久米康平選手 |
久米康平(写真)は、2月伊東で根田空史らを破り今年初優勝。追い風に乗って、初日から積極的なレーススタイルを貫く。 「地元で練習をしてきたし、調子は大丈夫です。大垣は久しぶりですね。走りにくいイメージもないですし、成績は良いと思います。(番手の)室井健一さんとは千葉記念でワンツーを決めています。いつも通り主導権を握って、ワンツーを決められるのが一番。(1レースは)気持ちをゆっくり上げていきたいので、あんまり好きではないですけど。1番車にしてくれたので、頑張りたいです」 久米をマークする室井健一は、2月奈良記念、小倉と連続落車の憂き目。状態面が気になるところ。 「怪我は大丈夫です。練習もできました。肋骨が痛かったけど、折れていなくてよかった。(久米に)切れないように。それだけ」 前回の高知では956着と叩いてしまった神田龍。ここで流れを戻したい。 「(高知は)新しい自転車を使ったけど、セッティングが出ていないのか、車が出なかったです。今回はフレームもセッティングも全部元に戻しました。(状態は)悪くないと思います。自転車が原因であると思いたいですね」 |
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川口公太朗は前回の熊本地震災害復興支援レースを猛反省。気持ちを入れ直して今シリーズに臨む。 「(前回は内を空けて杉森輝大に主導権を奪われてしまい)なんで、あんなことをしてしまったんだろうと。油断しすぎましたね。前回のことがあるから、今回は気を抜かずに。ここまでは普通に練習をしてきました。ワットバイクを乗った感じは、悪くなかったですね。感覚的には良い気がします。成績がすべてなので、少しずつ結果を出していきたい」 前回の四日市記念では持ち味を発揮できなかった山下一輝。「ここで悪い流れを止めたい」と巻き返しを誓う。 「四日市は全体的に悪かったです。4日間逃げられなかったっていうのもあるので、今回は動いていきたいですね。逃げ切りが悪い流れを止めると思う。ラインで決まるように」 |
三谷政史は、3場所連続で予選を白星スタート。さらに、立て続けに優出を果たすなど良い流れで当所を迎えた。 「最近は良い流れですね。特に何も変えていない。意識だけですね。今年は抜きにいこうって心構えを強く。すでに、去年の勝ち星に並びました。練習もしているし、落車がないのが一番ですね」 真船圭一郎は前回の四日市記念で2583着など随所で好走。いつも通り元気いっぱいで検車場に現れた。 「練習は普通にやってきました。僕は常に状態も、気持ちもマックスですよ(笑)。大垣は久しぶりですね。落車したイメージがあります。今回は悪いイメージを払拭できるようにしたいですね」 |
吉本卓仁選手 |
吉本卓仁(写真)は前回の名古屋で今年初優出。好調時のスピードが戻りつつある。 「成績が落ちてしまってだいぶ経つので、焦りはないですね。上半身のバランスが崩れていて、かみ合ってないけど、徐々に良くなってます。すぐに上がるわけもないですから。毎回、課題を見つけながら前に進んでいくしかない。大垣はけっこう好きなバンク。いつもきっかけになる。仕掛けるべきところでしっかり仕掛けたいですね」 荻原尚人は先行から追い込みまでバランスよく決まり手がついている。今シリーズも変幻自在に攻める。 「調子はボチボチですね。しっかりレースで動けています。ここまでは間が空いていたので、練習はできました。いつも通りの走りで頑張ります」 |
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長尾拳太はまくり選手のイメージから脱却。最近は先行基本のスタイルで長い距離を踏んでいる。 「まずしっかり前に出てからという組み立てをするようになって、それからいい感じで走れています。でも、前回の四日市記念の感触はそこまで良くなかった。練習はしてきたので、消極的にならないように頑張ります」 大西祐は2月向日町の初日に失格。前回の四日市記念も結果は出なかった。 「去年の暮れはあんまり良くなかったけど、今年に入ってからしっかり練習もできているし、感じはいいんですけどね。練習の成果が2割ぐらいしかレースで出せていない。5割ぐらい出せれば違うんですけどね。失格のマイナス3点もあるので、点数を上げたいです」 |
窓場千加頼選手 |
窓場千加頼(写真)は前回のいわき平で連勝の勝ち上がり。成績の波は大きいが、スピードは一級品だ。 「前回は思った以上に移動の疲れとかがあって、しんどかったですね。(準決勝は)単騎で警戒されてなかったし、レースの流れが向いてくれました。終わってから日数はあったんですけど、3日ぐらい休みました。その後はしっかり乗れたし、感触は良かったです。いい具合で迎えることができました」 山下渡はインフルエンザで1本欠場したが、もう影響はなさそうだ。 「前回の久留米が終わって2日後ぐらいにインフルエンザになりました。4、5日寝込んで、治ってからは練習できました。(伊東を)欠場しなくても大丈夫なぐらいだったんですけど、大事を取って欠場しました。(初日は)一戸(康宏)君に任せていきます」 |
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金子幸央は前回の四日市記念で準決勝に進出。次走のウイナーズカップでは特選スタートが決まっており、モチベーションは上がっている。 「しっかり力を出し切るだけですね。ここで(ウイナーズカップに)いい弾みをつけたいと思ってます。まずは初日をしっかり勝ち上がりたいですね。芦澤(辰弘)さんとはけっこうワンツーが決まってます」 芦澤辰弘は前回の川崎で決勝2着と好走。差し脚の切れに一段と磨きがかかった。 「今年からガラッと練習内容を変えたんですよ。街道練習を増やして、1人でやるときはパワーマックスとウエイトですね。まだやり始めて3カ月ぐらいなんで、成果はそこまで出ていない。その過程の段階ですね。初日は金子君の番手でやれることをしっかりやります」 |
