REPORT

『福井競輪開設62周年記念（GIII）レポート』　3日目編

配信日：7月30日

　福井競輪場開設62周年記念「不死鳥杯」は佳境となる3日目を迎えた。準決勝3個レースで決勝進出をかけた最後のサバイバルレースが繰り広げられた。市田佳寿浩、脇本雄太の地元両エースに、無傷の3連勝で勝ち上がった武田豊樹らベストナインが出そろった。明日の決勝戦でシリーズの頂点を決める。
　最終日も場内ではイベント、ファンサービスが盛りだくさん。注目の決勝戦をぜひ福井競輪場でお楽しみください。

＜９Ｒ＞
木暮安由選手吉田敏洋選手	打鐘で飛び出した窓場千加頼を吉田敏洋が最終ホーム過ぎにあっさり叩き切る。この流れを冷静に見極めていた木暮安由（写真）がバックから鮮やかにまくって快勝した。　「調子が悪い中で勝てて自信になりました。3、4コーナーときつかったんですが、何とか乗り越えられました。自転車をいじったりして、徐々に感じは戻ってきています。決勝に向けても微調整します」　稲村成浩が完璧マークで2着に流れ込み、群馬コンビで連独占を決めた。　「木暮が強かった。踏み出しに心配はないので、しっかり付いていけました。ワンツーが決まって良かった。決勝も関東で別れるなら木暮に任せるだけです」　吉田敏洋（写真）は後続のもつれにも助けられ、3着で決勝進出を果たした。　「自分が前の方がレースが動くのが早くなると思ってスタートを取りました。あとはもう緩んだところを思い切って仕掛けただけ。（山口）幸二さんが後ろで仕事をしてくれたおかげ。最後はいっぱいいっぱいでした。幸二さんが失格してしまったし、一緒に勝ち上がれなかったことが残念です。でも、自分のできることは精いっぱいやりました。悪いところは日に日に修正できていると思います」　窓場千加頼は初の記念準決で完敗を素直に認める。　「自分の展開だったんですけどね。これが今の力の差でしょう。この差を埋めていかないと、これから上位では通用しない。もっと練習して力を付けていきます」

＜９Ｒ＞

木暮安由選手

吉田敏洋選手

　打鐘で飛び出した窓場千加頼を吉田敏洋が最終ホーム過ぎにあっさり叩き切る。この流れを冷静に見極めていた木暮安由（写真）がバックから鮮やかにまくって快勝した。
　「調子が悪い中で勝てて自信になりました。3、4コーナーときつかったんですが、何とか乗り越えられました。自転車をいじったりして、徐々に感じは戻ってきています。決勝に向けても微調整します」
　稲村成浩が完璧マークで2着に流れ込み、群馬コンビで連独占を決めた。
　「木暮が強かった。踏み出しに心配はないので、しっかり付いていけました。ワンツーが決まって良かった。決勝も関東で別れるなら木暮に任せるだけです」
　吉田敏洋（写真）は後続のもつれにも助けられ、3着で決勝進出を果たした。
　「自分が前の方がレースが動くのが早くなると思ってスタートを取りました。あとはもう緩んだところを思い切って仕掛けただけ。（山口）幸二さんが後ろで仕事をしてくれたおかげ。最後はいっぱいいっぱいでした。幸二さんが失格してしまったし、一緒に勝ち上がれなかったことが残念です。でも、自分のできることは精いっぱいやりました。悪いところは日に日に修正できていると思います」
　窓場千加頼は初の記念準決で完敗を素直に認める。
　「自分の展開だったんですけどね。これが今の力の差でしょう。この差を埋めていかないと、これから上位では通用しない。もっと練習して力を付けていきます」

＜１０Ｒ＞
武田豊樹選手佐藤慎太郎選手	打鐘の4コーナーで新田康仁が中団外併走から一気にスパート。濱田浩司を叩いて主導権を奪うが、すかさず外を踏み上げた武田豊樹（写真）が前団をひと飲み。無傷の3連勝でファンの圧倒的な支持に応えた。　「新田くんが外にいて誘導が上がらないからマズイと思ったけど、行ってくれたからね。親王牌はオーバーワークでしたが、そのあとに練習量を落として今回はデキがいいと思います。決勝も相手が強いけど頑張るだけです」　中村淳がしっかり続いて2着をキープした。　「まずはしっかり付いていくのが自分の責任ですから。周りもよく見えていたし、離れずに付いていけて良かった。恵まれました。でも、あれは抜けないですね。自分自身の感触としてはかなりいいです。明日もしっかり付いていきます」　関東コンビの3番手を選択した佐藤慎太郎（写真）が3着に流れ込み、人気のライン3車で上位独占を果たした。　「武田さんはやっぱり強いですね。最後はかなり持って来られたけど、余裕はありました。でも、3番手に付いていて武田さんには隙がない。今日は味方だから良かったんですが、敵だと対策のしようがないですね」　新田康仁は3日連続の先行策で見せ場を演出。武田を相手に必死の抵抗を試みた。　「今日は武田くんに合わせて死ぬ気で踏もうと。最後はもう少し上手く引っかけられれば良かったけど、ちょっと勢いが違いました。まだまだ力不足です。今度やるときは勝ちたいですね」

