 坂本健太郎選手 |
怪我の影響で一息の成績が続いた桐山敬太郎。しかし、2月岐阜で決勝にコマを進めると動き一変。前回の久留米も優出と成績が上昇カーブを描いている。 「落車の影響はまだあるかなと思うけど。でも、徐々に戻っているんじゃないんですかね。（初日は）最低でも中団は欲しいですね。勝てるように何でもしていきたいです」 坂本健太郎（写真）は、険しい表情でメンバーをにらむ。 「難しいですね。桐山も脚を使って位置を取ってくるだろうし。（自分にとっては）いいメンバーではないです。でも、本命ではないかもしれないから気楽に走ります。ここまでは普通に練習をしてきました。感触はまずまずですね。（優出した岐阜の準決勝は）展開が良かったし、たまたま1着でした」 |
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坂本周輝は、2月豊橋から3場所連続で決勝に進出。ムード良く当所を迎えた。 「（3場所連続で優出した）要因は、（ビックの）裏開催だったからです。（中5日は短いとか長いとかは）気にしたことはないし、普通にやってきました。まだ、（冬季移動先の）競輪学校にいます。ここが終わったら地元に帰ります。松阪は初めてですね。（周りから印象も）特に聞いていないです」 坂本の番手を回るのは小橋秀幸。2月小倉、3月久留米で連続落車をしており、状態面が気になるところ。 「怪我は打撲と擦過傷です。ケガも自転車も大丈夫だけど、精神的に。バランスもあるから走ってみないとわからないですね。坂本君との連係は今回が2回目です。1回目は共同（通信社杯の4日目）の一般戦。その時は僕が2着で、坂本君が5着でした」 |
 伊藤信選手 |
伊藤信（写真）は前回のウィナーズカップでビッグ初参戦。準決勝に進出するなど、多くの収穫を得た。 「（準決勝へは）自分の力で上がっていないので。でも、収穫はあったし、勉強にもなりました。自転車のセッティングはそんなに大きく変えることはないけど、練習方法とかは試行錯誤しながらやっています。そっちの方が大事だと思うので。（競走得点も）ちょっとずつ上がってきましたね」 片折亮太は899着に終わったウィナーズカップで上位との力の差を痛感。それでも、前を向いてさらなる成長を誓う。 「ウィナーズカップはいい勉強になりました。（近況は）動けてはいるけど、波がありますね。大敗が多い。安定できればいいですけど。（今後も）コツコツ自分の走りをしていきたいです。松阪は結構走っています。決勝に乗ったりしたから悪くないけど、落車もあったイメージですね」 |
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土屋壮登はウィナーズカップで9291着と存在を大いにアピール。今シリーズは追加での参戦となるが、問題もなさそう。 「高松（ウィナーズカップ）は自分が思ったより良かったし、手応えもありました。追加は高松の3日目に入ったので、そこまで急ではないし大丈夫。（初日のコメントが何でもだが）基本は先行、まくりがスタイルです。でも、最終手段で位置を取ってっていうのも考えているので、最近は『何でも』っていうコメントをしています。（対戦相手に）北野（良栄）さんもいるので、考えて走りたいです」 松崎貴久は前回の伊東を141着。最終日には自力を出すなど俊敏な動きを披露した。 「前回は自力を出して勝てているし、調子も上がっています。練習もしっかりやってきました。（目標の）北野君はいつも頑張ってくれます。初日も信頼して」 |
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鈴木庸之は前回の当所記念の覇者。昨年の終盤から不振にあえいでいたが、前回のウィナーズカップでは2勝。復調の兆しが見えてきた。 「（不調の原因は）練習が足りなかったってことです。去年の11月に鎖骨をやって、12月くらいに治ったけど、雪でバンクが乗れなくて。どれくらい乗ったらいいかがわからなくなってしまって脚が落ちてしまった。でも（ウィナーズカップの前に）15日くらい空いて、前半に練習をがっつりやって、合宿もして。その間にセッティングも換えました。前回から（状態は）良いですね」 谷口明正は近況の成績こそよくないが、地元記念に向けて仕上げてきた。 「（地元記念が）やっときたなと。緊張より、楽しみの方が大きいです。ここまでにピークも作れたし、あとは疲れが抜けてくれたらと思ってマッサージも受けてきました。（近況は地元記念に向けての）気持ちがあったから動けたし。着はそこまでよくはないけど、感覚的にはよくなってきました。初日は後ろが舛井（幹雄）さんで心強いですね。（A級で）優勝もさせてもらっています。勝ち上がって、（師匠の萩原）操さんとも走りたいです」 |