嶋津拓弥は前回の四日市記念で3連対と大暴れ。初日は南関ラインの先頭で積極果敢に攻める。 「四日市の感触は良かったですね。終わってから普通に練習はしてきたし、変わらずいいと思います。最近の成績はいいけど、もう一皮むけたい。とりあえず今回もまずは準決勝に乗れるように。後手を踏まないようにして、力を出し切るレースをします」 佐藤和也は2月伊東で落車。その後は精彩を欠いている。 「落車のケガは全然なかったんですけど、その後に体調を崩して、それが前回の名古屋まで続いた感じですね。もう治って、しっかり練習はできているので大丈夫です」 |
吉村和之選手 |
地元の吉村和之(写真)が予選のラストに登場。全日本選抜で落車したが、地元記念に向けて準備はしてきた。 「全日本選抜で落車したけど、ケガは大したことがなかったし、四日市の災害復興支援で一走したので大丈夫です。前回よりはいいと思います。水谷(好宏)君とはけっこう連係しているし、ダッシュが良くて離れたこともあるので、しっかり付いていきたいですね」 地元に任された水谷好宏は気持ちが入っている。 「今はバンクが使えないので、街道メインに練習してきました。地元に付いてもらえるのは自力選手としてはうれしいし、まずはしっかり自分のレースをして、いい結果を出したいですね」 |
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新山響平選手 |
新山響平(写真)は前回の四日市記念の準決勝で落車。今シリーズは新車を投入する。 「普通に練習してきたので、体は大丈夫です。今回は2台、フレームを持ってきました。1台は平記念から使っているもので、もう1台は新車です。練習の感じが良かったので、どうなるか分からないけど、初日は新車を使ってみます。相手は強力ですけど主導権を取って勝負したいですね」 和田圭は前回の四日市記念の初日特選で新山を差して、今年初勝利を飾った。 「新山君を抜いたのは前回が初めてですね。四日市が終わってから普通に練習してきたし、調子は変わらずいいと思います。強いので信頼して付いていきます」 田中晴基は2月小田原国際競技支援でG3初優勝。前回の小倉で連続Vと勢いに乗っている。 「最近は流れが向いているし、そういう時にしっかり勝ててますね。小倉は裏開催でG1組がいなかったので。中村(浩士)さんが3番手と言ってくれたので、松谷(秀幸)さんの番手で頑張ります」 松谷秀幸も充実一途の近況。好調時の動きを取り戻している。 「年末から徐々に良くなってますね。身体が動いているし、反応も良くなっている。仕掛けるべきところで仕掛けられてます」 |
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竹内雄作選手 |
5度目の大垣記念に挑む竹内雄作(写真)は直前の四日市記念の最終日に落車失格。不安を抱えての参戦となった。 「治療院に行って、体のケアを中心にやってきました。体は大丈夫です。疲れは取れているんですけどね。間に合ったという感じはないけど、出る以上はやるしかない。自転車も違うので、一走一走、確かめながら走ります」 和田真久留は全日本選抜で一次予選敗退を喫したが、敗者戦で3連勝を飾った。 「3連勝と言っても負け戦ですからね。やっぱり勝ち上がりで結果を出さないと。全日本選抜が終わって中1日でロスのワールドカップに行きました。6日前ぐらいに帰国して、競輪の練習はある程度、できました。疲れは分からないですね。最近は初日が良くないので、気合を入れて頑張ります」 柴崎淳は全日本選抜でケガから復帰。前回の四日市記念も途中欠場するなど、流れに乗れていない。 「四日市記念の時は花粉症がひどかった。終わってから3日ぐらい休んだので、今回は体調はいいですね。だいぶマシになりました。初日は(中部の)みんなで話して、竹内君の番手になりました」 河端朋之はコロンビアのワールドカップで落車。久々の実戦になる。 「ワールドカップのケイリンで落車しました。それでロサンゼルスのワールドカップには参加できなかった。手を深めに切ってしまったんですが、もうスタートの練習もしているので、大丈夫だと思います。競輪の自転車は久しぶりで不安はあるけど頑張ります」 |
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稲垣裕之選手 |
今シリーズはSS班が稲垣裕之(写真)ただひとり。今年に入って全日本選抜も含めて、決勝は1度も外していない。初日から貫禄の走りで期待に応える。 「全日本選抜の前に鎖骨のプレートを取って、それからだいぶ良くなってきました。与えられた番組でしっかり走ろうという気持ちです。前回の四日市記念の初日は位置を取ってからしっかり仕掛けないといけないし、まだまだやることはありますね。ウイナーズカップやダービーに向けて、いい走りをしたいと思います」 東口善朋は1月奈良で優勝。その後は勝ち星こそないが、差し脚は切れている。 「最近の調子は悪くないし、自転車も伸びていると思います。四日市記念から1週間ぐらいあったけど、特別なことはせずに普通に練習してきました。稲垣さんの番手は気合が入るし、しっかり援護できるように」 吉澤純平は地元の全日本選抜で準決勝敗退。慣れない番手戦で持ち味を発揮できなかった。 「全日本選抜は意外と仕上がってなかったですね。やっぱり奈良記念で落車して、あまり練習できてなかった影響がありました。準決勝、最終日は番手戦でミスもあったし、難しかったけど、いい経験になりました。終わってから時間はあったので、練習はしっかりやってきました。しっかり力を出し切るレースをします」 |
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