『豊橋競輪場開設57周年記念(GIII)レポート』 最終日編
 
配信日:6月26日



『豊橋競輪場開設57周年記念(GIII)レポート』 最終日編



こんにちは、KEIRINマガジンの佐々木です。
今日は豊橋開場57周年記念ちぎり賞争奪戦の決勝戦が行われました。自力3車が強烈な火花を散らした決勝は地元の金子貴志選手が優勝、念願の記念初Vを地元バンクで決めて見せました。中3日で寛仁親王牌が開催されますが、日本競輪選手界理事長杯スタートの金子選手にこの上ない弾みがついたことでしょう。

●見事記念初Vの金子貴志選手
「良かった! 位置は前でも後ろでも流れに乗っていこうとだけ思って、とにかく前に前に踏んでいこうと思っていました。最悪の7番手でしたけど、海老根君の内が空いていたので、最後は本当に知らない間に体が動きましたね。海老根君は躊躇していたと思うけど、僕は逆に思い切り行ったのが良かったです。でもこれも後ろを固めてくれた(山内)卓也さんのおかげですし、ラインの大切さを改めて感じましたね。(愛知の)ワンツー決着が良かったですけど、優勝ができて良かったです。ここに向けてももうやることはやってきたので、中3日で調整して、寛仁親王牌で爆発させたいと思います!」

●逃げ粘り2着の佐藤友和選手
「勝つ競走か、魅せる競走か迷いましたけど、結果的に自分が勝てる、なおかつ魅せる最高のれレースが出来たと思います。本当に4日間の最後を最高に締めた感じです(笑)。記念の決勝は初めてでしたけど、僕は緊張をしないタイプですし、緊張するよりも攻めて楽しんだほうがいいと思うのでね。だから今日も余裕がありました。ここで一回、パッと咲いたので、もう一花バーンと寛仁親王牌で咲かせたいと思います!」

●3着の海老根恵太選手
「周回中は良かったんですけど、本当は佐藤君が抑えに来たところを、叩いていこうと思っていたんです。でも佐藤君が普通の抑えではなくて、カマシみたいな来られたのが…。それに内も空けてしまったし、気づいた時には金子さんに入られてて、もうその時には遅かったですね。昨日は良かったかもしれないけど、一番いいところでダメだったのが…。でも高松宮記念杯よりは良くなってきたという感じはありました」

●4着の渡邉晴智選手
「今日は全て海老根君に任せていました。中団が欲しいということだったんですけどね。(金子選手に内に入られたのは)これがレースなんでね…。でも僕的にはいい追加だったと思うし、あとは僕の力が足りなかったということだと思うので、前の人を一人でも多く抜けるようにまた頑張ります」

●5着の手島慶介選手
「恥ずかしい…ノーコメントです…。一杯でした」

●6着の海野敦男選手
「あの展開ではね…。でも今回は調子も上がってきたと思うし、自信にもなったので、この波に乗ってまた頑張ります」

●7着の小沼良選手
「やっぱり落車がない、もっといい状態で決勝に乗りたかったですね。今日はあれが精一杯。本当にどうしたらあのスピードに対応できるんだろう」

●8着の加倉正義選手
「切り替えも考えていたけど、金子君が早く内に入ったのでね。その先は内に6(海野敦男)がいて、ルール的には僕がその内に入るわけにはいけませんからね。だから反省するところは決勝についてはないですね。つきがなかったです」

●9着の山内卓也選手
「金子について内行って、晴智さんをよけていたら、金子がもう行ってしまった。すごいスピードでしたね」

■レースリプレイ
 誘導以下、金子貴志-山内卓也-加倉正義、海老根恵太-渡邉晴智-海野敦男、佐藤友和-手島慶介-小沼良で周回を重ねていく。そのまま赤板を通過し、打鐘とともに後方の佐藤が一気にスパートして主導権を奪う。海老根が4番手に入り、金子は7番手に。だが最終ホームで一瞬空いた内に飛び込んだ金子が4番手に入ると、最終2コーナーから金子は捲り発進。スピードの違いをみせつけて3コーナーでは前団を捕らえ初となる記念の優勝ゴールを駆け抜けた。2着は逃げ粘った佐藤。立て直して捲り追い込んだ海老根が3着に入線した。

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