『福井競輪場開設56周年記念(GIII)レポート』 前検日編
 
配信日:7月28日



 市田佳寿浩、4日制の地元記念初制覇へ心身充実! 『不死鳥杯』をサブタイトルに、開設56周年福井記念(GIII)が明日7月29日に開幕する。前検日の今日は、先の函館サマーナイトフェスティバルでタイトルホルダーの仲間入りを果たした市田をはじめ、S級トップが続々と検車場に集結。記念チャンプの栄誉と、優勝賞金420万円(副賞含む)をゲットするのは誰か? 正午で気温が30度前後と梅雨明けを目前に熱気のこもる福井競輪場から、4日間のバトルに備える面々の様子をレポートします。また、明日は先着500名様に『不死鳥杯オリジナル煎餅』が配布されるなど、イベント・ファンサービスが盛りだくさん。是非、本場まで足を運んでみてはいかがでしょうか。
 

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野原哲也選手
野原哲也選手
   36周年前節大会のチャンプ・野原哲也(写真)は、2場所連続で予選突破に失敗した悪循環を打破したいところ。「もう自分はベテランだしね、配分が分かれば地元戦に合わせてますよ。良い目標があるし大丈夫」と、言葉どおり不安を一掃するか注目!


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小川将人は、既に悪循環から脱出しての参戦だ。直前の7月名古屋FI戦を制し、6月には予選スタートを余儀なくされた屈辱を晴らす変貌ぶりに「バイオリズムでしょう。何も変えてないし、変わっていない。大ギア(3.77)も半年ぐらい前から。攻める気持ちが強い? それも自然に」。好調の秘訣を煙に巻いた。


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渡辺航平選手
渡辺航平選手
   ここからは特選競走。渡辺航平(写真)は追い込み主体の自在戦に戦法チェンジ後、初めて迎える地元記念。「状態は悪くない。追い込み屋に変わった以上、先行屋に信頼されるためにも仕事をしっかりとしたい。この戦法は性格的にも好き。自力勝負への未練はないし、明日は内容のあるレースをするつもり」と意気込みを語った。
  荒井崇博は、昨年の本大会で決勝進出を果たして以来の当所参戦。サマーナイトから中5日の日程間隔に、「状態? 走ってみないとなんとも…。福井は何度も走っているけど、バンクのクセは記憶にない。でも、なんとかなる」と自信を包み隠すようなコメントだった。
  対照的に太田真一は、状態の良さを次のようにアピールした。「ずっと良い感じが続いています。弥彦記念では結果が付いてこなかっただけ。ここは走り易いバンクだし、明日から頑張ります」と昨年、優参した以上の結果を追い求める。


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山崎芳仁選手
山崎芳仁選手
   グランプリ出走権を既に手中にしている山崎芳仁と、賞金額からほぼ手中にした感さえ漂う有坂直樹がタッグを組む。共にサマーナイトからの転戦で、山崎(写真)は「雨が多くて、乗り込み不足だったかも。ただ、心配はしていない。後ろがしっかりしていて、責任を感じる」と気合を入れた。
  有坂は「戦える状態。良い番組だし、明日は楽しみ」と、表情が明るい。
  小野俊之は7月久留米FI戦での優勝から中2日。追加配分で今シリーズに挑むが、「事故点がちょっとね…。派手な立ち回りは…」と、タテへの切れ味勝負で4日間を乗り切る構えか。


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市田佳寿浩選手
市田佳寿浩選手
   もちろん、市田佳寿浩(写真)はメインに登場する。6月は当所、岐阜のFI戦、サマーナイトで完全Vと連勝を8まで伸ばす近況だ。「常に1着、確定板を目指している結果。ただ、FI戦が2場所だし(連勝は)気にしていない。それより、函館の後はいろいろあって練習不足。ただ、状態が悪いわけじゃない。明日は何とかしたいし、何とかする!」と力強く宣言した。
  吉田敏洋は、番組を見るなり表情を険しくした。「11レースで、相手が相手では…。もちろん、頑張る。函館の後は、北海道方面への家族旅行で息抜き。体重が増えたかな。でも、問題のない範囲です」と、最後は頼もしい一言を残した。

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