＜１０Ｒ＞

武田豊樹選手

佐藤慎太郎選手

　打鐘の4コーナーで新田康仁が中団外併走から一気にスパート。濱田浩司を叩いて主導権を奪うが、すかさず外を踏み上げた武田豊樹（写真）が前団をひと飲み。無傷の3連勝でファンの圧倒的な支持に応えた。
　「新田くんが外にいて誘導が上がらないからマズイと思ったけど、行ってくれたからね。親王牌はオーバーワークでしたが、そのあとに練習量を落として今回はデキがいいと思います。決勝も相手が強いけど頑張るだけです」
　中村淳がしっかり続いて2着をキープした。
　「まずはしっかり付いていくのが自分の責任ですから。周りもよく見えていたし、離れずに付いていけて良かった。恵まれました。でも、あれは抜けないですね。自分自身の感触としてはかなりいいです。明日もしっかり付いていきます」
　関東コンビの3番手を選択した佐藤慎太郎（写真）が3着に流れ込み、人気のライン3車で上位独占を果たした。
　「武田さんはやっぱり強いですね。最後はかなり持って来られたけど、余裕はありました。でも、3番手に付いていて武田さんには隙がない。今日は味方だから良かったんですが、敵だと対策のしようがないですね」
　新田康仁は3日連続の先行策で見せ場を演出。武田を相手に必死の抵抗を試みた。
　「今日は武田くんに合わせて死ぬ気で踏もうと。最後はもう少し上手く引っかけられれば良かったけど、ちょっと勢いが違いました。まだまだ力不足です。今度やるときは勝ちたいですね」

＜１１Ｒ＞
脇本雄太選手山崎芳仁選手	最終レースは地元勢に人気が集中。別線のけん制や激しい抵抗はあったが、脇本雄太（写真）が力でねじ伏せた。　「緊張しました。市田さん、（渡辺）航平さんまでワンツースリーと思って気持ちが入っていたけど今日の内容は0点です。でも最低限の目標にしていた決勝には乗ることができたし、脚の感じも3日間の中では一番良かったです。明日は2車でも頑張ります。市田さんと絶対にワンツーを決めたい」　連係を外してしまった市田佳寿浩は3番手で態勢を立て直すと、バックから踏み上げて脇本を必死に追い、辛くも3着で決勝に進出した。　「口が空いてしまって、あとは必死に追い上げたけど、追いかけている相手が脇本ですからね。でも、調子はいいんで、後ろからズッポリいかれなかったのは脚があるからでしょう。ここまで来たらあとはできる限りのことをして、明日は勝つか負けるかのレースをします」　後方から上がり10秒7の豪脚で迫った山崎芳仁（写真）が市田を交わして2着に入った。　「ワッキー（脇本）にすんなり先行されたらまくれないし、合わせて駆けるしかないと思っていました。結果的に最悪のパターンになってしまいましたね。でも、2日間先行したおかげで身体は動きました。今日も先行のような感じでしたけどね」

＜１１Ｒ＞

脇本雄太選手

山崎芳仁選手

　最終レースは地元勢に人気が集中。別線のけん制や激しい抵抗はあったが、脇本雄太（写真）が力でねじ伏せた。
　「緊張しました。市田さん、（渡辺）航平さんまでワンツースリーと思って気持ちが入っていたけど今日の内容は0点です。でも最低限の目標にしていた決勝には乗ることができたし、脚の感じも3日間の中では一番良かったです。明日は2車でも頑張ります。市田さんと絶対にワンツーを決めたい」
　連係を外してしまった市田佳寿浩は3番手で態勢を立て直すと、バックから踏み上げて脇本を必死に追い、辛くも3着で決勝に進出した。
　「口が空いてしまって、あとは必死に追い上げたけど、追いかけている相手が脇本ですからね。でも、調子はいいんで、後ろからズッポリいかれなかったのは脚があるからでしょう。ここまで来たらあとはできる限りのことをして、明日は勝つか負けるかのレースをします」
　後方から上がり10秒7の豪脚で迫った山崎芳仁（写真）が市田を交わして2着に入った。
　「ワッキー（脇本）にすんなり先行されたらまくれないし、合わせて駆けるしかないと思っていました。結果的に最悪のパターンになってしまいましたね。でも、2日間先行したおかげで身体は動きました。今日も先行のような感じでしたけどね」

『福井競輪開設62周年記念（GIII）レポート』 3日目編

『福井競輪開設62周年記念（GIII）レポート』　3日目編