 藤井昭吾選手 |
正月の広島以降は優出がない藤井昭吾（写真）だが、初日は出走すべてクリア。ここも持ち前の先行力で勝ち上がりを決める。 「今年は予選を飛んでいないですね。（前回の）久留米の後に合宿にいったら体を壊してしまって。あんまり練習ができなかったです。でも、逆に疲れは取れたと思います。デビューしてから初優勝したのが松阪。走りやすし、軽い気がします。初日もいつも通り主導権を握って、ラインで決められるように」 今年からS級に返り咲いた蒔田英彦は、前回の京王閣で127着など順調そのもの。初日も巧みなレース運びで別線を撃破するか。 「勢いそのままに来れています。（前回のS級との違いは）徹底先行にこだわっていないことですね。流れに乗って動けているし、その考えの方が合っていました。もっと勢いに乗っていきたいです。松阪は結構呼ばれるし、嫌いではないですね。ここまでは、しっかり休養と練習ができました」 |
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山田庸平はウィナーズカップの最終日に渡邉一成らを破るなど3251着の大活躍。勢いに乗って、今シリーズも暴れ回る。 「（ウィナーズカップを）走る前は今後につなげられるようにと思っていたけど、結果も内容も良かったです。課題も見つかりました。モチベーションとかにもつながったと思います。今年はウィナーズカップと地元の共同を目標にして。一つ、一つ積み重ねてやっています。（初日は）油断しないように。ここまでは疲れを取る感じです」 先行力なら黒川茂高が一番だろう。成績のややムラはあるが、仕掛けがはまると強い。 「ここまでは練習をやっていたんですが、アクシデントがあって。練習中にモガいていたら、フレームが折れてしまいました。だから、今回から違う自転車です。（自転車の感触は）あんまりよくないですね」 |
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地元の西村光太は3月大宮、続く宇都宮を連続優出と良い流れ。初日は不破将登を目標に一次予選突破を狙う。 「最近上がってきたのが、連続優出につながったと思います。今回は特選に回れなかったのが、失敗ですね。不破は、（3月）小倉が強かったです。正月のここ（松阪）の準決でも連係して、その時はいってくれたけどハコナナでした（笑）。でも、競輪は番手が一番有利なので、何とか勝ち上がりたいです」 不破将登は肉体改造に成功して成績が上昇。前回の小倉でも119着と好走を見せた。 「（小倉の決勝は一番人気になって）ビックリしました。調子は変わらず良いと思います。（好調の要因は）体を絞ったのが大きいですね。ウエイトを始めたら、ピークから12、3キロ落ちました。練習はバンクを中心に、ここ2年は変わらずにやっています。地元2人に任されて緊張しますね」 |
 取鳥雄吾選手 |
取鳥雄吾（写真）が予選のトリを務める。2月四日市記念でG戦を初優出など着実に成長。まずは、一次予選突破に全力を注ぐ。 「（ウィナーズカップは）出ただけで、何もできなかったです。（良かったのは）2日目だけですね。いい展開を作ってもらってもモノにできなかった。また力を付けて頑張りたいです。（今シリーズは）まず初日をクリアしたい。ここをクリアしないと楽しくないので。緊張はしますよ。作戦は特になし。雰囲気で走ります」 武藤龍生は戦法を変えてから、大崩れしなくなった。競走得点も、103点まで上がってきている。 「戦法を（追い込みに）変えたのは、（11月の）京王閣の後くらいですね。（追い込みになって）人に合わせるっていうのは難しいし、練習も考え方も変わってきました。成績が安定はしているけど、それは前の人たちのおかげなので。自分も前でやっていたので、気持ちもわかります。後ろで何ができるかを考えて。経験しながら立ち回っていきたいです」 |
