金子貴志-山内卓也-加倉正義 海老根恵太-渡邉晴智-海野敦男 佐藤友和-手島慶介-小沼良 加倉は「8番手9番手にならない限り地元勢に任せて」とのことで、愛知ラインの3番手を選択。手島は佐藤の後位からを選び、これで決勝戦は綺麗な3分戦となった。 注目は今勢いのある自力3車の読みあいだろう。3車とも群を抜く強さで準決勝を勝ち上がっており、それぞれがどのような組み立てで臨んでくるかは興味が尽きないところだ。 出来からして3人とも遜色ないが、特に海老根の連日の強さは目を見張るものがある。ただこれまで3日間先行はなく捲りのみは気になるところで、先行意欲を常に持つ海老根にとって、それは納得しきれないところか。決勝はラインもしっかり南関東で3車揃ったこともあり、先行する可能性は十分にある。そうなれば押し切りも濃厚だが、ちょっとでも躊躇したら、金子や佐藤にカマされて主導権を奪われるケースも考えられる。 特に金子は地元での記念初優勝に向けて並々ならぬ思いをもつ。「ここに向けて練習もしてきた」というように、準決勝では気持ちの入った先行押し切り勝ち。寛仁親王牌に向けて最高のリズムで臨むためにも、力を出し切ると共に、地元の主役として「結果」も欲しいところだ。金子の一発が決まれば、当然山内にも準決同様にチャンスは巡ってくるだろう。