『豊橋競輪場開設57周年記念(GIII)レポート』 前検日編
 
配信日:6月22日
 
 



『豊橋競輪場開設57周年記念(GIII)レポート』 前検日編


こんにちは、KEIRINマガジンの佐々木です。
明日から豊橋競輪場で開設57周年記念ちぎり賞争奪戦が開催されます。
早いもので、今年も半分が終わろうとしております。みなさんの車券成績はいかがだったでしょうか。7月は頭から寛仁親王牌が開催され、期変わり最後の前哨戦となるこの豊橋記念の持つ意味は大きいことでしょう。前半戦で負けた人も、勝った人も後半戦に弾みを付けるためにも、レースと共に見逃せない4日間になりましょう。

■金子貴志が地元で奮起!

 金子貴志が堂々の主役を張る。今年の金子はビッグ戦線では優出は西王座戦のみにとどまっている。競技と競輪の二足のわらじで、ともに好成績を維持しつづけるのは容易なことではないが、ここにきてようやく持ち前のスピードが戻ってきた感がある。6月の高松宮記念杯では初戦を「調整ミス」で9着敗退するものの、その後の3日間は豪快な捲りで3連勝と存在感をアピールした。寛仁親王牌では理事長杯スタートが決まっているだけに、この地元記念で最高の弾みをつけたいところだろう。それに、昨年のふるさとダービー豊橋では決勝戦で小嶋敬二の後位を回りながら4着惜敗という悔しい経験もある。初めての記念優勝に向けて、連日底力を発揮してくれよう。
 その金子を援護射撃したい中部勢は、実に頼もしいスタッフが揃った。初戦からグランプリ05覇者の加藤慎平との連係が濃厚で、ほかにも宮杯でも優出を果たし昨年のふるさとダービー豊橋3着の山内卓也、自在派として新章に突入した馬渕紀明など、争覇クラスがズラリ。

 このぶ厚い中部の壁を打ち破るのは容易ではないが、他地区からその筆頭に挙げられるのが海老根恵太だろう。高松宮記念杯では初戦敗退で本来の動きは見られなかったが、この豊橋は昨年、ビッグレース初優出を飾った相性抜群の地だし、再び好調モードのキッカケを掴む確率は極めて高い。それに高木隆弘や渡邉晴智といった南関東の名マーカーも参戦は心強いこと限りない。
 また手島慶介、合志正臣も一発を狙ってみたい選手。手島はあいかわらずの好成績で勝率は42%、FI優勝はすでに3回。そろそろグレードレースの優勝もほしいところだ。
 合志は直前の千葉FIを優勝と好リズム。初日は脚の違いを見せつける捲りで快勝するなど気合い満点の動きを見せていた。連日、どこからでも突っ込んでくる合志からは目が離せないだろう。

■お知らせ■

 今開催中、3日目(25日)に豊橋競輪場において「山下みらいちゃんをすくう会・チャリティーオークション」を行います。
 9R発売中(14時40分頃~15時頃まで)に場内正門前ステージにおきまして、難病である山下みらいちゃんのためのチャリティーオークションを開催します。伊藤克信さん、山咲さくらさんの司会で、募金活動のPRをしつつ、選手によるチャリティーオークションを行い、寄付を募ろうとしております。協力選手は、一丸安貴選手(愛知・70期・S1)、吉田敏洋選手(愛知・85期・S1)の予定です。みなさま、ぜひお立ち寄りの上、ご協力お願いいたします。




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