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 坂口晃輔選手 |
ここからがシリーズをリードする特選組によるレース。三谷竜生は全日本選抜を優出など、今や近畿の一翼を担う存在に。相性の良い当所で全力投球を誓う。 「（ウィナーズカップは）調子は良かったので。準決勝はあれでしたけど、悪くはなかったと思います。ここまでは中3日で普通に練習をしてきました。高松の前にやれることはやってきているので大丈夫だと思います。（最近は）レースで出来るようになったことが多いです。力を出し切れば残れるので、出し切ればいけると思います。（松阪は昨年の10月に完全Vをしていて）イメージもいい。初日もいつも通り力を出し切れる様に」 坂口晃輔（写真）は2月四日市記念を優出など、近況は高いレベルで安定している。 「（ウィナーズカップは4345着で）恵まれて、まとまった感じです。（近況は）当たり負けしないようにウエイトをやって、だいぶ力が付きました。それが最近の安定感につながっていると思います。体重も3キロくらい増えましたね。地元だと思って気合いで勝ち上がれるように」 3月玉野記念を優出した早坂秀悟だが、前回の静岡を467着。確定板入りを逃してしまった。 「自信を持って走れているんですけど、前回の静岡は周りが自分しか見ていないレースだったので。最終日も、俺の中で泳がされる感じになりました。でも、やりたいレースはできているので。松阪は良かったり、悪かったりですね。悪くはないかな」 |
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 武田豊樹選手 |
武田豊樹（写真）は全日本選抜に続き、ウィナーズカップでビッグを連続優出。初日も吉田拓矢の番手からファンに人気に応えよう。 「高松は番手戦だったので、それほど手応えはなかったんですけど。体調は良かったんですけどね。でも、いろいろ課題も見つかりました。練習はできています。体はケアしながらですね」 吉田拓矢はウィナーズカップを3555着と白星を挙げられず。しかし、4日間すべて先行するなど変わらず積極的な競走が光った。 「（ウィナーズカップは連日、先行して）きつかったです。でも、いいレースができたので良かった。これを忘れないように。（中3日だが）疲れは大丈夫です。（取手バンクは）開催をやっていたので、入れなかったですね。初日も先行を基本に頑張ります」 前回のウィナーズカップで一息の成績に終わった古性優作は、表情を引き締めて記者団の質問に答える。 「前回は力の差が相当ありました。でも、ウィナーズカップよりもセッティングは出ていると思います。状態も、脚も変わらず。初日は中井（太祐）さんにお任せします」 |
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 浅井康太選手 |
浅井康太（写真）はウィナーズカップの初日に落車。「走ってみないとわからない」と状態面は不安だが、地元記念で主役の座は譲れない。 「ノルマは決勝に乗ること。最終日の決勝に向けて、調整をしてきました。決勝に乗れれば、チャンスはあるので。まずは深谷（知広）君にしっかり付いていくことだけを考えて」 深谷知広は全日本選抜、ウィナーズカップとビッグ優出は叶わず。それでも、ここに向けて準備をしてきた様子。 「高松は全然ダメでしたね。その後は（自宅に）帰っていないです。大阪で用事を済ませて、松阪に昨日入ってバイク誘導をしてもらいました。改善できるところはやってきたつもりです。でも、一走、一走ですね。浅井さんは仕事もしてくれるし、信頼しています」 近藤隆司は、今年に入って復調急。初日から自慢のスピードを発揮するか。 「状態は変わらず良いですね。前回からシューズも換えて、そのシューズでも練習はできているので良いと思います。南関の流れが良いので、自分も頑張らないとダメですね」 阿竹智史は前回の静岡を823着。調子が上がってきている。 「競輪祭の落車からだいぶ良くなってきました。今回から新車です。静岡の後に届きました。練習では感触が良かったですね。初日は上手に流れを見て」 |
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