年記念(GIII)レポート』 3日目編
 
配信日:5月24日


 大垣競輪場開場56周年記念「水都大垣杯」は、後半戦となる3日目に突入した。昨日とは打って変わり、悪天候の中での開催となったが、準決勝A、B、Cの4個レースをメーンに、バンク上では熱戦が展開された。準決Aでは平原康多が敗退する波乱もあったが、地元の山田裕仁をはじめ、後閑信一や海老根恵太らベストナインが出そろい、明日はいよいよ決勝戦が争われる。
 最終日の25日は先着有料入場者2000名様にラッキーカードを配布。抽選で20名様にデジタルカメラをプレゼントいたします。また、明日も滝澤正光選手が来場。トークショー&サイン会が行われる予定です。ぜひ、本場にお越しください。


<8R>
森田達也選手
森田達也選手
   8レースの準決勝Cは森田達也(写真)がマイペースで先行。強靭な粘り脚を発揮してそのまま押し切り、1着権利の狭き門を突破した。
 「後ろが地元の山口(富生)さんでしたが、いつも通り先行しようと思っていました。昨日、3・71のギヤで押さえ先行を試していたので、今日はペースで駆けられました。ホームで上手くスピードに乗せることができましたね。勝てたのはラインのおかげです。記念の決勝は2回目。見せ場は作りたいですね」
 七番手から早めに巻き返し、好スピードで前団に迫った山賀雅仁だが、山口富生のブロックが効いた。
 「出切れると思ったんですけどね。番手が山口さんだから外、外を回ったんですが、それでも持っていかれました。調子が良かっただけに残念です」
 3着の山口富生は「4回転はしっかり止めないと最後の山降ろしで伸びますからね。今日は仕方ありません」と致し方なし。


<9R>
後閑信一選手
後閑信一選手
   9レースの準決勝Bは後閑信一(写真)の4回転ギヤが炸裂。中団キープからまくって、逃げ粘る吉田敏洋をゴール前で捕らえた。
 「お世話になっている(渡辺)一貴さんが付いてくれたので、強気に走ることができました。吉田はペースで駆けていたし、車の出は良くなかったけど、気持ちで乗り切れました。でも、今回は来る前の練習の感じが良くてやり過ぎてしまい、ちょっとオーバーワークかもしれません」
 吉田敏洋はようやく本領を発揮。前受けから五十嵐力を突っ張って先行し、末良く2着に粘った。
 「今日は意地ですね。五十嵐君との二分戦みたいなものだし、引いて七番手だとまくるのは厳しいでしょう。思い切って駆けることしか考えていなかった。久し振りに長い距離をもがきましたが、決勝に乗れて良かったです」
 しぶとく3着に突っ込んだ細川洋は「だいぶ状態は上がってきているけど、今日は展開がね…」と諦め顔。
 後閑マークの渡辺一貴は5着。
 「後閑は車の出が思ったほど良くなかったけど、付いていけば2着はあると思った。でも、自分が全く伸びなかった」


<10R>
海老根恵太選手
海老根恵太選手桐山敬太郎選手
桐山敬太郎選手
   10レースの準決勝Aは桐山敬太郎が先行。この三番手を確保した海老根恵太(写真)が最終2センターから踏み込み、直線一気に突き抜けた。
 「今日は平原(康多)を後ろに置いて、先まくりしか勝つ手段はないと思っていました。桐山君と話し合っていた訳ではないけど、結果的には一番いい展開になりましたね。あとは平原だけをずっと見ていました。重く感じなかったし、だいぶ感触はいいです」
 海老根マークの島野浩司がきっちり2着に流れ込んだ。
 「海老根君の番手を回れる番組で、ツキがありましたね。海老根君は三番手を取って余裕がありそうだったので、踏み遅れないようにだけ気を付けていました。いいレースをしてくれたし、2着なら上出来ですよ」
 逃げた桐山敬太郎(写真)も3着に粘り、満面の笑みを浮かべる。
 「ある程度ペースで踏んで、それでまくられるようなら仕方ないと考えていました。このメンバーで3着に残れて、ちょっと自信になったし、本当にいい追加になりました」
 桐山マークの松坂英司は4着。
 「桐山君が頑張ってくれました。ちょっと勿体無かったけど、自分が弱いだけです」
 平原康多は七番手で不発。人気に応えられなかった。
 「脚を使って七番手ですからね。前の海老根さんが気になって、上手く仕掛けられなかった。もうちょっと考えて組み立てないとダメですね」


<11R>
山田裕仁選手
山田裕仁選手兵藤一也選手
兵藤一也選手
   最終11レースを制したのは地元の山田裕仁(写真)。目標の原真司が飯野祐太を叩き切れなかったが、自力でまくって激戦を制した。
 「恵まれただけです。長塚(智広)が中途半端だったし、前が止まったからね。地元記念だから決勝に乗れた感じ。他所の記念なら決勝に乗れるデキではなかった。明日もいいメンバーだし、しっかり頑張るだけ」
 先制した飯野祐太の後位から番手まくりを放った長塚智広が2着。
 「飯野が予想以上に強かったです。バックからまたかかっていったし、全然タレないので、出るのに躊躇してしまいました。今日は前の飯野君と後ろを固めてくれた兵藤君のおかげです」
 長塚にしっかり続いた兵藤一也(写真)も3着で決勝に進出。
 「前の2人が頑張ってくれました。調子は徐々に上がっているし、決勝ぐらいは最低でも乗っておかないとね」
 単騎の和田健太郎は直線で大外を伸びて5着。
 「単騎だし脚を溜めて一発に賭けるしかないですからね。海老根さんと一緒に決勝に乗りたかったけど、力は出し切ったから納得です」
 先行して見せ場を作った飯野祐太は「原さんがもっと早く押さえてくれば1回突っ張ってから下げて、カマシを狙うつもりでしたが、なかなか来なかったので…。あのタイミングで下げられないし、突っ張った方がいいと判断しました」

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情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
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